【乳酸菌-ヨーグルト】それぞれ違う効能がある!目的別乳酸菌ガイド




乳酸菌には目的別に様々な効能がある!

参考書籍スーパーやコンビニにはたくさんの「機能性ヨーグルト」がありますが、体に良いからヨーグルト♪…と味だけで選んでいませんか?

ヨーグルトには目的に合う菌があるのです。

乳酸菌やビフィズス菌の種類によって、体の中での機能が異なっているので、炎症を促す物質を抑えるもの、免疫調整機能・腸内フローラのバランスをとる・ストレスやアレルギー症状の改善など、同じヨーグルトでも目的が違います。

ある目的で改善するためには、1日1個1週間ほど続けて腸内を目的に合うように整えるのです。

しかし、日本人のDNAに合う乳酸菌は、植物性のぬか漬けなどに含まれている乳酸菌なので、ヨーグルトを食べていても、日本食に含まれる乳酸菌も食べるようにしましょう!

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効能目的別-ヨーグルトを選ぶ!

同じヨーグルトでも効果が違うので、症状別に分類しました。

感染症予防-インフルエンザ・風邪・ロタウイルス

免疫力を高め、体内でウイルスや病原菌が増殖するのを防ぐ効果が確認されています。

乳酸菌シロターインフルエンザ予防・ノロの回復乳酸菌シロターインフルエンザ予防・ノロの回復

生きて腸まで届く乳酸菌(L.カゼイYIT9029)は、ヒト試験でインフルエンザ・風邪の予防・ノロウイルス感染症胃腸炎発症後の発熱期間を短縮する作用が確認されています。

 

乳酸菌1073R-1株ーインフルエンザ予防・ワクチン効果も高める乳酸菌1073R-1株ーインフルエンザ予防・ワクチン効果も高める

多糖体を多く産生するブルガリア菌の一種で免疫を司るNK細胞の働きを高める。
ヒト試験で風邪やインフルエンザの罹患リスク低減やインフルエンザワクチンの効果を高める可能性を見出されました。

 

シールド乳酸菌M-1-腸を整えて0-157から守る

シールド乳酸菌M-1-腸を整えて0-157から守る

「免疫力を高める」をキーワードに数千種類の中から選ばれた乳酸菌で、インフルエンザウイルス感染を軽減するなどを確認できたヨーグルトです。

 

ラブレ菌(植物性乳酸菌)-インフルエンザ予防

ラブレ菌(植物性乳酸菌)-インフルエンザ予防

京漬物から発見された乳酸菌で、小学生対象の大規模調査で、ラブレ菌摂取によってインフルエンザの発症が減ることを確認され、更に更年期による冷え・肩こり・腰痛を改善する作用もあります。

 

整腸・便秘-お腹が張る、便通を改善

腸のバリア機能を高め、腸内フローラーのバランスを整えて、胃腸の働きを活発にし、便通を良くしてくれる働きをしてくれる乳酸菌です。

ビフィズス菌BB536-整腸作用・インフルエンザ予防ビフィズス菌BB536-整腸作用・インフルエンザ予防にもなる

ヒト由来のビフィズス菌で、整腸作用のほかにインフルエンザ発症率の低下や抗アレルギー作用・コレステロール低下作用が確認されています。
最優秀ヨーグルト!目的別で最多効能があるヨーグルトでした。

 

ビフィズス菌SP株-O-157の感染予防にもなるビフィズス菌SP株-O-157の感染予防にもなる

ヒト由来のビフィズス菌で、ガゼリSP株との併用で整腸作用があります。この菌の代謝産物が腸管出血性大腸菌O-157の腸管への付着を阻害することも確認できています。

 

LB81乳酸菌-腸管バリア機能を高めるLB81乳酸菌-腸管バリア機能を高める

ブルガリア菌2038株とサーモフィラス菌1131株の組み合わせで便秘や肌荒れの改善作用のほか、腸管バリア機能を高める作用もあります。

 

クレモリス菌GCL1176株-血中コレステロール値を下げる働きも!クレモリス菌GCL1176株-血中コレステロール値を下げる働きも!

便秘を改善し、血中コレステロール値を低下させることや、免疫細胞を刺激する多糖を作り。免疫調整作用が確認されています。

 

BE80-高生存ビフィズス菌が生きて腸まで届くBE80-高生存ビフィズス菌が生きて腸まで届く

胃酸や胆汁酸にも強い生きて腸まで届く高生存ビフィズス菌で、腸内フローラを改善し、便の腸管通過時間が早くなるという報告があります。

 

アレルギー対策-花粉症、アレルギー、アトピー性皮膚炎を改善

免疫のバランスを整えて、アレルギーによるかゆみや鼻炎の症状を改善します。

YM菌群-アトピーの症状改善にも!YM菌群-アトピーの症状改善にも!

エンテロコッカス菌をはじめ、ヒト由来腸内乳酸菌など多種類の有用菌です。整腸作用・免疫活性・アトピー・アレルギーの改善のほか、脂質代謝を促進してくれます。

 

LGG乳酸菌-花粉症やアトピーの症状改善!LGG乳酸菌-花粉症やアトピーの症状改善!

ヒト由来の乳酸菌で本人や家族にアトピー症状をもつ妊婦から生まれたこどものアトピー発症率の低下を確認されていて、花粉症による鼻づまりの軽減ができる。

 

ダイエット-脂肪を減らし下腹が気になる人に!

腸内環境を改善しつつ、余分な内蔵脂肪や皮下脂肪を減らしたり、体脂肪をたまりにくくします。

ガセリ菌SP株-内臓脂肪も皮下脂肪も減らす!ガセリ菌SP株-内臓脂肪も皮下脂肪も減らす!

ヒト由来の乳酸菌で、生きて腸に届き長く留まり、脂質の呼吸を抑制し体外に排泄する作用、内蔵脂肪や皮下脂肪、体重の減少作用、血中コレストロール低下作用などが確認されています。

 

TUA4408L-脂質の蓄積抑制TUA4408L-脂質の蓄積抑制

長野県の伝統発酵漬物から発見された植物性の乳酸菌で、血中コレストロールの低下や肝臓への脂質蓄積を抑える作用が報告されています。

 

ピロリ菌対策-胃がんリスクを減らしたい!

ピロリ菌の胃への接着を阻害し、代謝物でピロリ菌の働きを抑えて、除菌治療の効果を高めます。

乳酸菌OLL2716株-ピロリ菌の働きを阻止する乳酸菌OLL2716株-ピロリ菌の働きを阻止する

胃酸に強く、胃の粘膜上皮細胞に接着してピロリ菌の働きを阻害します。ピロリ菌除菌治療と併用することで除菌成功率がたかまることがわかりました。胃食道逆流症の症状も緩和します。

 

痛風対策-尿酸値を整える

体内のプリン体量が多いと尿酸も多く生成され、過剰になると尿酸が結晶化して炎症反応を起こし、痛風発作を引き起こします。

乳酸菌PA-3株-プリン体の吸収を阻害する乳酸菌PA-3株-プリン体の吸収を阻害する

消化官でプリン体を体内に吸収されにくい形に代謝したり、プリン体を取り込み、自らの生命活動に利用します。血清尿酸値の低下がみられます。

 

<出典 : 商品画像は各メーカーさんの画像です>

 

現在の目的にあったヨーグルトを1日1個1週間食べて、腸内環境を整えることは理にかなった方法です。

インフルエンザが流行している時、インフルエンザにかかりにくい体にしたり、たとえかかっても症状が軽かったりすることができるので、ヨーグルト選びは「目的を持って」選ぶことをおすすめします。

No.1「森永のビヒダスヨーグルト」

スーパー等店頭で販売しているヨーグルトで、高い確率で多種の目的を達しているのが「森永のビヒダスヨーグルト」でした。

ビフィズス菌BB536-整腸作用・インフルエンザ予防便秘予防と解消 ・ 肌荒れ改善 ・ 免疫強化 ・ アレルギー花粉症の症状改善 ・ アトピー性皮膚炎の改善 ・ 病原性大腸菌の感染リスク低減 ・ 潰瘍性大腸炎の症状を抑制 ・ 血中コレストロールの低下など、多種の目的に当てはまります。
今回、店頭で販売されているヨーグルトを紹介しましたが、多くのメーカーや農場でも、ヨーグルトやヨーグルト関連の商品は多くあります。

目的にあったヨーグルトを食べて、効率よく腸内細菌を整えましょう。

 

 

しかし、日本人に合った乳酸菌が、最近話題になっています。

それは、「ラブレ菌」

植物性の乳酸菌なので、動物性乳酸菌で改善がみられない方は、ぜひ植物性の乳酸菌のヨーグルトを食べてみてください。

日本人の体に合うのは、昔から漬け物などから見つかった乳酸菌である確率が高いとされています。

ラブレ菌については別の記事を用意しています。

↓当ブログ:新型コロナウイルスのページ


↓今月の健康プログラム 目次ページ↓




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東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪

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【「和漢膳料理研究家」女子栄養大学にて食生活指導士・漢方養生士・中医薬膳士・防災士・ペット食育士】 生涯学習コーディネーターとして、学校支援地域本部事業や成人の学習支援に参加し、生涯学習の振興発展に寄与することを目的とする自治体に登録し、公共地域の活動に参加しています。講演内容は、子どもの食育・成人の療養食・防災食・動物の「食」について、企業相談や地方講演を行っています。

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