美肌やイボ用薬品が先行してしまった“はと麦”
女性のお肌の悩み、子供の水いぼなど、「はと麦茶」が良いというのは漢方でも利用する方法なので有効ですが、お茶は予防範囲であり、すでに肌で悩んでいたり、子供にイボができてしまった場合、効果が薄まっているお茶では追いつきません。
はと麦は、主に漢方薬や滋養強壮の料理に使われていましたが、厚生省がはと麦を保健食として推奨して、近年では健康志向が高まってきて、はと麦が持つとされている様々な効果に注目が集まってきました。
化粧品にははと麦を使用するようになり、イボの薬品に使われています。
薬膳でも、はと麦はお肌トラブルで候補にあがる食材です。
お肌トラブルに良いということが先行していますが、江戸時代から大病や出産後の体力回復にははと麦が処方されていて、食べ物というよりも、滋養強壮として薬用としての側面が強かったのです。
“世界三大美女”楊貴妃が愛用していたということから、“美”の追求が強かったのかもしれません。
“はと麦”漢方「薏苡仁-ヨクイニン」の驚く効果!
ハトムギはイネ科の植物で、厚生労働省が定めた「食薬区分」では、食品と医薬品の両方に区分されています。
医薬品として扱う場合は「ヨクイニン(薏苡仁)」と呼ばれ、医薬部外品や化粧品としても幅広く使用されています。
ヨクイニンという成分は、しみ・いぼ・美白・肌の保湿力などが言われていることから、子供の水いぼに「はと麦茶」と手軽に飲めるものが注目されるようになりました。
しかし、水いぼにも軽症なものから、重症化しているものまであります。
もっとヨクイニンを摂取する方法が必要なので対策方法と、肌にだけではなくほかにも様々な効果効能がありますので、紹介します。
はと麦は薬膳として取り入れて効果を!
はと麦は穀類の中でも高タンパクで、繊維が多くミネラルも豊富です。
ふつうの麦とちがって、良質のアミノ酸で形成され、タンパク質・カルシウム・カリウム・鉄・ビタミンB群・脂質・糖質などがバランスよくふくまれていて、身体の新陳代謝を活発にする。
タンパク質の消化率も優れていること、米や小麦のタンパク質よりも、アレルギーの原因になることが少ないことも利点とされています。
しかし、アレルギーの可能性がある方は、必ずアレルギー検査をしてから飲食してください。
精白した米・小麦・はと麦の比較表です。
…など、漢方でも使われているので、家庭料理として使うことで「薬膳」となるのです。
肌トラブルにとって魔法のような成分
代謝や血行を良くして老廃物を排除して、皮膚が生まれ変わる働き(ターンオーバー)が活発化することから、化粧品で使われています。
他にもイボ・シミ・そばかす・しわ・ニキビなどの肌荒れ全般に効果がみられ、アトピー性皮膚炎やむくみなどの改善や予防へ繋がることから、肌トラブルの救世主のような存在になっています。
食品で売られているはと麦は外皮を取っているので、白い外観です。
はと麦を皮付きで炒ると、あの香ばしい“はと麦茶”になります。
白い食品の皮がむかれたはと麦には、“皮膚のむくみ”への効果がありますが、はと麦茶にするとそのむくみ効果がなくなってしまいます。
中医学的に体を冷やす食材でもあるので、冷え性や妊娠中の方は効果効能が良いからと、大量に食べてしまうと逆効果になります。
優れた保湿・美白効果・肌の角質化を防止したい方は、ぜひ食事に“はと麦”を取り入れてみましょう。
子供の“水いぼ”はできるだけ早く治してあげたい!
水いぼは「伝染性軟属腫」という1~10mmの丸いイボで、中央には少しくぼみがあります。
増えると体に無数にできますし、悪化すると膿が出ます。
イボの中には、原因となる“伝染性軟属腫ウイルス”を含む液体が入っているので、幼稚園・保育園・学校の水泳の時間にプールが入れないこともあります。
水いぼをひっかいてその液体が出てくると、本人にもあちこちに水いぼが増えていき、他の子達にも感染するからです。
水イボは自然に治る効能性がありますが、できることなら早く治してあげたいのが親心ですね。
皮膚科に行ってもイボが治る処方箋が出されないこともあり、「はと麦茶」が良いと話が流れていますが、予防目的でははと麦茶でも良いのかもしれませんが、治療目的ではお茶では成分が薄まってしまうことから、早急な効果が見られず、感染中はプールを禁止している保育園や幼稚園があるので、夏にプールに入れないまま過ごしてしまう子がいるのです。
イボに直接効能がある他に、皮膚の再生や保湿、そして滋養強壮と体力をつけることも“水いぼ”を治すのに、大切なことです。
食べる“はと麦”は、水いぼだけではない効果もあり、食事で摂るお米や麦と同じです。
ごはんに混ぜて食べさせてあげてほしい食品です。
お好み焼きなどの粉物を作る時など、はと麦の粉末を混ぜたり、スナック菓子のような乾燥されたものをヨーグルトやサラダに混ぜて、はと麦を食事にも取り入れて悪化するのを避けてあげましょう。
そして、漢方でのイボ取り方法として、はと麦の粉末を水で1:2で混ぜて、お酢を少々加えたものを、イボの部分に塗る方法があります。
はと麦を食事に使って「薬膳」に!
最近では「食育」「マクロビオティック」「スローフード」などに影響されて、食事に取り入れている人も増えました。
はと麦を漢方薬のように摂取するのではなく、ご飯に混ぜて炊いたり、おかずやお菓子の材料に入れるなど工夫され、日常的に取り入れるような使い方をする傾向になりました。
薬膳は特別なことではありません。
簡単に取り入れることができる、料理です。
【はと麦-雑穀】ごはんやおかずで食べましょう
雑穀米などにも入っていることがありますが、ご飯といっしょに炊く方法と、茹でる方法があります。
一番簡単な食べ方は、白米といっしょに食べることです。
-炊き方(米2合の場合)-
- 米は洗っていつものようにお米と水をセットします。
- はと麦50gと大麦の水100mlを加えて30分ぐらい浸透させます。
- 炊き方は普通の白米と同じです。
※はと麦の量は、全体量の三割が目安ですが、好みで増やしても良いです。
はと麦をやわらかく茹でて、サラダやスープとして、おかずに使います。
-茹で方-
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かして、沸騰したら好みの量のはと麦を洗わずにそのまま加えます。
- ときどきかき混ぜながら、中火で15~20分、中心まで茹でたらザルに取ります。
- 茹でると2.7~2.8倍の量になります。
- ザルにあげたはと麦は、流水で手早く洗ってぬめりを軽く取って、水気をしっかり切ります。
- 茹で汁にもβ-グルカンやデンプンが溶け出て栄養があり、ほどよいとろみもついているので、みそ汁やスープなどにしていただきます。
お子さんの“水イボ対策”では、ごはんに混ぜるのが、一番摂取しやすいと思います。
はじめは、皮をむいた「漂白タイプ」から食べたほうが、食べやすかったです。
国産は数少ないですが、このはと麦は国産です。
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【はと麦粉末】小麦粉のかわりにつかえる「きな粉」みたい!
小麦粉のようなハトムギ粉末です。
色の感じも使い方もきな粉ぽい感じで、料理で小麦粉を使うようなメニューに使います。
お好み焼きやパンなどでははと麦が濃いよりも、30%ぐらいの比率にした方がいいと思います。
アイスクリームやヨーグルトに粉末とスナックタイプなどをふりかけ、黒蜜にいただくとおいしかったです。
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【はと麦スナック】こどものおやつに喜んで食べる
コーンフレークのようにして食べられます。
サラダの上にふりかけたりすると香ばしい感じで、おいしくいただけます。
お茶漬けの「ぶぶあられ」のように使うのも香ばしく、使い方はいろいろ!
味付けはされていないので、料理に使いやすいです。
このはと麦を溶かしたチョコレートなどに混ぜて、お菓子をつくる方法もあり、カカオ75%以上のチョコを選んで作ってみてください。
カカオ75%以上のチョコには、カカオポリフェノールの健康効果が得られるので、チョコ風健康食が出来上がります。
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【はと麦茶】麦茶のようで飲みやすい!
スーパーなどで売ってる「はと麦茶」でいいと思いますが、お茶はお湯で抽出される飲みのもなので、できることなら農薬などを使用していないモノをおすすめします。
正直、はと麦茶だけでは希望する効果を得られるほどの力はないと思っています。
どうしても、効果は薄くなりますが、何かを飲むのであれば、水や麦茶よりも、水イボ対策では「はと麦茶」がいいと思います。
現在肌荒れや水イボで悩んでいない場合でも、予防したい方に「はと麦茶」はおすすめです。
我が家の女性は今年の夏は、美しくなり肌の再生が早くなる“はと麦”と、抗酸化作用のある“ルイボスティー”を飲むことにしました。
お嫁さんも30代に突入して、お肌が気になるようです。
約500mlのテトラパックで水出しもできます。
ルイボスティーや麦茶のような味ではなく、有機レモンマートルが入っているので、レモンの香りと味がします。
ハーブティーのように濃い感じではなく、夏にはとても飲みやすくて、私は大好きになりました。
ちょっとおしゃれなお茶です。
満腹感が続くので、1日の総カロリーが減らせてダイエットやメタボ対策にもすすめられている“もち麦”や“はと麦”です。
戦争前後にいやいや食べていた“麦ごはん”という時代がありましたが、漢方では薬用であり現代では健康食となっています。
普段は雑穀米や玄米・発芽玄米など、いろいろ食べていますが、“はと麦入ごはん”を食べる頻度を増やそうと思っています。
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東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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