菜の花の栄養効果と冬に溜まった毒を解毒!食べ合せの良い薬膳調理法

春が旬!菜の花の栄養の効果

春の息吹を感じる3月は、桜の便りも届くようになり、身を縮めて歩いた激しい冬から、景色も新芽を出してやさしい春になる…日本の四季は本当に素敵な国…美しい流れがありますね。

新芽が出る春先は、日々温かさを感じられて心も体も活動的になるときです。

冬に溜まっている老廃物や毒素は春先のうちに取り除いて、新しいスタートの季節を笑顔で過ごせるように薬膳で身体を整えましょう。

この時期におすすめする食材は「菜の花」です。

 

冬に溜まった毒を解毒(デトックス)と栄養価

春先、これから花を咲かせようとする蕾にはエネルギーとなる栄養がたくさん詰まっています。

春野菜の特徴であるほろ苦い風味ですが、β-カロテンをはじめ、各種ビタミンやミネラルをバランスよく含んでいます。

春の香りがたっぷりで栄養価の高い「菜の花」は、緑黄色野菜に分類されβカロテンや葉酸や鉄が豊富なことから、女性の貧血予防にもおすすめ!

塩分を体外に排出するカリウムも多く、体内に滞っている老廃物などを解毒してエネルギーや血液の巡りをよくする効果がみられます。

菜の花栄養表

ビタミンやミネラルを含み、特に鉄分と葉酸が豊富なので貧血気味の人は、ぜひ春には「菜の花」を食材として加えてください。

菜の花の薬膳的解釈-春先に多いトラブルを改善

菜の花2春は「血の騒ぐ季節」と言われていて、気温の上昇にともなって、血の流れもうわずり上半身に滞りやすくなります。

独特の苦みと香りが特徴な菜の花は、血液の流れをよくしてデトックス効果を促してくれて、冬に体がかたまってしまい血が滞っている冬眠中の体を元気に起こしてくれます。

薬物書「本草綱目」では、葉の花は春先の血のトラブルを防ぐ働きがあり、「熱を伴う炎症や腫れ物を治し、鬱血・瘀血を除き、血の滞りをなくす」と記載されています。

気や血の流れをよくして、肌トラブルの解消にも役立ちます。

薬膳的解釈

[五味-苦辛味・五性-温性・帰経-肝肺脾

  • 五味-苦辛味
    体内の熱を冷ましたり、炎症を鎮める作用・体を温めて、滞ったものを追い出す発散作用がある。
  • 五性-温性
    体を温める食材
  • 帰経-肝肺脾
    :気機を調節し蔵血する
    :呼吸・宣発と粛降・水のめぐりを司る
    :運化・昇清・統血を司る

 

現代栄養学では、ビタミンCやカロテンなどの抗酸化物質やカリウムが豊富で、高血圧や動脈硬化を予防し、血液巡回を改善する効果があるとして薬効効果があるとされています。

菜の花の食材効果

  • 肝臓の機能を高める
  • 高血圧や動脈硬化を予防
  • 血行をよくする
  • 腫れをひかせる
  • 炎症を鎮める

 

菜の花は特に女性が食べると効果を感じられる理由

5人に1人の女性にみられる身近な「鉄欠乏性貧血」ですが、赤血球数とヘモグロビンの値の低下を来した状態を「貧血」と言います。

現代の女性は鉄と葉酸が少ないとされていて、特に妊婦さんには、DNAの合成や細胞分裂に必要な栄養素なので、赤ちゃんの成長のためにも大切な栄養素です。

葉酸は造血作用において重要な役割を果すビタミンなので、貧血気味の方は鉄と合わせて葉酸もすすんで食べるようにしましょう。

子宮筋腫や生理不順の方など、子宮ないの血の巡りを良くして、鬱血を取り除いてくれる作用があるので、女性みなさんに摂っていただきたい食材です。

菜の花で貧血を意識して、レバーと食べ合わすと、豊富なビタミンを動物のレバーが破壊してしまうので、注意しましょう。



菜の花と食べ合せの良い食材と薬膳調理法

菜の花は独特の風味と少し苦みがありますが、苦味が苦手でなければいろいろな食材と合いますが、栄養面の相乗効果のある食材を紹介します。

春は“肝”に注意する季節で、ウイルスの活動も旺盛になるために、解毒作用を担う“肝”の働きも盛んになります。

“肝”が働きすぎると、自律神経が乱れて、様々なトラブルを生じさせてしまいます。

【イカ】

貧血予防や肝機能をアップさせるのに、「菜の花とイカのにんにく炒め」がおすすめ!

イカには血を養う作用があり、春に気を付けたい肝機能を高めるタウリンも豊富です。

鉄分や各種ビタミンを相まって、貧血予防ができます。

【干しエビ】

骨粗しょう症予防に、「菜の花と干しエビのおひたし」がおすすめ!

カルシウムがたっぷり含まれているおひたしは、骨粗しょう症予防予防だけではなく、精神的にイライラする春の心のトラブルにも対応してくれます。

【豆腐など】

菜の花に少ないたんぱく質を補うためにも、豆腐…特に厚揚げを合わせるのがおすすめ!

豆腐よりも厚揚げや油揚げがよい大きな理由を、姉妹サイトにて紹介しています。

関連記事:「厚揚げ」大豆加工品でおすすめ!厚揚げ・木綿豆腐・絹豆腐の栄養の比較

菜の花と玉ねぎ、にんにく、お豆腐の組み合わせで、玉ねぎとにんにくの効果が加わり、血液サラサラ・疲労回復や血流改善が期待できる食べ合わせです。

【あさり】

同じく3月から旬になるアサリには、肝機能促進・貧血予防・血中コレステロール減少などの効果があるため、デトックスの季節「春のためのメニュー」になります。

アサリについて関連記事

【あさり・菜の花・にんにく・唐辛子でデトックス活力パスタ】食材効果の最強の薬膳レシピ

私は、アサリの酒蒸しにも菜の花を加えるのが大好きです。

さっぱりと、塩汁もいいでね♪

春の魚介類との食べ合せも良いので、ぜひ意識して食べてくださいね。

食材:菜の花-調理方法の注意点

菜の花ゆで時間菜の花の選び方は、切り口がみずみずしく、鮮やかな緑色で、花が咲いていないものを選びましょう。

葉酸は水溶性ビタミンのために、茹でることで減ってしまうため、洗いすぎないようにして、調理した煮汁ごと食べられる料理で摂るのが理想ですが、茹でて多く食べる場合、茎は20~30秒・葉は10秒と、茹で方を工夫して食べるようにしましょう。

菜の花を炒める時間も30秒程度にして、菜の花の脂溶性ビタミンのβカロテンは、油で炒めて摂ることで吸収がよくなります。

水溶性ビタミンを調理するときは軽く炒めたり蒸したりがおすすめです。

貧血気味の方は、旬の後1ヶ月ごろまで摂ってほしい食材なので、10秒ほど茹でて冷凍することで、こまめに食材として使用するようにしましょう。

保存方法は、湿らせた新聞紙やキッチンペーパーに包んで、花の方を上にして冷蔵庫の野菜室に保存するか、サッと湯がいてラップに包んで冷凍庫で保存します。

春先に多いトラブルは、病院に行くほどではなく感じるほどの倦怠感がありますね。

そんな時、ぜひ「菜の花」を摂って、解毒-デトックスをしましょう。

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【「和漢膳料理研究家」女子栄養大学にて食生活指導士・漢方養生士・中医薬膳士・防災士・ペット食育士】 生涯学習コーディネーターとして、学校支援地域本部事業や成人の学習支援に参加し、生涯学習の振興発展に寄与することを目的とする自治体に登録し、公共地域の活動に参加しています。講演内容は、子どもの食育・成人の療養食・防災食・動物の「食」について、企業相談や地方講演を行っています。

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“漢方養生士・中医薬膳師・女子栄養大学食生活指導士”として「薬膳・ローフード・スローフードの健康的な食事」
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