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二十四節気【啓蟄】3/6~21日頃
「啓蟄-けいちつ」は自然世界で「おはよう~」と挨拶する頃、二十四節気のひとつで、なかなか使う言葉ではありませんね。
「啓」とはひらく。「蟄」は冬の間地中に虫が閉じこもっていると意味です。
寒い冬の間、土の中にこもっていた虫が、春の陽気を感じて土の中から顔を出し始める時期ということです。
日本では春のはじまりは「始まりの季節」とされていて、太陽暦のお正月・旧暦のお正月・立春・春のお彼岸と「春のお祝い」を4回盛大にお祝いしてきましたが、今は多忙のため簡略化され、バレンタインデーやホワイトデーなどが優先されつつありますね。
先人たちは、春の山を「山笑う」とたとえ、木々や花々の芽吹くさまが、まるで山が笑っているように映っていたようで、感性豊かだったのですね。
春の料理は苦味もいっしょに盛り付けるのが鉄則
苦味のある食材は子供の頃は好きではなかったけれど、大人になると美味しく感じませんか?
洋食が日常になってくると、「日本の旬」の気付きがなくなってしまいそうで、ちょっとさびしいですが、先人達は「春の料理は苦味もいっしょに盛り付けるのが鉄則」としていたようです。
冷蔵庫がない時代は、旬のものを食べることで生活をしていたのでしょう。
近代になって成分を分析し、やっぱり「旬のモノ」が1番と原点にかえったのですが、春の天然の苦味や辛味が新陳代謝を促し、冬の間に縮こまっていた身体を刺激して活動的にしてくれるのです。
春の草・山菜を食べて大地のパワーをいただく
息子達が子供の頃は、つくしやよもぎを摘んでもいいと許可された場所があったのですが、今は薬なども撒かれてしまい、自分で野草を摘みに行かれるところがなくなってしまいました。
孫とつくし摘みに行かれませんが、やはり自然にはえている姿や風景は見せてあげたいと思います。
帰り道のスーパーで様々な春の野菜を買っていっしょに料理をします。
しかし、身近にあったはずの「つくし」が、スーパーで探しても売っていないことが多く、昨年は通販で購入しました。
つくしは食べられるものだと、知らない子供が増えそうで、とても寂しい気持ちになります。
- つくし…甘辛く煮て佃煮風やたまごでとじたり、茹でて酢みそで和える
- ふきのとう…天ぷらで天つゆや塩で食べる
- わらび…あくぬきしておひたし
- たらの芽…小さいものは天ぷらで、おおきいものは胡麻和え
- よもぎ…天ぷらやおひたし・よもぎ団子や草もちによく使われます
- たんぽぽ…葉は柔らかければサラダで生のままで、花は天ぷら
- おおばこ…若葉は天ぷらでお茶が有名です
- せり…春の七草でお粥やおひたしや胡麻和え
- うど…新芽は天ぷら・茎はアク抜きしてそのまま食べられます
- どくだみ…どくだみ茶に使われ、有名ですね。
マヨネーズなども使って、子どもたちにも食べられる工夫ができますね。
春のパワーをたくさん食べて身体の水毒を出し、パワー全開でスタートしましょう!
東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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