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メディカルハーブは味に深みを出す調味料であり薬にもなる
あなたのキッチンには何種類のハーブが常備されていますか?
ハーブと意識していなくても、ハーブだったというスパイスもありますね。
ハーブは独特な香りで塩分や糖分を減らすことができますし、素材の味を引き出すこともできる優れものです。
一流シェフがレストランと家庭の味の違いは「スパイスとハーブの使い方」と公言しているように、おいしいお料理を作るにあたって、重要なポイントです。
そしてハーブやスパイスはお料理に深みや香りを加えてくれるだけでなく、自然のお薬としての効能を備えたものが多くありますので、上手に取り入れましょう。
ハーブ料理とハーブティーで実は身近な「ハーブ」
イタリア料理で、多くの人がハーブはいただいていると思います。
代表的なハーブ
- ローリエ
ローリエは煮込み料理にプラスするだけで、深みのあるプロの味になる欠かすことができないハーブです。 - パセリ
実はパセリはどんな料理とも相性抜群の万能ハーブで、スープやサラダなどには細かく刻んでアレンジしたり、味に深みとアクセントを追加するためにドレッシングやソースに混ぜて家庭の味を作り出せます。 - バジル
ピザなどで多く使われるので、日本でも一般的になってきました。香りとスパイシーさが持ち味のバジルは料理を引き立てるだけでなく、バジルそのものの味を楽しむことができます。 - オレガノ
オレガノは名前は知っているけれど使い方がわからないと言われるハーブです。臭み消しと油の旨味を引き立てる効果があるので、肉料理に混ぜて使うことをおすすめします。 - ミント
ミントはアイスクリームなどの飾りやハーブティが使い方として一般的ですが、ベトナムやタイの料理には相性抜群のハーブです。消化促進効果やリラックス効果があるので繁殖力が強いので自家栽培すると便利です。
抗ウイルス・免疫力アップを目的にしたおすすめ「ハーブ」2種
もう30年以上前になりますが、メディカルハーブコーディネーターになり、その後、漢方養生士になったので東洋的な角度でアドバイスをすることが多くなったため、ハーブ類に属するものも、漢方的な角度で綴ってきました。
しかし、紅茶をいただくとき、ひとつまみプラスするハーブ類も手軽に免疫力をアップさせたり、様々な植物の効果を生かす方法があり、今回は新型コロナウイルスに対抗できるハーブ類を「健康を意識したお茶時間」として紹介しようと思います。
ドリンクには日本茶として緑茶がありますが、同じ茶葉を発酵させたのが「紅茶」です。
ですから、紅茶は立派な発酵食品です。
その発酵食品の紅茶に、ウイルス対策としてひとつまみハーブをプラスすることで、メディカルハーブティーになります。
ハーブを調合して効能を生かすドリンクをつくる本格的な飲み方は、学ぶことが必要になり、ちょっと気軽な気持ちでいただくには距離を感じます。
多種のハーブをブレンドすることを初めから挑戦してしまうと、ハーブはおいしくない!となってしまう場合が多いので、はじめはブレンド茶を目的別に購入して試してみてもいいですね。
初めから調合してあるハーブティーも売られていますが、私は普通の紅茶にひとつまみ効果があるハーブをプラスするだけです。
ハーブに慣れてくると、自分のためだけの「オリジナルハーブティー」が作れるようになります。
そして、初めからティーパックになっているものも販売されているので、手軽にハーブティーを楽しめます。
今回は、風邪やインフルエンザなどのウイルスに対抗する「エキナセア」と、疲れた肝臓を助けながら解毒作用がある「ダンデリオン」を紹介します。
天然の抗生物質「エキナセア」
私は疲れ気味の時は「エキナセア」を紅茶に混ぜて飲んでいます。
味にクセがなくほのかな草の香りが特徴でとても飲みやすく、免疫の働きを高めて、抵抗力を高めてくれる優れもの。
熱が出たときや、ウィルス性の風邪のときに、抗ウイルス作用、抗菌作用、炎症をおさえる作用があるエキナセアティーを飲むと症状を和らげることから、”天然の抗生物質”と言われています。
エキナセアは免疫力を活性化させる作用と抗ウイルス作用があることから、ハーブ療法先進国のドイツでは、エキナセアの有効性を国家レベルで認定しています。
ハーブティーで自己治癒力の高まりを意識してみるだけで、だいぶ体が強くなると言われています。
風邪や花粉症などの対策としても広く知られているハーブで、風邪をひきやすい時期、花粉の時期ははこのエキナセアで対策をするという方も多いハーブでが、自己免疫疾患の方は使用禁忌で、キク科の植物のためにキク科アレルギーの方はご注意が必要です。
【エキナセアの効果】
かわいいパッケージで、オレンジが香る「エキナセア」のハーブティー♪気軽に飲めておすすめです。
肝臓を助けデトックス「ダンデリオン」妊婦さんにもおすすめ安心ハーブ
たんぽぽ(西洋タンポポ)の根っこ「ダンデリオン」は、便秘しがちな妊婦さんに人気の「タンポポコーヒー」で使われているハーブです。
子供でも安心でき、母乳の出がよくなるので、授乳中のお母さんにも飲まれています。
たんぽぽは、アスファルトの隙間からでも生えてくるほどの「生命力」があり、古くから薬草として使われてきました。
からだの余分な水分を出すため「むくみ」の改善や肝臓の働きを助け、デトックス効果があるので、からだの中をきれいにしてくれます。
【ダンデリオンの効果】
貧血気味の方におすすめ!
妊婦さんも安心できるダンデリオンのハーブコーヒーです。
漢方薬でもある「リコリス(甘草)」
リコリス(甘草)は漢方薬で一番よく使われる生薬ですが、使い方を間違えると副作用があるので、上記写真でアップしましたが、使用方法をしっかり記事にしてから紹介することにしました。
砂糖の50倍と言われる甘みを有することから甘味料で使われるほど、使い始めると日常的に使えますし、肝臓病やアレルギー疾患におすすめの漢方薬です。
またの機会にしっかりご紹介します。
ハーブはいろいろと調合すると奥がとても深いですが、紅茶にちょっとプラスしたり、ミントティーなどに加えることで効果がアップするので、おすすめです。
食品やハーブや漢方などは、飲んだり食べたりすることで、すぐに劇的な効果を得るようなものではありませんが、毎日に小さな積み重ねでいつのまにか改善されていると感じるものです。
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東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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