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カラダは食べ物で出来ている!食べ物は「生命の源」
明治時代に、多くの人が命を落とした脚気の改善のために、日常の食事で栄養と摂ることが重要であるという、現代では当たり前のことが初めて説かれています。
飽食の時代にも関わらず、栄養失調になってしまうのはバランスを崩していることです。
現代人は豊富な食材に恵まれ、様々な料理を楽しむことができ、見た目はふくよかではありますが、カラダの中の栄養失調状態を改善するためにも、バランスの取れた食事はとても大切です。
「食事」には行事や風土と結びついた文化的な面や、親しい人たちとのコミュニケーションの場と、さまざまな機能や楽しみがありますが、好きなものが食べられる偏った食事や、孤食という問題も加わってしまった現代です。
「食事」は生きていくための原点です。
なぜ、バランスの良い食事を食べた方がいいのか?
病気になるよりもならないほうがいい…生きていくために自分の責任を果たせたり、“夢”をも叶える…それは、「健康」であることが大前提です。
栄養学を学び、1日◯◯を☓☓グラム食べる…ということを考えると、非常に疲れてしまいます。
栄養素について知ることは、日々の食事の献立を考える助けになりますし、体の機能が低下したときには特に食事に気をつけて、回復のために役立ちます。
当サイト「TOMOIKU」では、難しい知識ではなく、何となく見た目や頭のスミに置いておく知識で、食事を楽しんで健康であり、楽しい未来を考えられる日々を応援していきたいと思っています。
栄養素と栄養の意味の違い
「栄養素」とは、外界から摂取される物質(食品-食べ物)のうち体に必須なモノ「栄養の源」のことを言います。
食品から栄養素を摂る…という表現です。
「栄養」とは、人間の体に取り入れられた栄養素が、人体特有の成分に変換されることを言います。
摂取した栄養素を人間の体で栄養にする…という表現です。
ミカンに含まれるビタミンCなど「ミカンの栄養素」で、お肌に良い「栄養」です。
自然界から摂取した様々な物質を、消化・吸収によって体内に取り込んで、分解(異化作用)や合成(同化作用)によって、生きていくために必要な成分に変換しているのです。
- 分解(異化作用)
多糖体(糖質)、脂肪酸(脂質)、アミノ酸(タンパク質)などの化学的に複雑な構造の物質を単純な物質に分解する反応によって、エネルギーが作られます。 - 合成(同化作用)
外界から摂取した栄養素を人体を構成する特定の成分に変える作用です。
口に入った栄養素は分解や合成をして、体内でお互いに関わり合いながら代謝を起こして、私達の体の栄養になっています。
食事をするときに、「栄養素!栄養素!」と、「栄養素」の摂取のみを目的に食事はしていませんね。
空腹で体がエネルギー(食べ物)を欲し、料理の味を楽しむなど、生きていく満足も「栄養」活動のひとつです。
栄養剤や健康補助食品などを利用することで、必要な栄養素を簡単に取ることができますが、体で栄養をつくるのは単体の栄養素ではありません。
食事での自然な食品には、様々な微量な栄養素や成分、そしてまだ解明されていない栄養素も多く含まれています。
体で作り出す「栄養」はその全体的なバランスがとても大切で、栄養剤や健康補助食品だけに頼ってしまうと、栄養素を分解したり、吸収する能力が衰えてしまうのです。
栄養補助食品はあくまでも「補助」とすることをおすすめします。
体内における栄養素の3つの働き
食品の栄養素はからだの中で、3つの栄養活動をします。
- エネルギーになる
- 体をつくる
- 体の調子を整える
体と栄養素の関係では、構成要素も人の食べた各栄養素が化学反応を起こして私たちの体をつくっていますが、当然ながら人それぞれです。
平均的な構成比率
<器官・組織レベルでの体の構成比率>
筋肉40%・脂肪組織20%・骨14%・内蔵9%・血液9%・血液8%・脳と神経5%・皮膚4%
<栄養素レベルでの栄養素の構成比率>
水分61%・タンパク質17%・脂質16%・ミネラル5.5%・糖質0.5%
代謝にはすべての栄養素が必要!
体は、栄養素の何かが足りなかったり、多かったりすると、「代謝」が正常になるように調整します。
しかし、食生活や生活の乱れによって、その調整を続けられなくなり「生活習慣病」のような病気が発症してしまいます。
そして、不要物も気持ちよく排泄できない食生活をしてしまうことで、体の中で腐敗物が溜まってしまい、体調不良や肌、体重の増加など体に良いことは何ひとつありません。
バランスのよい食事を摂るようにすることは、体は喜び「栄養活動」を簡単に楽しく行うことで、穏やかで楽しい日々を過ごすことに繋がっています。
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