お腹の中に「カビ」が生える5つの原因と症状などを、チェックリストで危険度確認するページは前ページで紹介しています。
お腹にカビが生えている可能性の方や、何かしら体調不良を感じている方が注意をしていきたい、カビを減らすポイントと、食べることをちょっと減らした方がよい食べ物などを紹介していきます。
抗生物質をの乱用を避ける
前ページでお腹の中のカビが存在しているか?どうか…と、危険度をチェックリストで確認していただきましたが、検査をしてでもはっきりさせたい方は、医学的な検査方法がありますが、特殊な検査のため、自費診察の上、日本で行えないものが多く、かなりの費用がかかります。
お腹の中の「カビ」の状態は、血液検査ですべてがはっきりしないのが難点です。
カビ対策は健康な人が行っても害があるものではなく、腸が整いますので、実践してみて体調不良が軽減され効果があれば、カビが増殖していたとわかります。
お腹のカビの対策は、「増やさない・減らす」の2つの対策です。
2017年に厚労省から、抗生物質の乱用を防ぐ目的で「抗微生物薬使用の手引き」が出されました。
抗生物質の乱用は、カビを増やすだけではなく、安易に抗生物質を飲まないで自然治癒力を生かす治療が見直されています。
漢方や自然治癒力に働きかけるホメオパシーで、症状が軽減される例も多くなってきました。
抗生物質を使うときは、腸内環境を整えるような食生活を心がけ、「腸をケア」しながら飲み切ることが重要です。
お腹の中の「カビ」を減らす6つのポイント
お腹のカビの対策は、「増やさない・減らす」ポイントは6つあります。
カビが異常に多い方は、カビが死ぬときに毒素を大量に放出するせいで、体調不良になることがありますが、腸内細菌を整えるときにある「ダイオフ現象」と言います。
まずは対策も急がず、カビを死滅させることよりも、増やさないことを中心に徐々に減らしていきましょう。
抗真菌薬や防カビ作用のサプリメントで無理をした対策をとるのは、医師のもとで行ってください。
家庭でできる、普通の食生活で少しづつ改善していく方法を紹介していきます。
甘いモノを食べるのを減らして、お腹のカビを減らす
カビの大好物である砂糖を使った甘いモノを、1か月は控えてみましょう。
この場合、天然食品で健康にも良いとされているハチミツなども含みます。
お腹にカビがいることで、低血糖になるからです。
どうしても甘いものを欲する場合、血糖値をあげない羅漢果がおすすめです。
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カビが好きな一部の炭水化物を減らしてカビを増やさない
パンや麺・小麦などの炭水化物もカビが大好き。
小麦製品は甘いモノ同様、中毒性があり、消化されにくいグルテンを含んでいるので、腸の炎症を起こしやすく、腸に大きなダメージを与えます。
炭水化物でも米・芋・そばが比較的安心でき、完全に精白したものではなく、分づき米や雑穀などがおすすめです。
遺伝子組み換え食品や添加物を避けた食生活
遺伝子組み換え食品は抗生物質と同じように腸内細菌を減らして、カビを増やしていきます。
国産で産地が明確に表示され、オーガニックや無農薬などの表示があるものが、比較的安全です。
表示されていても100%信用できるのかと、話題になりますが、それはどの視点で物事を考えるかと別の話になります。
目の前で行われているものではないので、すべてを把握できる食品はありませんが、できるだけ不安を感じるものは避けるという選択をしていきましょう。
そして、化学調味料・人工甘味料・発色剤・着色剤・香料などの食品添加物も腸にダメージを与えて、免疫力を低下させてカビを増やしてしまいます。
質の良いたんぱく質と野菜と食べるようにする
遺伝子組み換えされていない自然なエサを食べて育った牛や豚・鶏の選ぶようにし、魚も養殖でどのようなエサを食べているか不安と感じるため、天然のものがよく、中型から小型の魚が良いとされています。
しかし、エサまで表示されていないため、食品を選ぶのには苦労しますが、現在の市場では国産を選ぶとリスクが減る可能性が高いです。
野菜も無農薬がベストですが、カビが生えていると野菜の食べ過ぎはガスが溜まりお腹が張ることがあります。
毎日同じものを食べない
好きで食べ続けることは避け、3日に1度程度は同じものを食べないようにします。
ローテーションを考えて食べることで、自然に栄養バランスが摂れると共に、食品のもつリスク分散ができます。
カビが生じやすい食品を避けて、カビを増やさない
カビが生えている時は、カビが発生しやすいものはできるだけ避けるようにします。
防カビ剤を使う必要がある食べ物は外国産に多く、小麦・大麦・チーズ・バナナ・パイナップル・トウモロコシ・コーヒーなど、注意して購入するようにするか、一時食べないようにします。
カビが生えている場合、時にパンが危険な食べ物になります。
パンは炭水化物で、砂糖類を含み、体内に抗体が生じるグルテンというたんぱく質を含み、発酵食品であることから、お腹にカビが生えている人にとって、とてもリスクが高い食品です。
そして、ミネラルやビタミンなどの錠剤などのサプリメントは、かえってお腹のカビのエサになりますので注意しましょう。
抗真菌作用をもつハーブを取り入れる対策
食物繊維を摂って、腸内細菌を善玉菌優位にできると、腸内が弱酸性になってカビであるカンジダ菌がすごしにくい環境になります。
天然の抗真菌作用を持つ食品を、普段の食事に取り入れます。
日本の代表食材ではワサビや梅干しなどが、昔から抗菌・抗カビ作用のある食べ物として利用されています。
抗菌・抗カビ作用のある代表的な食材
梅干し・ワサビ・りんご酢・シナモン・にんにく・しょうが・コショウ・唐辛子・コリアンダー・クローブ・クミン・ターメリック・バジル・ローズマリー・タイム・サフラン・ニーム・エキナセアなど
このように、気軽に使える天然の抗真菌作用をもつ植物は多くありますので、上手に利用しましょう。
日常生活で心がけること
何となく不調を感じたら、様々な原因があるのですが、お腹の中のカビが増えているかも…と考えてみます。
カビに限らず、腸内環境によって、心理的な不安や病気や関節炎など、腸に関係がないと思われがちな症状も、腸が関わっていることが多いのです。
腸を整えることは、様々な病の根源であり、健康を維持するのは、腸内環境を整えることと言っても過言ではありません。
何となく不調と感じたら、腸を整えるように生活をしていきましょう。
お腹のカビを意識した食生活
食生活では、抗真菌作用をもつ食材と意識して食べることと、腸壁を保護して抗菌・抗ウイルス作用があるキャベツ・昆布・オクラなどの「消化補助食品」を食べていきましょう。
キャベツは「キャベジン」という薬になっているほど、胃腸や腸壁の粘膜の再生や胃潰瘍にも役立つビタミンU(別名キャベジン)やビタミンKを含んでいます。
昆布も傷ついた腸壁の保護に役立ち、水溶性食物繊維やミネラル・ヨウ素が豊富です。
キャベツと昆布で作った「キャベツの塩昆布和え」など、おすすめの副菜です。
そして、カビが生成する多くの物質は酸性物質なので、梅干しや酢の物やレモンなどのクエン酸などのアルカリ性のものを食べて中和させ、水分をたっぷりとって、便秘をしないように心がけましょう。
発酵食品は一般的に健康的な食品ですが、何でも食べ過ぎはよくありません。
いくら発酵食品が良いと言っても、主菜・副菜・汁物の全てに発酵食品を使用し、それを1日3食続けて食べるようなメニューが健康的とはいえませんし、カビが増えていくでしょう。
昔ながらの食事をイメージしたぐらいの割合で、発酵食品を食べるようにしましょう。
カビが増えないように食べることはとても重要ですが、それと同じくらい生活にも気を付けましょう。
梅雨時こそ、日光浴をしましょう
室外では、美容で陽にあたることを極端に避けている方もいますが、冬で日光にあたることなく過ごし、春から日光を浴びることは、梅雨を過ごし夏の体力を得るためにもとても大切なことです。
1日10~30分は、日光浴をするように心がけたいところです。
皮膚でつくられたり私たちが食べたビタミンDは、肝臓や腎臓で加工され、活性型ビタミンDになり、カルシウムとリンの吸収促進・骨の形成と成長促進・遺伝子の働きを調節(免疫向上・糖尿病予防・発ガンの抑制)などの働きがあるのですが、日本人はビタミンD不足と言われています。
皮膚にあるビタミンDの前駆体が活性化され、体内の活性型ビタミンDが増えていき、手軽な温熱療法になります。
室内のカビにも注意
室内では、カビは空中に舞っているため、部屋を換気して掃除に注意します。
エアコンの掃除は見えない部分もあるので、念入りにしましょう。
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定期的に「体を高温にする」
定期的に体を高温にすることは、ガン治療にも使われている治療法で、お風呂などで体温を38℃以上にすることで、免疫力が高まり、血行や代謝も促され、腸内環境が整えられます。
お腹のカビ退治をするのに役立つので、ゆっくりとお風呂に入るようにしましょう。
体温が低いと体調不良になりやすく、日常的に体を冷さないように心がけ、「温活」は1年中意識していましょう。
体をカビさせることなく、梅雨を過ごすためにも、食べることに注意し、室内外でちょっと気を付けることで、カビの増殖を減らすことができます。
食事に気を付ける「お腹のカビ退治」は、重症度によって、2~3週間で効果が出始める方と、長期戦になる方もいます。
カビが生えているかも…と疑わしいと思えば、とりあえず対処法を試してみてくださいね。
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東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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