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二十四節気の夏【芒種-ぼうしゅ】6/6~6/20頃
“芒種”とは稲などの“穀物を植える季節”のことで、田植えがはじめり、蝶や虫のホタルの姿も見かけられます。
“芒”とは、イネ科の穀物の実にある針状の毛のことです。
小満(5月21日~6月5日頃)の頃に実った麦は刈り取られて、苗として育った稲を植える時季です。
そろそろ梅雨入りという季節で、湿った季節の到来!
心身ともに落ち込みやすくなります。
湿度が高くなると、細菌の繁殖も活発になるので食品の衛生管理と、体を清潔にするように心がけることが大切です。
芒種での体は血行が悪くなる!体内の湿気に注意
汗がたくさん出る季節なのですが、毛穴が閉じてしまっていて汗が出にくいことがあります。
毛穴のトラブルで、毛穴が閉じて汗が出にくくなってしまい、ニキビになったり毛穴が脂性になって髪の毛が抜けやすくなります。
そして、体内に熱がこもってしまうので、内蔵にも炎症をおこし肝臓が腫れやすくなります。
熱がこもってしまうと、熱で抵抗力が落ちてしまって、気温差も重なり風邪をひいたり、口内炎・動悸・息切れなど、体調不良が重なることもあります。
心臓にも負担をかけるので、小指マッサージなどの手足の先端から胴体に血の流れを、促してあげるのもひとつの方法です。
胸が痛いとか不整脈を感じることもあり、普段何も症状がない人も、夏の心臓には注意しましょう。
そして漢方では、今まで怪我や病気などで手術をした人の体には必ず瘀血(血行障害)があると想定して診察します。
体のどこかに滞りがあれば、何かしらの体調不良を感じ、傷みやイライラ・冷えなどが起こります。
血の流れを促す食事と、湯につかって汗をかくことで、血行がよくなります。
お風呂は、汗をかき血行が良くなることや、リラックスできる効果があるので、芒種の時季は、これからの常夏への体力をつくるためにも
“血行をよくして、汗をかいて体内の湿気を溜め込まない”に気をつけましょう。
梅雨-食べて体を整える
適度な塩分と栄養が凝縮された干物や酢を使った料理は、殺菌作用があり
体調不良を改善する効果があります。
夏になってくると、さっぱりとして食べやすい夏野菜が店に並びます。
塩分と乳酸菌効果として「きゅうりのぬか漬け」や、クエン酸と食物繊維が多い「らっきょ漬け」などは進んで食べてほしい食べ物です。
きゅうりには水分補給がある上、からだのほてりを内側からも改善して、利尿作用によってむくみにとても有効です。
きゅうりをこの季節で最大限生かす料理方法は、腸内細菌を整えるぬか漬けや、クエン酸をプラスした三杯酢で食べるのがおすすめです。
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食欲不振になった時、「お蕎麦」もおすすめ!
ざるそばに、抗菌作用のある“わさび”を添えていただきます。
わさびについて:わさび「生・粉・チューブ」表示「生わさびと本わさび」の違いと効果効能!スルフィニルとは
お蕎麦にはむくみ・のぼせ・うつを治し、梅雨のイライラした気持ちを解消し、不眠にも効果的です。
体を冷やすので、冷え性の人の食べ過ぎには注意しましょう。
小麦粉が多い“そばもどき”ではなく、蕎麦粉で作られた「ざるそば」には、蕎麦成分ルチンは、血管収縮作用・毛細血管の透過抑制や強くする効果があるので、脳出血の予防など、血管が原因の予防になります。
体の水分や血の流れが悪いことは、さまざまな病気を作り出してしまいます。
天気が悪い日が続く“梅雨”ですが、合間を見計らってちょこっと汗をかいて、お風呂で代謝をアップして、食事で体を整えることで、常夏の猛暑に耐えられる体ができあがります。
東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
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東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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