「菌活」とは、体に良い働きをする菌を積極的に食事から取り入れることです。
Contents
菌活とは“腸年齢チェックテスト”腸が老化すると悪玉菌が増える
人の体は、どうしても老化していきます。
もちろん臓器である“腸”も例外なく老化していきますし、年を重ねるていくと共に、動きが鈍くなってしまいます。
そして、腹筋が弱くなるとともに、分泌液も変化して便の状態も変化してくという、悪循環を繰り返してしまうのです。
それは、腸内の悪玉菌が優勢となって、腸内が“腐敗”して、免疫力が低下し病気にかかりやすくなっているサインです。
その腸の老化は個人差があり、それは若いころからの積み重ねで、腸内でどのように菌を育て腸内環境を保ってきたかという“腸年齢”によって、後々の健康を左右します。
若い方でも腸年齢が40代だったり、高齢者でも実年齢よりも20年若いということだってあるのです。
何となく体調不良を感じたり肥満気味の方は、腸年齢が高く、高齢になると様々な病気を引き起こす可能性があるので、1日でも早くに善玉菌を育てる食生活を心掛けるようにしましょう。
腸年齢を確認します。<参考:菌活で病気の9割は防げる…より>
思い当たる項目にチェックをして、合計数で下記にて腸年齢が導き出されます。
生活習慣について
- 排便の時間が決まっていない
- 顔色が悪く老けて見られることが多い
- おならが臭い
- 煙草を吸う、もしくは吸っていた
- 運動不足が気になる
- 日頃ストレスを感じている
- 寝つきが悪く、寝不足が多い
- 肌荒れや吹き出物に悩んでいる
食事について
- 朝はいつも慌ただしい
- 朝食を食べないことが多い
- 朝食の時間が日によって違う
- 週4回以上外食をする
- 肉が好き
- 野菜不足が気になる
- アルコールをよく飲む
- 乳製品が苦手
トイレについて
- いきまないと便が出ないことが多い
- 排便後に便が残っている気がする
- ときどき便がゆるくなる
- 便が硬くて出にくい
- コロコロとした便が出る
- 便の色が黒っぽい
- 出た便が便器の底に沈む
- 便が臭い
—腸年齢の診断—
■3個以下 腸年齢:実年齢若しくは若い
理想的な腸年齢です。しかし腸年齢は今後の食事やストレスがたまる生活によって、左右されるので、油断しないようにしましょう。■4~9個 腸年齢:実年齢+10歳
まずまずの腸年齢ですが、これ以上実年齢との差が出ないように腸内環境の改善に努めるようにしましょう。■10~14個 腸年齢:実年齢+20歳
腸の老化が進行しています。今すぐ腸内環境の改善に取り組みましょう。■15個以上 腸年齢:実年齢+30歳
かなり腸の老化が進んでいるので、生活習慣にかかる危険性があります。今すぐに腸内環境の改善に努めましょう。
腸年齢を若く保つ鍵が、腸内細菌です。
腸内細菌のコントロールは、実は薬にはできないことなんです。
どんなものを食べて、どんな食べカスを大腸に送るのか…大腸は食べカスを形成する臓器で、1日1回の便の状態で健康状態のチェックができます。
菌活の効果は素晴らしい!母から子へと受け継がれる腸内細菌
私達の腸内で“発酵”を起こして、腸内環境を良好に保つ善玉菌の代表が「乳酸菌」です。
乳酸菌は乳製品を思い浮かべると思いますが、人の腸内や自然界にも存在しているもので、一度食べてからといって乳酸菌は腸に住み着きません。
現在腸内にある腸内細菌の善玉菌が増えるのを抑制したり、活性化させるために口から乳酸菌を摂ることが必要なのです。
毎日乳酸菌を摂ることで、腸内で発酵が起こって、善玉菌を増やすように、毎日コツコツと「菌活」をすることが健康への道へとつながります。
乳酸菌をはじめとする善玉菌が、腸内で活動することで、具体的な健康効果は計り知れません。
個人の体に合った乳酸菌として、味噌汁・ぬか漬け・ヨーグルト…と乳酸菌の種類も様々で、自分に合った乳酸菌を見つけられると、すぐに腸内環境が整います。
あなたの乳酸菌は、母親から出産されるときに産道にある膣内細菌や腸内細菌が混合した細菌に接触することでできています。
細菌をもらい受けて赤ちゃんの腸内に入り込んだ細菌は24時間以内に1000億個にまで増殖します。
その後まわりの環境にある様々な菌に接して、腸内にたくさんの細菌を持つようになります。
小さいうちに動物と暮らしたり、動物園に多く行った子は丈夫になるという話は、多くの菌を持っている子は、アレルギーになりにくいと言われています。
赤ちゃんの時に形成された腸内細菌のパターンは一生変わらないと言われ、母子共に便秘症だったり体系や病歴が似ていたりするのは、腸内細菌によるものの可能性が高いそうです。
自分に合った乳酸菌は、母親が何を食べていて、その傾向の乳酸菌を多く摂っていたかと探ることで、見つかることが多いです。
病気を防ぐ乳酸菌
善玉菌が産生する有機酸が病原体の増殖を抑制して、免疫力を高めることができます。
善玉菌が産生する有機酸は、腸内のpHを酸性に傾けることができます。
腸内が酸性だと、体に有害な病原菌の増殖が抑制されるということなのです。
すでに病気にかかってしまった場合でも、善玉菌の効果は期待できるのでです。
免疫システムを調整する乳酸菌
善玉菌が体の免疫力を高めて、外部から入ってくる有害な物質を制してくれます。
よって、病原体が体内に入っても病気になりにくい体をつくることができるのです。
アトピーや花粉症などのアレルギー疾患は、この免疫システムが過剰反応してしまうことで起こります。
免疫力は高ければ良いというわけではないのです。
その調整も腸内細菌が役立っているのです。
脳の発達に作用する乳酸菌
腸内細菌が脳の機能にも影響を与え、脳と密接に連絡を取り合う「腸脳相関ちょうのうそうかん」という働きがあります。
脳が神経伝達物質を分泌するには、腸内細菌の働きが欠かせません。
うつ病と腸内細菌の関係が指摘されたりと、近年では乳酸菌に関して大きなニュースが多いです。
よって、研究が進展し様々な効果のある食べ物や処方によって、現在よりも良い道がみつかるとも言われています。
肥満体質の改善
肥満型と痩せ型の人では、腸内細菌には大きな違いがあります。
腸内環境を改善することで、肥満型の腸内細菌から、痩せ型の腸内細菌へと変えていくことができます。
肥満の原因は、運動不足と食べ過ぎですが、同じぐらい運動して食べても、太りやすい人と太らない人がいます。
その違いは、腸内環境です。
腸内環境が整っていないで、運動や少ない食事を心がけても、大きな期待ができません。
菌活で腸内環境を整えよう!
私が日本人の体質に合ったDNAの食べ物にこだわるのは、自分の腸内環境に合う乳酸菌を食べることで健康に導いてくれる早道であるならば、
出産時に受け継がれている乳酸菌を活性化させたいと思うからです。
自分の母親の時代の乳酸菌を食べることが、自分に合った腸内細菌を取り入れることにつながると思うのです。
私や主人の母親は昭和初期の人で、味噌や醤油・ぬか漬けなどの乳酸菌を摂っていたと想像し、意識して食べています。
現代の子供たちの母親は、チーズやヨーグルトも食べていたのではないでしょうか。
昨今、塩麹や甘酒をはじめ、納豆・味噌・ヨーグルト・チーズなど、発酵食品が改めて見直されています。
発酵は食材に菌が繁殖する、日本古来の食品加工法の一つで、菌によってその働きもさまざまです。
日本は身近に発酵食品が豊富にあり発酵大国であることから、多くの発酵食品を楽しめ、菌活をするには大変恵まれた環境です。
身近な食材から自分に合った発酵食品を見つけて、“菌のパワー”を上手に活用し、腸内環境を整えることを意識した食事を心がけてきましょう。
腸内環境が整うと、代謝や免疫力が高まって健康でキレイ…元気になります。
↓当ブログ:新型コロナウイルスのページ↓
↓今月の健康プログラム 目次ページ↓
東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
DNAフードゆるラボ 関連記事
最新記事 by TOMOIKU 京子 (全て見る)
- 7月文月「暮らしの歳時記365日」四季の流れで心と体を整える - 2022年6月24日
- 【6月・水無月】旬の食材を生かして、胃を休めて夏に耐えられる体の対策! - 2022年6月1日
- 6月水無月「暮らしの歳時記365日」四季の流れで心と体を整える - 2022年5月31日