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二十四節気の夏【小暑-しょうしょ】7/7~7/22頃
小暑の前後が梅雨明けになります。
太陽の日差しが強くなって、蓮の花が水辺の花が咲き初め、元気なセミの声…本格的な猛暑が来ます。
この時季は梅雨の影響で体がダルくなっていることが多く、食も細くなっている方もいるのではないでしょうか。
これからの暑さを乗り切るためにも、べランスの良い食事を摂って、軽い運動でよいので体力をつけていきましょう。
冷たいものを食べたくなりますが、体を冷やすモノばかりを食べてしまうと結局体が疲れてしまいます。
そして、水毒にならないように、利尿作用がある食材も食べるように心がけましょう。
小暑では「水毒」に注意!梅雨の湿気が体に残る!むくみ対策を!
体に湿気が溜まるというイメージがわかないかもしれませんが、環境や食物で体の中にも湿気が溜まります。
体のむくみは多くの病気を引き起こしますので、軽度であるうちに改善しておきましょう。
むくみが悪化していくと「水毒」という状態になります。
水毒の症状
- 体内の水分の流れが滞り
- むくみや水太り
- 鼻水
- 痰(たん)
- 多汗
- めまい
- 頭痛
- 肩こり
- 腰痛
- 気管支ぜんそく
- 関節リウマチなど
症状が出やすくなったり、現在持っている疾患が悪化します。
重症な場合は病院での診察をおすすめしますが、何となく…と感じている方は運動と食べ物で調整しましょう。
【薬膳になるおすすめの食材】
玄米やそば・みそや醤油の大豆食品・小豆・緑豆・リンゴ・ゴボウやニンジン・しょうが・海藻・赤身の肉や魚・キノコ類・アスパラガス・カボチャ・ゴボウ・ナス・キュウリ・ほうじ茶・ウーロン茶・プーアール茶などをすすんで摂るようにしましょう。
小豆・緑豆は利尿作用もあり、おすすめの食材です。
小暑は筋力が低下する時期なので筋肉をほぐす期間
梅雨で雨が降っていることや、湿気で体内に水が溜まっていることなどで運動から遠ざかっている時期が続いています。
小暑の期間はその影響があるので、筋力が低下しやすくなっています。
梅雨が明けたら、涼しい時間に散歩やラジオ体操などをお日様の下で行うことをおすすめします。
「骨格が自分自身・筋力が心・内蔵が魂」と言われているので、迫ってくる猛暑の準備として体を動かしましょう。
夏!滋養強壮に鰻・ウナギを食べましょう!『土用丑の日』について
一般的な夏の『土用丑の日』にあたる土用は、 立秋の18日前の期間なので、2018年は立秋が8/7のため、土用の期間は7/20~8/6になります。
昔からウナギは滋養強壮とされていて、「万葉集」にウナギを詠んだ歌があります。
昔から夏の体調不良にはウナギを食べて栄養をたっぷり摂ろうという考えがあったんですね。
ウナギには夏の疲労回復や食欲増進に欠かせないビタミンAやビタミンB群などの成分が多く含まれています。
元気のない時や体力が落ちている時に最適な滋養強壮になります。
ウナギは、滋養強壮に良いことから夏に食べられていましたが、土用に食べるとしたのは、平賀源平が商売に困った鰻屋を助けるために仕掛けたイベントだと言われています。
今のバレンタインデーのようなイベントです♪
そのウナギの調理の方法は、関東は背開き・関西は腹開きと東西でさばき方が違います。
どうして東西でさばき方が別れたのか…
関東は武士の文化で「強く切腹を嫌った」関西は商人の文化で「強く腹を割って話すのが好まれた」と言われています。
関東の調理方法は“一度焼いてから蒸した後にタレをつけて焼き上げる”、関西“蒸さないでそのままタレをつけて焼き上げる”という違いがあります。
私はどちらも好きですが、東西の真ん中の名古屋に来てから、1回で3度おいしい“ひつまぶし”を知りました。
1膳目はそのまま通常の鰻飯として食べて、2膳目はワサビや刻み海苔・刻みネギなどの薬味を加えて食べて、3膳目では出汁やお茶などをかけて食べます。
そして、「丑の日」の日には“う”のつく食べ物を食べるとしていて、ウナギはもちろん、うり・うどん・烏骨鶏などがいいと言われています。
梅雨で体に湿気が溜まり、筋肉が固くなっています。
体の水分の循環を良くするような利尿作用のある食べ物と、これから暑い夏に向かって体力をつけられるような滋養強壮の食べ物に気をつけて、体をほぐしてあげるストレッチに心がけましょう!
東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
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東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪

日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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