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たんぱく質食材をマリネにする効果とは
マリネとは、たんぱく質の肉・魚や野菜等を、酢やレモン汁などのクエン酸からなる漬け汁に浸す調理法を利用した料理です。
マリネはもともと菌の繁殖を防いで保存したり、肉や魚類の腐敗臭を抑えて食べやすくする下処理でしたが、現代では、硬い肉を軟らかくして風味付けをするという、おいしくするための方法になっています。
マリネの液体は「マリナード」と言います。
「マリナード」にはお酢やワインが欠かせない理由があります。
マリネは、素材を低pHの液体に一定の時間漬けることが必須だからです。
食材をお酢などの低pHの液体に漬け込んで、低pHの状態に置かれると筋繊維の間に隙間ができて、水分が入り込む余地ができ保水性が高まり、たんぱく質分解酵素の働きが活発になり、たんぱく質がアミノ酸に分解される、食材が柔らかくなります。
動物性タンパク質や炭水化物を多く摂取していて、野菜などが足りない食生活をする人の場合は、体が酸性に傾いています。
お酢や梅やかんきつ類の食品クエン酸には、体内でアルカリ性に変わる働きがあります。
ミトコンドリアにあるクエン酸回路がそのエネルギー産出の重要な役割があり、食品クエン酸によって、エネルギーを効率的に作ることができます。
スポーツ選手がレモンを齧るのは、筋肉中の乳酸の代謝を進め、乳酸濃度を下げる効果があるからです。
豆の効果
植物性たんぱく質の代表の大豆は、アミノ酸の組み合わせが動物たんぱく質によく似ていることから「畑の肉」と呼ばれています。
大豆は加工食品が豊富なので皆さんはご存知だと思いますが、他にも多くの種類の豆があります。
マリネやサラダにもいいですし、スープにも豆はとてもおいしくいただけますね。
そのβカロテンは生で食べるよりも油と一緒に調理する方が吸収力がよくなります。
抗酸化作用を抑える作用があるので、がん・動脈硬化の予防・老化・肌の老化防止につながります。
豆の食材効果
- 肝臓障害を改善
- 高脂血症を改善
- コレステロールの吸収を抑える
- 自律神経の働きを調整
- 更年期障害の緩和
- 生理不順に効果
- 精子の活性化に効果
- 眼精疲労の改善
- 疲れ目・視力回復
- 美肌効果
- 新陳代謝のアップ
- 体に溜まった水毒を排出
- むくみ改善 など
プラス食材で気軽に豆料理を食べましょう!
実は豆は体を温めも冷やすこともしない「平性」という性質なので、プラスする食材によって効果をプラスすることができます。
きのこ類は炒めてから使い、魚介類は茹でてから使います。
海鮮のタコやイカは体を冷やすので、パセリの香葉を添えることで、冷えることなく水毒を排出させることができるので、添えるパセリは小さくても大きな役割があるのです。
パセリは、食べ物の添え物にされがちで捨ててしまいがちですが、消化を促進させてくれて殺菌作用があります。
食中毒の予防に効果的なので、パセリを食べることをオススメします。
大袋だけ売っていたら、冷凍庫に入れておくと、必要な量だけ使えて、彩りもキレイなので、ぜひ冷凍庫にストックしてくださいね。
そして、パセリやイタリアンパセリはベランダや部屋の中でも十分に育つハーブです。
新鮮なハーブなどを摘んですぐ食べると、苦くないので子どもでも食べられます。
「豆とタコ(魚介類)マリネ料理」薬膳作り置きレシピ
今回はタコがあったので、タコでマリネを作りました。
豆だけでも作り置きしておくと、サラダにも使えてとても便利ですし、魚料理の添えとしてもいいですね。
我家には3歳と6歳の孫がいるので「有機リンゴ酢」で作っていますが、大人だけでしたら「白ワインビネガー」がいいですよ。
美味しさが違いますよ♪
そして、パプリカやセロリなどの野菜もいっしょにカットして漬け込むと、また違った美味しさがあります。
— 材 料 —
- ゆでタコ
- ミックスビーンズの水煮
- たまねぎのみじん切り
- パセリのみじん切り
- ローリエ 1枚
- 白ワインビネガー 大さじ2(お酢でもOK)
- 塩小さじ1/6
- こしょう少々
- オリーブオイル 大さじ3
タコやキノコなどといっしょに混ぜる場合は、下茹でを必ずしてくださいね。
作り方は、ただ混ぜるだけで、漬け込む液の下にローリエを敷くだけです。
姉妹サイトでお酢を使用したレシピを用意しています。
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