畑の肉【豆類】栄養効能!1日1回食べて解毒・利尿作用で体スッキリ

「畑の肉」の栄養効能!豆類は食事に一つは使うメニューに!

豆腐のお味噌汁など、とても身近な大豆の加工がありますが、お赤飯やおしるこなどの和菓子もで多くの豆を使用したものが身近にありますね。

豆そのモノでもいいのですし、加工されている豆腐や高野豆腐・納豆…と「豆類」を1日必ずひとつ摂るようにしましょう。

「アメリカでは「大地の黄金」とも呼ばれていて、天然の植物中に存在するがん抑制作用のある成分を含んでいて、がん予防効果が発揮できるようにデザインされた食品と認定されている、「デザイナーフーズ」では大豆はトップクラスの食材になっています。

抗酸化作用を抑える作用があるので、がん・動脈硬化の予防・老化・肌の老化防止につながります。

肝臓障害や高脂血症を改善、コレステロールの吸収を抑える働きがあり、自律神経の働きを調整する作用によって、更年期障害や生理不順に効果精子の活性化に効果があります。

動物性たんぱく質を多く摂取してしまう現代の食生活へのアドバイスとして、植物性たんぱく質摂取への比率移行やシフトチェンジをおすすめします

<TOMOIKU総合サイト>

豆類は解毒のお薬とされる薬効

豆はそれぞれ少しずつ違った効能がありますが、薬膳での傾向はほぼ同じです。

小豆:利尿作用


お祝い時の「お赤飯」やおしるこなど様々な和菓子で使われる豆が「小豆」ですね。

小豆の薬効が日本人の体質や気候風土にあっていると言われています。

湿度の高い気候風土の日本人は、もともと皮膚からの水分発散が難しく水滞の生じやすい体質なので、利尿作用が高い体内の余分な水分を排出する小豆の薬効を利用してきました。

毎月1日と15日に小豆粥を食べる習慣は、日本人の水滞を除くための知恵だと言われています。

胃腸を整え、熱を冷まし、乾きを止めて潤し、腫れ物を消し、解毒する作用と幅広い薬効があります。

黒豆:抗酸化作用

本草書に「黒い豆は薬となる」と記されていて、江戸時代では蒸した黒豆を酒に1~2ヶ月漬け込んだものを、冷え性・低血圧症の民間薬として作られていました。

腎機能を強化する働きを併せもち、体内に停滞している水分を排出し、水滞が原因である関節痛・しびれ・むくみ・腹水などの改善に役立ちます。

黒い色をしているので、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」が黒豆には豊富に含まれていて、ポリフェノールには抗酸化作用がありアンチエイジングに役立つ栄養素です。

「まめ(健康)に暮らせますように…」という願いから、お正月の祝膳には黒豆の煮しめや蜜煮などが出されますね。

大豆:血液サラサラ・強い抗菌作用

胃腸を活性化して気力を増す「肉の畑」は、良質なたんぱく質をはじめ、脂質・ビタミン・ミネラルのバランス良く、解毒作用・食欲増進・疲労回復・浮腫・便秘の改善に有効です。

何も加工していない大豆は体を温めも冷やしもしませんが、納豆は体を温めるものに変わり、血液をサラサラにして血行をよくし、強い抗菌作用を発揮します。

豆腐は涼性に変わり、熱を冷まし体液を補って口の渇きを癒やすのですが、大豆は加工によって効能が変わります。

緑豆:夏バテ解消

豆類はほとんど体を温めもせず冷やしもせず「平性」なのですが、緑豆は「涼性」なので、暑い日に夏バテを防ぐには緑豆のお粥で回復できると言われています。

体内に停滞している熱を取り除き、余分な水分を排出する働きがあるからです。

薬物書「本草綱目」では「腫れを消し、熱性の伝染病を治す効果は小豆と同じ。

「緑豆は熱を冷まし毒を消す力は小豆よりある」とされていて、気力を増して胃腸の働きを整え、気や血のめぐりをよくします。



1日1回、豆料理を食事に摂り入れましょう!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【送料無料】【メール便】豆三種おためしセット
価格:1080円(税込、送料無料) (2018/4/27時点)

お豆というと、豆腐や納豆などの加工品をイメージしてしまいがちですが、お鍋でコトコト煮込んだお豆はとてもおいしくいただけます。

黒豆や小豆など、甘く煮ることでおやつにもなります。

1日1品の「豆料理」を心がけていくにあたり、煮込んで冷凍庫でストックしておくことで、思いついたら野菜炒めにプラスしてもおいしくいただけます。

保存方法がよければ、長期間ストックできる乾燥物なので、常に用意するといいですね。

煮込んでミキサーで液状にすることで、スープにもできます。

災害時用にも豆の缶詰

さまざまな豆を冷凍庫に用意しておくのもいいですし、今では簡単に保存できるようにお豆のミックスが販売されていますね。

冷凍庫には常に豆を作ってストックしてありますが、私は災害時用にも豆の缶詰を用意しています。
何もない時…豆が一番効率がいい栄養のとり方だからです。

豆はにんにくやバターで炒めるだけでもいいですし、和食の煮物にもいいですね。

トマトベースのたっぷりの野菜と豆類のスープもいいと思います。

一日一回は加工品も含め、豆類を食べるようにすることを、オススメします。

↓当ブログ:新型コロナウイルスのページ


↓今月の健康プログラム 目次ページ↓




ベルメゾンネット


東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪

 

 

The following two tabs change content below.
【「和漢膳料理研究家」女子栄養大学にて食生活指導士・漢方養生士・中医薬膳士・防災士・ペット食育士】 生涯学習コーディネーターとして、学校支援地域本部事業や成人の学習支援に参加し、生涯学習の振興発展に寄与することを目的とする自治体に登録し、公共地域の活動に参加しています。講演内容は、子どもの食育・成人の療養食・防災食・動物の「食」について、企業相談や地方講演を行っています。

関連記事

  1. 貧血予防の薬膳「金針菜と切干大根のきんぴら」作り置きOKレシ…

  2. 塩麹でトロトロ「ビーフ赤ワイン煮」ポリフェノール効果と発酵調…

  3. 茎の栄養も残さず食べよう「ブロッコリー」効果UP食べ合せリス…

  4. 【はと麦】肌荒れや子供の“水いぼ”の悩み!薬膳ハトムギの簡単…

  5. 小豆(あずき)効果は?薬膳「解毒のお薬」10日に1食は小豆粥…

  6. 白ゴマと黒ゴマ効能の違い「静神丸」不老長寿・滋養強壮の薬膳レ…

TOMOIKU総合サイト

「TOMOIKU総合サイト」は、自分らしい生き方や働き方、居心地のいいものに触れ、人生をプラスに変えて暮らしをデザインする生活情報サイトです。

子ども目線ではありませんが、同じ内容を社会の問題点として注目し、子どもの未来に関わるあらゆる情報をお届けしています。

http://tomoiku.com/

 

“漢方養生士・中医薬膳師・女子栄養大学食生活指導士”として「薬膳・ローフード・スローフードの健康的な食事」
“LOHASライフスタイリスト”として「ロハスな生活」
“愛玩動物飼養管理士&ペット食育士”
として「犬・猫・うさぎの食事」
“保育士”
として「子供の悩み相談」
“AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)”として、企業コンプライアンス・ライフプラン・金融、保険など6つの専門分野など、企業相談や地方講演と地域の活動を行っています。

ご質問の返答は管理人“TOMOIKU京子”個人の考えが含まれます。TOMOIKU記事にまとめてお答えしています。お問い合わせから気軽に質問してください♪

tomoiku21century-01

一般社団法人 日本共育ライフ協会内
(合)共育生活研究所

tomoiku21
サイトマップで情報を探せます!

  1. 2022.06.24

    7月文月「暮らしの歳時記365日」四季の流れで心と体を整…

  2. 2022.06.01

    【6月・水無月】旬の食材を生かして、胃を休めて夏に耐えら…

  3. 2022.05.31

    6月水無月「暮らしの歳時記365日」四季の流れで心と体を…

  4. 2022.05.26

    夏の養生法|食べておきたい旬のおいしい食材と薬膳ポイント…

  5. 2020.07.19

    納豆の栄養はスゴイ!夜食べるとパワーUP!+αで食材で効…

  6. 2020.07.18

    ホールフードWholeFoodの一物全体食は丁寧な暮らし…

  7. 2020.07.17

    雑穀は昔からの健康法!1食で30品目の栄養を手に入れる方…

  8. 2020.07.16

    「厚揚げ」大豆加工品でおすすめ!厚揚げ・木綿豆腐・絹豆腐…

  9. 2020.07.15

    小豆(あずき)効果は?薬膳「解毒のお薬」10日に1食は小…

  10. 2020.07.14

    大豆・黒豆・枝豆の違い「畑の肉」の栄養効能を適度に取り入…

  1. 2022.05.31

    6月水無月「暮らしの歳時記365日」四季の流れで心と体を…

  2. 2022.05.26

    夏の養生法|食べておきたい旬のおいしい食材と薬膳ポイント…

  3. 2020.07.19

    納豆の栄養はスゴイ!夜食べるとパワーUP!+αで食材で効…

  4. 2020.07.18

    ホールフードWholeFoodの一物全体食は丁寧な暮らし…

  5. 2020.07.17

    雑穀は昔からの健康法!1食で30品目の栄養を手に入れる方…

  6. 2020.07.16

    「厚揚げ」大豆加工品でおすすめ!厚揚げ・木綿豆腐・絹豆腐…

  7. 2020.07.15

    小豆(あずき)効果は?薬膳「解毒のお薬」10日に1食は小…

  8. 2020.07.14

    大豆・黒豆・枝豆の違い「畑の肉」の栄養効能を適度に取り入…

  9. 2020.07.13

    枝豆のスゴイ効果「栄養成分を凝縮させる下ごしらえ」ダイエ…

  10. 2020.07.12

    アーモンド・ナッツ類のメリットとコツ!1日食べる量は何粒…

  1. 2020.06.06

    【梅の効果】食中毒やピロリ菌の予防!2週間後に飲む梅酒と…

  2. 2020.06.05

    生活習慣病予防薬膳レシピ【ホタテの炊き込みごはん】帆立効…

  3. 2020.05.29

    腸内環境を改善して免疫力アップダイエットのポイント3つ【…

  4. 2020.05.17

    トウモロコシの皮・ヒゲは捨てない!利水作用「とうもろこし…

  5. 2020.05.17

    デトックス・免疫力UP・腸内環境を整えるメニューづくり3…

  6. 2020.05.13

    たんぱく質食材をマリネにする効果「豆と魚介マリネ料理」薬…

  7. 2020.05.12

    夏の養生法|注意すべき生活と食養生~食べたい食材と夏の薬…

  8. 2020.05.11

    ぬかづけの19倍の乳酸菌「水キムチ」効果!とぎ汁不要の安…

  9. 2020.05.10

    酵素が豊富なラディッシュ(二十日大根)効果!顆粒だしを使…

  10. 2020.05.07

    香辛料の山椒(サンショウ)と花椒(ホアジャオ)の違い・効…

ベルメゾンネット