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二十四節気の秋【寒露-かんろ】10/8~10/22頃
寒露とは、初秋に野の草花に宿る冷たい露のことです。
秋の長雨が終わって、本格的な秋が始まり、山野には紅葉が色を重ねていくきれいな季節です。
そして、実りの秋とともに、人の体もようやく夏の疲れも取れてきて、食欲が出てくる頃です。
五穀の収穫もはじまり、伊勢神宮では天照大神に、五穀豊穣に感謝をして、米の初穂を奉るお祭り「神嘗祭」を行います。
農家は忙しい季節ですが、新米のお米が出荷されて、おいしいごはんが食べられます。
空気が澄んていて、秋晴れの日が多くなり、夜は月も美しく輝いて見えます。
外にでたら、澄んだ秋の空を見上げてみませんか?
心が晴れるように気持ちよく感じられるでしょう…。
体と心をリラックスさせ、気温差に気をつける
夏の疲れが取れてきた頃、体は冬の支度。
気持ちの良い秋の空の下で、スポーツがおすすめですが、なかなか運動をすることができない環境の方もいらっしゃると思います。
きれいな秋の季節を感じながら、ウォーキングや小走りのマラソンなど、散歩でも十分です。
脳内を活性化させるエンドルフィンが出ます。
体と心をリラックスさせ、ため込んだストレスが発散できます。
しかし、道路のアスファルトは、クッションが悪いので膝を痛めないように気をつける必要があります。
ダラダラ歩くのではなく、まっすぐの姿勢で、体の筋肉から内臓・骨の関節まで動かすようなイメージで、5分のだけでも十分運動になります。
そして運動後に汗をかきますが、風邪をひかないように注意しましょう。
昼が短くなって夜が長くなり、まだ気温差があるので、深まる秋に備えて、冬物の衣類などの準備をし始める時期です。
日中はとても暖かく感じても、夜には寒いことがあるので、出かける際はカーディガンなどを持ちあるき、体を冷やさないようにしましょう。
実りの秋を楽しむ
この時期は途中から土用に入り、体の部位ではお腹の胃腸なので、消化吸収をよくするためによく噛んで食べましょう。
乾燥している季節でもあるので、水分を多く含んだ食べ物を自然に摂ってしまうのですが、むくみに気を付けることが大切です。
新米で出回り、野菜や果物もおいしい季節になりますが、寒露の時期のサンマが美味しさのピークになります。
是非、サンマを食べてくださいね。
そして、おいしい新米と同時に、松茸などのキノコも体に栄養を与えてくれます。
今はハウス栽培が多いので、一年中販売されていますが、露地物は秋に旬を迎えるので、キノコが人の体に敏感に反応してくれるのは“秋”です。
炊き込みご飯などおいしいですね…。
果物の柿は、体を冷やしてしまいますが、炎症を抑えたり鼻炎を改善してくれます。
干し柿は甘くて体を温めも冷やしもしないので、風邪の予防・胃腸炎・空咳や美容に最適なので、秋から冬の季節の健康食になるほどの効果があります。
そして、甘くておいしい栗も出回り、体を温め体力をつけてくれます。
耳鳴り・腰痛・胃腸を強化・止血作用もあり、虚弱体質を治して生命力低下を改善するため、滋養強壮に使われています。
1年中市場に出回っているので、旬を忘れがちになりますが、にんじん・ゴボウ・れんこんなどの根野菜、里芋・ジャガイモなどの芋類、しいたけ・舞茸のようなきのこ類と、秋が旬です。
常に食べられる野菜でも、旬の季節に食べると一番おいしいと感じると思います。
そして、旬のモノを体が求めているのです。
献立を考えるとき、旬のモノを意識して食べるようにすることが、自然に免疫を高める献立になります。
実りの秋の食卓は、夏のカラフルなカラーから、秋色になってくる…。
食べ物からも季節を感じることも、健康に大切なことですね。
東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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