寒いな…と感じる日や、冷え性の方…美容効果を期待したり、風邪予防に、ホットワインがおすすめ!
漢方薬でも使用するシナモンやクローブ・八角などのスパイスや、抗菌作用があるハチミツを入れるので、血行促進・消化や強壮・殺菌作用が期待できます。
冷え性に悩む方や美容効果など、女性に嬉しい効果が多い「ホットワイン」の体への効果や作り方を紹介します。
Contents
ヨーロッパでは定番の飲み物「ホットワイン」とは
ワインといえば常温か冷やして飲むのが一般的です。
ホットワインとは、その名の通り温めて飲むワインのことで、古代ローマ時代からある古いワインの飲み方です。
古代のワインは酸味が強く調整技術もなかったため、各家庭でスパイスやハチミツでバランスをとって作っていました。
基本的には果物やスパイス、ハチミツなどで味や甘みをつけて飲むのが一般的です。
漢方の生薬として使われるシナモンや八角・クローブなどの効果を期待し、フルーツや生薬の陳皮などを加え、温めて飲む「ホットワイン」の人気が高まっています。
甘味を加えアルコールが温めることで飛ぶので、ワインの渋みが少し苦手という方もおいしく飲むことができます。
自家製で好みのホットワインを作るのも楽しいですが、今、人気があることから数種類のハーブなどを加えた温めるだけの「ホットワイン」も販売されています。
ヨーロッパでは冬の定番とされているホットワインですが、通年「食後酒」としてもよく飲まれ、冷え性や風邪予防として楽しむことをおすすめします。
ホットワインの効果
ホットワインを「おいしい飲み物」として楽しんでいる方や、健康に良いから…と、効果を期待して飲んでいる方もいます。
その効果は、女性に多い冷え性や美容効果という、うれしいことばかりです。
ホッと一息つけるリラックス効果もあり、夜ゆっくりと楽しんでほしいドリンクです。
ホットワインは新陳代謝が高まり、血流促進!免疫力アップと冷え性の改善
寒い冬はもちろんのこと、夏でも冷房などの影響で体が冷えてしまって、一年中「冷え」に悩んでいる方が女性に多くみられます。
冷え対策は切実な問題で、お風呂にゆっくり使ったり、夏でも洋服に苦労している方は、冷えた体を体の中から温めてくれるホットワインはおすすめです。
よく、お酒を飲むと体がポカポカする…と言われているのは、ワインなどのアルコール飲料に、血管を広げる作用があるからです。
それによって血流が促進されるため、体が温かくなります。
アルコールが苦手の方も、温めることでアルコール分が蒸発して適度なアルコール度数になるため、ホットドリンクとして楽しむことができ、温める時に冷え対策に適した香辛料などをトッピングすることで、効果を高めることができます。
ホットワインは免疫力を高め風邪予防
基礎体温が下がっていると、免疫力が下がり、風邪などをひきやすくなります。
風邪予防には、体を冷やさないように心がけ、免疫力をアップすることが大切なのです。
ホットワインの効果によって血流がよくなり、体が温められることで、免疫低下の原因である体温の低下を防ぐことができるので、風邪予防となります。
また、相乗効果として、ホットワインを飲むことで、ストレスで疲れている神経をリラックスでき、寝付きもよくなることから良質な睡眠をとることで、更に免疫力を高める効果が期待できます。
ホットワインには美肌・アンチエイジング効果があるポリフェノールが豊富
ホットワインの基本「赤ワイン」には、「レスベラトロール」というポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールには高い抗酸化作用があることから、活性酸素の増加を抑制するため、肌の老化予防につながります。
「レスベラトロール」というポリフェノールには、シミ・シワ・たるみといった肌の老化の防止など、アンチエイジング効果が期待できるので、美肌を目指す方にもおすすめです。
ホットワインのリラックス効果により自律神経が安定し良質な睡眠
寝る時に手足が冷えてなかなか眠ることができないと、靴下を履いたり眠り対策として様々なグッズを用意している方は、意外と多いのではないでしょうか。
そんな時にもホットワインは効果的で、ホットワイン効果によって、体が芯から温まるので、体だけではなく手足の冷えも和らぐことで、寝つきが良くなり良質な睡眠がとれます。
温めることによってアルコール分が蒸発し、酔うようなアルコールが濃度ではなく、適度なアルコール度数になると言われ、鍋で熱を加え続ける時間が長いほどアルコールが蒸発するので、自分の体にあったアルコール濃度にしましょう。
ワインの甘い香りと、適度なアルコールの効果によって、体が温まり良質な睡眠ができることで、免疫力がアップし、相乗効果抜群です。
ホットワインはLDLコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化予防
動脈硬化の一因である、LDLコレステロールの酸化を防ぐ効果が、ホットワインに含まれるポリフェノールにあります。
普段から血行を良くすることで、しなやかな血管を保って動脈が固くなるのを防ぐ働きが、ホットワインにあります。
脂が多いメニューが好きな食生活の乱れや生活習慣によって、冷え性やメタボ体質・動脈硬化などの血管系トラブルになりそうな傾向の方は、ホットワインを生活に取り入れることで改善されていきます。
ホットワイントッピングの種類とその効果
ホットワインのトッピングは、味を爽やかにするためや効能を期待してプラスしていきます。
ホットワインは、ワインに熱を加えて作る時にトッピングします。
ホットワインに組み合わせるポピュラーなトッピングから、自分の好みに合わせて、「My ホットワイン」を作ってきましょう。
●果物
甘いりんごから酸っぱい柑橘類まで、好きな果物でホットワインは作れます。
風邪を引いた時などは、ビタミンCが失われがちなので、ホットワインを作るときに使用し、仕上げにビタミンCが失われないように果汁もプラスしてみたらいかがでしょう。
果物のトッピングは、ビタミンの補給に最適ですので、多めに入れて食べても美味しいです。
●ハーブ
ハーブは、一般的に料理の香り付けに利用されますが、香りによって鎮静や興奮するなどの作用があるので、薬効に合わせて使うようにします。
ミントやレモン系は、さっぱりと爽やかなホットワインをつくることができます。
●ハチミツ
ハチミツの殺菌作用で、のどから侵入する菌から守ってくれるので、風邪などの喉の痛みや咳止めとしても効果が期待できます。
ホットワインでは「甘味」も加えたいことから、ほとんどのホットワインに使用することになります。
●シナモン
消化器官の活性化や殺菌作用・血流促進作用・毛細血管を丈夫にするなどの作用があり、体をあたためる温活の代表的な香辛料で、風邪予防の効果が期待できます。
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●八角
ウイルスや細菌から守り、風邪やインフルエンザ予防効果として、血行促進作用・消化促進作用・強壮作用が期待できます。
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●クローブ
クローブには「オイゲノール」という成分に抗酸化作用があり、老化防止や動脈硬化防止・腫瘍の抑制効果が期待できます。
ワインのポリフェノールと似た効果のため、ホットワインの効果と合わせより効果を高められます。
消化機能促進や体を温める作用があるといわれています。また、
●コショウなどの香辛料
コショウなどの香辛料は、血行促進作用や消化促進作用が期待できるものが多く、様々な効能を期待してプラスします。
そしてスパイシーな味が好きな方は、ブラックペッパーなどを加えて作ってみてください。
ホットワインの健康効果・風邪予防の温活レシピ
基本の作り方は、お鍋を用意してレモンとハチミツ以外の材料を入れ、弱火で10~15分位煮込み、香りが立ってきたら火を止め、レモンとハチミツを加えます。
レモンのような柑橘類やハチミツは、熱を加えると栄養成分が減ってしまいます。
煮込んでから10分ぐらい経過して、その後は柑橘類の柔らかさの好みで追加時間を決めてください。
柑橘類の皮も食べるようでしたら、煮込んでも良いと思いますし、爽やかな香りと味を求めたい場合は、ぎりぎりの時間で加えるようにしてフレッシュさを保ちましょう。
基本のドリンクは赤ワインですが、ラム酒やウイスキーを少し加えると、味に深みがある味わいになるので、ホットワインとして飲むほかに、ケーキ作りなどので使えます。
保存期間は、冷蔵庫で2~3日は可能で、また温め直して美味しく召し上がれます。
-基本材料-
シナモンスティック1本を使用する場合、赤ワイン750ml(1本)というバランスなので、量が多い場合は、シナモンスティックを半分にカットして赤ワインを約380mlにして作ってください。
シナモンの味は、好きな人と苦手な人がいるため、使用しなくてもOKです。
- 赤ワイン…750ml
- オレンジや陳皮(皮のみ)…1個分
- シナモンスティック…1本(若しくは粉でもOK:小さじ1/2~適量)
- クローブ…2個(若しくは粉でもOK:適量)
- レモン…1スライス
- ハチミツ…40グラム
一人分のレンチンホットワイン
わざわざ鍋を出して作るのが面倒くさい…忙しいから作れないという方もいらっしゃいますので、電子レンジを使った簡単なホットワインの紹介です。
-材料-1人分(マグカップ1杯分)
- 赤ワイン…120ml
- オレンジジュース…30mlは好みです
- ハチミツ…小さじ1~お好みで甘さ調整
- シナモンパウダー…小さじ1/2
-作り方-
- 赤ワインとオレンジジュースをマグカップなどの耐熱カップに注ぎ、、600Wの電子レンジで40秒~1分程度加熱します。
- チミツとシナモンパウダーは温めた後に加え、溶けにくいのでよくかき混ぜます。
シナモンが苦手!手軽にできるホットワイン
シナモンが苦手な人は、シナモンを入れないでつくったり、八角やクローブ・ブラックペッパーなどお好みの香辛料を入れてもいいでしょう。
-材料-1人分(マグカップ1杯分)
- コップ1杯分の赤ワイン
- ハチミツ…小さじ1~お好みで甘さ調整
- レモン…1枚(輪切り)
-作り方-
- 赤ワインをマグカップなどの耐熱カップに注ぎ、600Wの電子レンジで40秒~1分程度加熱します。
- 電子レンジから取り出し、小さじ1杯分のハチミツを加えよくかき混ぜます。
- 輪切りにしたカットレモンを1枚、ワインの中に浮かべます
本格ホットワインの作り方
ぜひ本格ホットワインの作り方を試してみてください。
私は料理でもワイン煮された果実を使用するので、下記で記している果物は750mlに対して倍の量を使います。
冷凍庫に保存して、お肉料理やお菓子を作るときに使います。
ホットワインをつくるときの「ついで仕事」なので、ワインを使った料理をされる方は、果物多めで作ってみてください。
ホットワインの味も、果物が多いため、果実の香りが濃厚になるので、私は大好きです。
-材料-
- 赤ワイン…1本750ml
- リンゴ…1個
- オレンジ…1個
- レモン…1/2個
- てんさい糖(砂糖)…小さじ1~お好みで甘さ調整
- ハチミツ…小さじ1~お好みで甘さ調整
- グローブ…2個(粉でもOK)
- シナモンスティック…1本(粉でもOK)
- 八角…2本(粉でもOK)
-作り方-
- リンゴは1口大にカットし、オレンジ、レモンは皮はむかず輪切りにスライスします。
- 鍋に赤ワイン、果物、クローブ、シナモン、八角を入れて、沸騰しないように弱火にかけます。
- ワインが沸騰しないように気を付けながらワインを温め、てんさい糖(砂糖)とハチミツを加えてよく混ぜます。
- 砂糖とハチミツが良く溶けたら、できあがりです。
養命酒「13種類のハーブブレンド・ホットワイン」がレンチンで簡単
街の酒屋さんで、養命酒から「13種類のハーブブレンド・ホットワイン」を見つけて1年。
13種類のハーブの味を楽しんでみたかったので購入し、今では常に用意している1本になっています。
効果が抜群のハーブが勢ぞろいした感じの13種類です。
生姜、キャロブ、ブラックペッパー、エルダーフラワー、スターアニス、シナモン、クローブ、カルダモン、エキナセア、花椒、カモミール、レモングラス、チンピ
ただ、私は水を足しています。
ブレンドされたハーブの香りが強く感じ、ワイン200ml・水100mlの比率で割って、美味しくいただいています。
私は果実多めの甘口が好きなようで、ハーブ系が多いので、タブーなのかもしれませんが…薄めてしまいます。
味の濃さは好み♪美味しくいただけるのが一番!…と思っていますヾ(^o^;)
ホットワインを飲む際の注意点
ホットワインは温めて作るので、ある程度アルコール分が蒸発します。
でも、アルコールは含まれているので、お子さんや体調によっては飲まない方がよい方もいらっしゃいます。
お酒であることには変わりはないため、妊娠中や未成年の方は飲まないようにしてください。
寒く感じたら、体の外側だけ温めるのではなく、体を温める食材で食事のメニューを意識して温活しましょう。
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↓今月の健康プログラム 目次ページ↓
東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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