納豆やオクラ・などの「ネバネバ食品」は、疲労回復に効果的!
粘膜を保護したり免疫力を高め、風邪などのウイルスを予防してくれます。
私たちの食生活の中に、ネバネバ食材はなくてはならないものです。
今回は、ネバネバ食品の効果効能から保存方法まで、ご紹介します。
Contents
ネバネバ食品効果!粘膜保護・免疫力強化のウイルス対策
粘りや糸をひくような物質を含むネバネバ成分は、植物だけでなく、人の体内の粘膜にも含まれています。
気管や消化管、目などの粘膜を保護し、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくする働きをしてくれます。
【ネバネバ食品の効果】
・腸内の善玉菌を増やすため、整腸作用を促し、便秘を防ぐ効果
・体内でコレステロールが吸収されるのを防ぐ作用
・たんぱく質の分解を促進する酵素を含み胃腸を保護する作用
・胃・気管や消化管、目などの粘膜の保護をする作用
・血糖の上昇を抑える働きがあり、糖尿病の予防
・血液をサラサラにする効果により、脳梗塞や心筋梗塞、動脈硬化といった生活習慣病予防
ネバネバの成分によって、ウイルス対策として、様々な粘膜の保護に役立ち、免疫強化などの効果が期待できます。
ネバネバの成分|・水溶性食物繊維・コンドロイチン
ネバネバ成分には3種類の特徴があります。
- ネバネバ成分
オクラ・納豆・長いも・モロヘイヤなど、ネバネバの正体は粘着物質で、多糖類を主体にした粘りのある食物繊維と糖タンパク質が結合したものです。
タンパク質分解酵素が豊富なので、肉や魚の吸収を助けます。
- ネバネバ成分
“ムチン”と言う名のものは動物性であり、日本国外の文献では植物由来のものは“ムチン”とは呼ばれていません。
ここでは、多くの人がわかりやすくしている一般用語として使用していますが、実際は間違っています。
その詳細は親記事に記載していますので、気になる方はご参照ください。
親サイト【植物のネバネバは「ムチン」と言ってはいけない?100年前から名称が間違っていた?】
- 水溶性食物繊維
昆布やワカメ、メカブなどの海藻類に多く含まれていて、腸内環境を整えることで免疫力を高め、高血糖や高血圧、高脂血症の予防にも効果があります。カロリーがほぼゼロであることから、たくさん食べても太りにくいことから、デトックス系のネバネバとも言われています。 - コンドロイチン
フカヒレやツバメの巣などの高級食材では全身の瑞々しさに関わる食べ物として人気がありますが、オクラやモロヘイヤ・なめこ・海藻類などの身近な食材にも多く含まれています。血中コレステロールや過酸化脂質を除去することから、高血圧や動脈硬化を予防する効果も期待できます。
3種のネバネバの成分は、腸内環境を整えることから、免疫細胞が集まり腸内環境が整って、免疫機能が働きます。
ネバネバ食品おすすめ5品!食材の効能と保存方法
ネバネバの食材は、免疫力を高めて粘膜を守ってくれる働きがあるため、ウイルスに対抗する食品として注目されています。
新型コロナウイルスの予防対策で、私は5品は常にストックするようにしました。
水溶性食物繊維を摂るために、麦ごはんは週に2~3回を習慣にしているのですが、その時に必ずネバネバ食材をプラスします。
今回の新型コロナウイルス感染で強化しておきたいのが、粘膜と免疫力!
毎日少量でも食べるように、冷凍保存をするようにしました。
ネバネバ食品は多くありますが、効果効能視点で、おすすめする5品を紹介します。
納豆の効能と保存方法
B2が豊富な納豆は、大豆を発酵させている食品です。
ナットウキナーゼが血栓を強力に溶かし、水溶性ペプチドがホルモンバランスを整えます。
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類ありますが、血糖上昇抑制作用の水溶性食物繊維と、有害物質と排便の促進効果がある不溶性食物繊維のどちらも豊富に含まれていてます。
脂質や糖質のエネルギー代謝がよくなるため、血糖値を下げます。
・納豆の保存方法
納豆は、冷蔵庫保存が基本ですが、冷凍庫で保存する場合は、必ず冷蔵庫内で自然解凍します。
山芋-長芋の効能
ネバネバ成分が豊富に含まれている山芋・長芋は、腸内で糖質の吸収を緩やかにするため、血糖の急激な上昇を抑えます。
粘膜が強化されることから、胃潰瘍や胃炎の予防と改善になり、血中コレステロールの改善、腎臓や肝臓を助ける働き、サポニンも含んでいるため、がんや動脈硬化予防に効果的と言われています。
山芋-長芋に含まれている「ネバネバ成分」は熱に弱いため、生のすりおろしや千切りなどで食べるようにしましょう。
・保存方法
山芋は、新聞紙やキッチンペーパーで包んで冷蔵保存します。冷凍保存はすりおろしてからジップロックなどの袋で保存し、自然解凍して食べます。
メカブの効能
インフルエンザウイルスの抑制に効果がある成分が含まれていると注目されているのが、メカブに含まれている「フコイダン」です。
「フコイダン」は免疫力を高める効果があり、花粉症にも有効だと言われていましたが、理研ビタミン株式会社によって「ウイルスの感染を抑制する…」と、最近報告されました。
そして、メカブのアルギン酸の働きによって、腸内の余分な糖分やコレステロールを吸収して排出することから、血糖の上昇を抑えてくれる働きがあります。
・保存方法
メカブは半年くらい冷凍保存が可能で、ゆでてから冷凍します。生では洗わずにそのまま食べてもいいです。
オクラの効能
オクラは、栄養価も高く、カルシウムや鉄、カロチン、ビタミンCも含まれ、ネバネバは食物繊維が豊富で、腸を整える作用やコレステロールを減らす作用があります。
オクラのカリウムにはナトリウム(塩分)を排泄する働きがあるので、高血圧に効果があります。
そして、抗酸化作用のあるβカロテンが豊富で、体内でビタミンAに変換されることで髪や皮膚や視力の維持などの効果が期待できます。
・保存方法
オクラは、乾燥にも低温にも弱い食材なので、網に袋に入っていますが、ポリ袋や新聞紙に包んでから、冷蔵庫で保存しますが、茹でてから冷凍庫でも保存できます。
なめこの効能
お味噌汁に入れると絶品のなめこのヌルヌルした粘液の成分は、水溶性食物繊維です。
コンドロイチンの成分には保水力があるため、胃や鼻・喉の粘膜を保護し、ウイルスや風邪から守ってくれる効果があります。
きのこに含まれるトレハロースは、自然界に存在する糖で、血糖値の上昇を緩やかにしたり、善玉菌を増やしてくれます。
そしてきのこ類に含まれるβグルカンの成分には、免疫力を活性化してくれる効果があるので、体の免疫力を総合的に高めてくれる食材です。
・保存方法
なめこは基本的に生では食べられません。さっと茹でたりする必要があります。保存方法は冷凍庫でも1か月は風味やヌメリも変わらず保存でき、空気に触れさせないように袋に入って販売されているものが多いと思いますので、袋のままジップロックにいれたり、小出ししたい場合は、ジップロックに入れ替えて、薄く広げておくと便利です。
その他のネバネバ食品
代表的なネバネバ食材を混ぜて、水溶性食物繊維が豊富な麦ごはんにかけて食べたら~最高です!
他にもネバネバ食材がありますので、ご紹介します。
- 里芋
いも類の中では、里芋は非常に低カロリー。ダイエット中の方なら、じゃがいもやかぼちゃなどを里芋に置き換えるだけで、カロリー摂取を抑えられます。 - もずく
もずくには水溶性食物繊維が豊富に含まれて入れ、胃潰瘍や胃炎を防ぎ、殺菌する働きもあります。 - モロヘイヤ
食物繊維が含まれているので、便秘解消やコレステロールを下げ、カロチンによってガン予防にも良いと言われています。栄養価の高さを誇るモロヘイヤですが、カロテンの含有量が突出していて、活性酸素を抑える作用があります。 - 明日葉(あしたば)
今日、葉を摘んでも明日には芽が出ると、名付けられた「明日葉」は、喉や肺など呼吸器系を守る働きがあり、黄色いネバネバ成分には高い抗菌化作用があります。 - つるむらさき
ビタミンC、ビタミンA、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄などのミネラルを豊富に含みます。
ネバネバ食材の中では、旬の季節にならないと入手できない場合がありますが、平均的に入手できる食材で、ネバネバ成分・水溶性食物繊維・コンドロイチンの効果が期待できる5つを基本をリストアップしました。
新型コロナウイルスの感染予防は、うがいや手洗い・人と密にならない行動ですが、もし感染してしまっても、重症化しない体力と、目・鼻・喉などの粘膜を強くして、免疫力を高めておきましょう。
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東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪

日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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