秋の養生法|注意すべき生活と食養生~食べたい食材と秋の薬膳とは
Contents
秋の養生3つの基本
秋は夏の疲れを取り払い、気候に注意する季節です。
体は冬の準備をしています。
それに合わせて養生しましょう。
1夏の疲れを引きずらない
2乾燥した空気に注意
3免疫力に重要な胃腸を丈夫にする
秋の養生の基本は3つで、それに沿って旬の食材を生かして献立を考えていきます。
秋に食べておきたい!おいしい旬の食材と薬膳のポイント3つ
実りの秋・食欲の秋…と、おいしい食事を満喫できる季節です。
おいしい旬の食材を使って、暴飲暴食をしないように、気を付けて食べて冬に備える体づくりをしましょう。
薬膳の性質を生かして食べるようにします。
特別な食材を使うことが「薬膳」ではありません。
症状を緩和するために、様々な薬効があるものを使うときがありますが、近所のスーパーで購入できるものが基本です。
ぜひ、意識して食事メニューを考えたり、外食先でも旬の食材が使われている季節メニューなどを選びましょう。
秋の養生について、具体的な食材を紹介していきますが、薬膳の基本である“漢方”の秋の養生について前ページで説明しています。
秋に弱ってしまう五臓六腑の「肺」などの説明がありますので、先にお読みいただくとお役に立てると思います。
秋の薬膳のポイント1:旬の魚や農産物で体を整える
夏で弱った体にパワーと癒しを与え、冬支度の体づくりをしてくれるのが、秋の旬の食べ物です。
弱ってしまった胃腸を回復させて、冬に向けてスタミナをつけ養生していくのが、薬膳のポイント。
秋に旬を迎える魚は、良質なたんぱく質を含み、消化吸収力を高めるので、冬に向けての体力づくりに効果的です。
秋の魚(サンマ・鮭・サバなど)
胃腸の働きを高め・気を補い・血の巡りをよくします。
ビタミンやミネラル・血中コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあり、DHA・EPAが豊富です。
農産物も夏の疲れをとるのにぴったりの食材が旬の野菜や果物です。
秋の野菜(レンコン・じゃがいも・里芋・山芋・きのこ類など)
胃腸のはたらきを助け、便秘の改善をして、肌もきれいになっていきます。
作物によって、免疫力アップによって風邪予防、食物繊維が豊富なので便秘の解消や美肌効果など、体に溜め込んだ老廃物を排出させる効果の野菜が多いです。
- レンコン
体の熱を冷まして、のどに潤いをあたえるので、せき・たん・のどの痛みを改善させ、胃腸の働きを助ける効果もあります。 - じゃがいも
ビタミンCが豊富で、気を補い、胃腸の働きを助けます。
風邪や肌荒れ予防や疲労回復効果が高い野菜です。 - 里芋
食物繊維が豊富でイモ類の中では低カロリーです。
気と血の巡りをよくして、滋養強壮の働きがあります。 - きのこ類
食物繊維が豊富なので、便秘などのデトックスに効果的で、β-グルカンによって免疫力アップが見込める食材です。
秋の果物(梨・いちじく・柿・ぶどうなど)
秋の果物にも潤いの効果があるものが多く、夏に弱ってしまった体を癒すのにおすすめです。
ぶどうの巨峰には気や血を補う働きによって、疲労回復に即効性があり、抗酸化作用の高いポリフェノールが豊富です。
梨と柿は体を冷やすので、食べすぎには注意しましょう。
秋の薬膳のポイント2:乾燥から身を守る食材
秋の空気の乾燥から体の渇きを潤す食材を選び、喉や肌などを守ります。
漢方では、色の白いものが「肺」を助け、鼻・喉・肌などを乾燥から守ってくれます。
おすすめの白い食材:ゆり根・レンコン・里芋・白ごま・はちみつ・白きくらげ
秋の薬膳のポイント3:酸味と甘みの組み合わせを意識
漢方の食べ合わせで、酸味と甘味をいっしょにとると潤いに変わると考えられています。
果物は酸味と甘味が一体になっていますね。
そのように、食材を組み合わせます。
代表的な例は、「ハチミツ+レモン」「梅干し+ごはん」「野菜+お酢」など
そして、保湿のために、油を取り入れます。
ナッツ類を料理に加えたり、ごま油やエキストラバージンオリーブオイルなどの良質な油を調理につかったりドレッシングを作りましょう。
気候で乾燥している秋ですが、食べ物がおいしい季節でもあるので、体に潤いを与える食材で楽しみながら夏の疲れを取り除き冬に向かって体を整えましょう。
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