赤ワインはポリフェノールたっぷりで、健康にいいらしい…
しかし、アルコールが苦手…という方も…
是非食べていただきたいのが、赤ワインで煮たポリフェノールや鉄などを多く含む食材で作ったコンポートです。
Contents
コンポートとは
コンポートとは、カットした果物を砂糖やお酒で煮るコンポートは、ヨーロッパの伝統的な『果実の保存方法』のことを言います。
賞味期限の短い生の果物を、より長く保存して楽しむための知恵です。
煮崩れしないで果物の形が残るようにつくることが特徴で、そのまま食べたり料理やデザートとしてヨーグルトやアイスクリームに添えたりしていただきます。
甘味が全く感じないハズレの果物も、アレンジ次第で美味しく食べることができます。
コンポートを作るときは、砂糖以外にレモンやバニラ・シナモン、お酒などを使って風味づけします。
今回はポリフェノールを多く摂る目的で作ったコンポートですが、白ワインやリキュール・ラム・ブランデーなどを加えれば、大人の味の好みのコンポートに仕上がり、パイやケーキ・タルトのアクセントとしても美味しくいただけます。
ポリフェノールの力
ポリフェノールは、植物が光合成を行うときにできる物質で、植物が生長するとき紫外線や害虫、ウイルス、バクテリア、カビから身を守るための生長剤の役割を果たしています。
カテキン、フラボノイド、イソフラボンなども、ポリフェノールの一種で、苦味や渋味が強くて色の濃い植物の実や皮・種に多く含まれています。
ポリフェノールの力は、正常な細胞を傷つける活性酸素の働きを抑え「抗酸化作用」が多く、免疫力を高め、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立ちます。
ポリフェノールは熱に強く、加熱調理しても損失が少ないので、熱を加えた調理をしてもポリフェノールを摂ることができます。
そのポリフェノールの力を基本に、毛細血管を再生し血液サラサラなどの温活効果や生活習慣病予防を意識したコンポートを紹介します。
温活や腸活効果があるコンポート「リンゴをベリー類の赤ワイン煮」
赤ワインを使用するので、ポリフェノールで煮込むことになります。
ポリフェノールは熱を加えても損なわれません。
リンゴは“一日一個で医者いらず”と言われているように、りんごの皮にポリフェノールが豊富に含まれています。
熱を加えることでペクチンが約9倍に増えますし、そのペクチンには、乳酸菌の生育を促進させ、コレステロールなどをキャッチする働きがあり、便秘の改善・血糖値の上昇を抑制します。
そして、りんごに含まれるビタミンCは、加熱しても破壊されない酸化型ビタミンCなので、熱を加えて食べることをおすすめしたい果実です。
毛細血管を再生してリンパ管のデトックス効果があるシナモンを加えることで、体がポカポカする温活効果が得られます。
りんごの栄養は一日一個で医者いらずの効果があると言われています。
焼いたり煮たりと、熱を加えることで栄養が9倍にもなります。
そして、ベリー類をプラスします。
ブルベリーやレーズン・プルーンやクコの実…なんでもOK!
多くの天然ベリーには果物に比べて、より多くの食物繊維やビタミンとミネラルが含まれています。
そして、網膜の毛細血管の保護や強化作用・血液循環を向上させる効果があるため、角膜や水晶体などに含まれるコラーゲンを安定させる作用があると言われている「アントシアニン」も含まれています。
ミネラルにはカリウム、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、セレンやマンガンなどが含まれていて、ナトリウムに比べてカリウムが豊富に含まれているため、利尿作用などの恩恵により高血圧患者に適しています。
冬の寒い時は、血流をよくしたいですね。
シナモンは毛細血管を再生し・リンパ管のデトックス効果と修復されます。
毛細血管は加齢や生活習慣によって短くなってしまいますが、血液サラサラで体に血が巡り、毛細血管を再生さきるように、シナモンを加えています。
消えてしまった毛細血管は、食べ物によってまた蘇ります。
シナモンには毛細血管が再生されゴースト血管を復活させる力があります。
若返る3つの食べ物料理コツと改善法5つを親サイトで紹介しています。
漢方として使用されるシナモンには、水分代謝を調節する作用や、リラックス・記憶力アップにもなるとされています。
べリー類は糖分を加えていないタイプを選んでください。
そして、クエン酸であるレモンを加えて爽やかな味にし、甘味料はオリゴ糖が多い「てんさい糖」の殺菌作用があるハチミツを使ってコンポートをつくります。
ポリフェノールを多く含んだ赤ワイン基本のコンポート
<材料>
- りんご…2個
- レモン…1/2個
※好みのブルベリー類(今回は干しブドウ・クコの実・ブルーベリー・プルーンでした) - シナモンスティック…1本
- 赤ワイン…450ml
- 水…150ml
- 砂糖…大さじ3~具材にもよるのでお好みで調整
※砂糖は、オリゴ糖が多い「てんさい糖」と殺菌作用がある「はちみつ」を混ぜています。
<作り方>
- りんごは好みでカットしてください。芯はくり抜いて皮は栄養があるので、剥きません。
農薬が気になる方は、カットする前に塩で揉み洗いをしてからカットします。
できることなら、無農薬のリンゴが理想です。 - レモンは5mm幅にスライスします。
- 好みのドライフルーツを用意
- 鍋に水・ワインを入れ、中火で砂糖が溶けるまで加熱します。
- 砂糖が溶けたら具材とシナモンスティックを加え、落し蓋をして弱火でりんごが柔らかくなるまで煮て、火から下ろし粗熱を取ります。
ヨーグルトやアイスクリーム・ケーキなどに添えていただくと、美味しいです。
果物と薬膳食材のコンポート
秋のイチジクや梨なども美味しく、その季節にあった効能があります。
作り方は基本と同じです。
具材を効果が期待できるものを選びます。
私は「棗(なつめ)」・「山査子(さんざし)」・「枸杞の実(くこのみ)」「八角」「桂皮(シナモン)」などを選んでいます。
寒い冬は、八角や桂皮を入れて、毛細血管までの血流をよくしましょう。
暑い夏は、熱を加えないでグレープフルーツなどを使ったり、山査子でさっぱりした味にするのもおすすめです。
薬膳とはいえ、私たちのまわりの野菜や木の実など、ほとんどのものに効能があります。
その特徴を生かして、食事やデザートを考えていくことが、健康への早道です。
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東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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