カラダの「毒素の蓄積度チェックシート」溜め込まない「毒出し生活」

体のSOSサイン!体に毒素が蓄積されている

何となく体調がすぐれないなぁ…

体が重く感じる…

体に“毒素”が溜まっているのかも…

何となく体調不良を感じているとき

それは体がSOSのサインを出しています。

薬膳では「不通促通(ふつうそくつう)」という言葉があり、それは体に何かが詰まると痛みになるという言葉で、その痛みの原因は“毒素”です。

食べて・出す!

それは自然の流れで、からだのどこか一部でも詰まってしまうことで、何かしらのSOSサインがあるものです。

流れの良い配管はいつもきれいですが、流れが悪かったり油ぎっとりの水を流せば詰まってしまいますね。

掃除では洗剤を使ったりしますね。

配管と同じ状況が体内でも起こっているのであれば、それを流すような対策が必要です。

体内で要らなくなった“老廃物”は、きちんと体外に流してあげなければ、それが脂肪になって太ったり、体内で毒素が蓄積されて病気の原因になります。

体内の“毒素”こそが、あなたが不健康であったり、太っている原因の要因のひとつになっています。

その解決策としての「薬膳」というと、どうしても苦い薬でおいしくないというような、特別な食材と知識が必要と思われがちですが、薬膳の基本はいたってシンプルです。

すべての食材には「効能」があります。

その食材を体調に合わせて選んで体を整える「薬膳」は、街で売られている普通の食材で十分つくることができる食事です。

ぜひ、自分の体調不良の原因をチェックシートで調べて、「毒だし」を試みてくださいね。

 

体内に溜まった3つの毒素

人のカラダは、不必要な物質は“尿・便・汗”となり体外に排出するようにできていますが、その排出システムがうまくできていないと体に溜まって「毒素」になります。

まず、食べ物に含まれている「有害ミネラル」である残留農薬や食品添加物を排出できず、年間9㎏を溜め込んでしまうと辛い症状になってSOSサインをだします。

その毒素は血液をドロドロにしてしまうため、血の流れが悪い上全身に血液が回らなくなってしまうのです。

現代では動物性たんぱく質である肉食が多いために、冷え性をはじめ節々の痛み…体が冷えていることから様々な病気を引き起こし、病気や不妊など多くの不快症状に原因になっています。

血液と筋肉は密接に関係しているため、筋肉も萎縮してしまいます。

これは「代々続く体質」とか「年齢のせい」ではありません。

食生活が代々同じ「環境遺伝」や、加齢によるものと勘違いをして、毒だしを怠っているだけです。

高齢者でも十分体は柔らかくなりますし、改善されていきます・

このように、「体内に溜まった毒素・血液の滞り・筋肉のコリ」と。3つの要素によって、体に害をもたらしています。

どこかひとつが停滞してしまうとすべてが悪くなってしまいます。

 

体内に溜まった「毒素蓄積度チェックシート」

体内に溜まった毒素は、自分に溜まっているのか?

2つのチェックをして確認してみましょう。

  1. 体のこわばりをチェック
  2. 自覚症状チェック

もともと体がかたい方もいらっしゃると思います。

毒素だけが原因ではありませんが、体がこわばっていることは健康的にも良い状態ではありませんので、筋肉をほぐすことも重要なことです。

体のこわばりをチェック

体のこわばりは、運動も関係していますが、体に毒素がたまることで、血液やリンパ液の流れが悪くなり滞っていくために、筋肉や腱が固まる状態になります。

体の柔らかさは、体内の毒素の溜まり具合がわかるバロメーターでもあります。

  1. 正座から倒れるチェックで太ももの筋肉や股関節のこわばりをチェックします。
  2. 立った状態で前屈するのは、腰や腰椎・腎系の他に全身のこわばりをチェックします。
  3. 角度60度でかかとがあがらないようにすることで、アキレス腱の縮こまりとこわばりをチェックします。

*結果*
股関節・太もも・アキレス腱など、体の一部だけではなく、全身のからだのしなやかさをチェックしています。
それぞれの部位はつながっているので、前述3つのチェックでどこかに硬直した部分がある場合、血液やリンパ液などの流れに滞りがあるので、食事と運動を意識して生活をしましょう。

 

自覚症状チェック

健康診断では問題がない結果になっても、未病という病気になる直前の予備軍は、普段何となくおかしい…という、自分の自覚症状で感じるしかありません。

しかし、体は正直にSOSを出しているはずです。

毒がたまるような日々の生活習慣30項目をチェックします。

*結果*
〇がいくつありましたか?

「筋肉の張りや痛みがある」と「冷え性である」に〇をつけた人は、たとえ〇の総数が少なくても、下記の「13以上の〇があった人」の項目になります。

■〇が1~5個あった人…毒溜まり30%未満
気になる症状が少ないかもしれませんが、運動を怠っていたり、気持ちが優れていない・不規則な生活をしているなどに〇がある場合、今後の生活習慣によっては症状を感じるようになりますので注意しましょう。

■〇が6~12個あった人…毒溜まり30~80%
健康診断では問題がないとされているかもしれませんが、未病状態で体内には蓄積されている可能性があります。不快症状を少し感じているなどの小さな不調を見逃さないようにしましょう。

■〇が6~12個あった人…毒溜まり80%以上
体内に毒が溜まっている状態で、疲労が重なったり過剰なストレスなどで生活習慣病などのSOSサインが出ています。生活を見直して“毒出し”をしましょう。

毒素を体に入れない・溜め込まない食事と生活

「毒出し」を考えていくにあたって、まずは体に入れない・溜め込まないことが一番です。

毒素を体に入れないことを注意した食生活をした上で、毒素を体に出すことに注意していきましょう。

毒素を体に入れない方法

デトックスは健康を意識している人たちにとって、当たり前のように使われていますが、毒素を体外に出すという意識の前に気を付けることは“毒を体にいれない”ことです。

デトックスウォーターなどの様々なデトックスの方法がありますが、どんなに排毒を頑張っても、毎日それ以上の新しい毒を体内に入れていては、排毒が追い付きません。

毒素である有害物質の多くは「食べ物」です。

まずは、「安心・安全な食材を選ぶ」

ひとつの加工食品に食品添加物が多く入っています。

残留農薬も気になりますね。

化学物質のひとつひとつは、研究・検査の結果で有害と認められないとされているものが多いですが、多種の食品添加物が複合しているのが現状です。

排毒される以上の添加物を食べて、体内の解毒が間に合わず蓄積されている状況をイメージしてみてください。

人の体は代謝の際に生じた体に有害な物質を、毒性の低い物質に変えて、尿や胆汁中に排泄するという解毒作用を持っています。

しかし、それには許容範囲があり、体内システムである解毒作用が追い付かないとき、様々な辛い症状が出てくるのです。

「安心・安全な食材を選ぶ」ということは、自分の命を守る方法です。

そして、「旬のものを選ぶ」

旬のものは、季節に合った栄養を取り入れ解毒できる要素を多く含んでいます。

毒を取り込まない食材選びの基本は、「安心・安全な食材で旬のものを選ぶ」ということです。

毒素を溜め込まない方法

食材を選ぶとき、残留農薬や添加物の問題が心配ですね。

それは調理の「下ごしらえ」によって、かなり軽減されます。

  • 野菜…残留農薬など
    流水で良く洗い、湯を通す
  • 魚介類…有機水銀・ダイオキシンなど
    頭・エラ・ワタを取り除き湯を通す
  • 肉類…抗菌性物質・ホルモン剤・ダイオキシンなど
    皮をとって湯を通す

 

そして、「よく噛むこと」

目の前に好きなものや酸っぱいモノがあると「刺激唾液」が出てきます。

その刺激唾液には、活性酸素を除去する働きや、ウイルスに反応する免疫抗体があり、食べ物を30回以上噛むと、唾液の毒消し作用が体を守ってくれます。

毒出しで個々の食べ物に注意することはとても大切ですが、食材の下ごしらえとよく噛むことを日常生活の中で意識することがとても大切です。

細胞毒・血管毒・脂肪毒・水毒(むくみ毒)・元気不足毒・ストレス毒などと、毒素にも種類があります。

あなたの毒素を解明して、効率の良い食事を食べるように解説していきます。

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【「和漢膳料理研究家」女子栄養大学にて食生活指導士・漢方養生士・中医薬膳士・防災士・ペット食育士】 生涯学習コーディネーターとして、学校支援地域本部事業や成人の学習支援に参加し、生涯学習の振興発展に寄与することを目的とする自治体に登録し、公共地域の活動に参加しています。講演内容は、子どもの食育・成人の療養食・防災食・動物の「食」について、企業相談や地方講演を行っています。

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“漢方養生士・中医薬膳師・女子栄養大学食生活指導士”として「薬膳・ローフード・スローフードの健康的な食事」
“LOHASライフスタイリスト”として「ロハスな生活」
“愛玩動物飼養管理士&ペット食育士”
として「犬・猫・うさぎの食事」
“保育士”
として「子供の悩み相談」
“AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)”として、企業コンプライアンス・ライフプラン・金融、保険など6つの専門分野など、企業相談や地方講演と地域の活動を行っています。

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