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あさりは冬の毒を解毒(デトックス)する!肝機能UP・コレステロール減少・貧血予防!
寒い2月から海の海藻や貝達も春の感じるのか春には「旬」となります。
あさりの身がぷっくりと太って、旨味成分も増してもっともおいしくなり、薬効を考えても春に食べるのが最適です。
あさりは縄文時代の貝塚にも使用しているように、古くから食されているように、療養食とされています。
春は冬に溜まっている老廃物や毒素を解毒(デトックス)して、肝臓を養生することが大切です。
春先に旬を迎えるあさりには「肝の働きを補う食材」で、肝は血液を貯蔵する器官ですが、あさりは血を補う食材とされ、貧血予防に役立ちます。
春の陽気の上昇とともに、上半身に熱がこもりやすく、多汗・鼻血・口の渇き・のぼせ・めまい・不眠など起こしやすいのですが、そのような熱を冷ます作用があるので、春独特の症状も改善します。
<資料:slism>
肝臓の解毒作用を助けるタウリン・血液中のヘモグロビンの成分となる鉄分・赤血球を産生するビタミンB12が豊富に含まれていて、化学的にも薬効が裏付けられているのが「あさり」です。
あさりで春先に多いトラブル改善!薬膳的な効能
低い脂肪分と高いタンパク質で魅力的なあさり。
ビタミンB12は貝類で最高の含有量で、他にビタミンB2・鉄分・マグネシウム・ビタミン・ミネラル類を多く含んでいます。
ビタミンB12は体内で合成できないので必要不可欠な成分です。
薬膳的解釈
[五味-鹹甘味・五性-寒性・帰経-肝腎脾]
- 五味-鹹甘味
鹹味:かたいものをやわらかくしたり、排泄を促す作用
甘味:緊張を緩めたり、味を中和する作用 - 五性-寒性
体の熱を冷ます食材 - 帰経-肝肺脾
肝:気機を調節し蔵血する
腎:生命力を蓄える機能
脾:運化・昇清・統血を司る
動脈硬化予防として血中コレステロールを減少させることに有効とされて、アミノ酸の一種であるタウリンという成分が多く含まれているので、血液中の余分なコレステロールを抑え、肝機能の働きを高める効果があります。
あさりの食材効果
- 補酵素となる働き
- 肝臓の機能を強化
- 血中コレステロールを減少
- 血圧を下げる効果
- 心臓強化
- アルコール障害の改善
- 糖尿病の防止
- 新陳代謝の促進
- 味覚の正常化
- 生殖機能の向上
- 神経伝達物質の働きを調節
- 利尿効果があり浮腫みを解消 など
塩抜き・調理方法・保存の仕方を変えると味や摂れる栄養分が違う!
塩抜き
砂抜きの際は、海水程度の塩水(海水の塩分は約3%程度なので、水500mlに塩大さじ1杯)を、あさりが重ならないくらいのサイズのバットに並べます。
私は100円均一のパットと網がが一式になっているモノを使用しています。
あさりが吐いた砂を再度吸い込むことがないので、完璧に砂を排除できます。
バットにあさりを置いてからあさりの頭が少し出るくらいひたひたに塩水を注いで、購入してきたものなら2~3時間・潮干狩りで取ったものなら一晩程度常温で砂抜きをしましょう。
調理方法
塩抜きしたあさりを加熱したときに出る汁にうま味成分と栄養素がたっぷり含まれているので、煮汁を一緒に摂れるような調理法がオススメです。
汁をすべていただけるようなスープ風の料理(あさりの酒蒸し・ボンゴレパスタ)など、栄養を無駄なく摂れる炊き込みご飯や味噌汁・スープなどがおすすめです。
保存方法
冷蔵
あさりの保存温度は、10~15℃程度なので冬場以外は常温では危険です。
スーパーで購入してきたものでパックに入ってるものは、砂抜きされている状態なので、冷蔵庫に入れて保存できます。
塩抜きしなければならないあさりは、ボールに塩水を入れて冷蔵庫で保存しますが、潮吹きで庫内な水だらけにならないように、キッチンペーパーや新聞などでフタをしておきましょう。
あさりの旨みをアップさせる方法
生あさりを殻付きで冷凍すると2ヶ月の保存期間になります。
安く売られている時に多めに購入して、塩抜きしてぬめりや汚れを取るように洗い、ジップロックで1回分を冷凍しています。
アサリの旨味は、冷凍することでグルタミン酸とイノシン酸という旨味成分がアップ!
アサリを購入したら、砂抜きしてまず冷凍!
旨味がアップするので、とても得した気持ちになります。
冷凍で身がぷっくらするようにする方法
ジップロックに入れたあさりの隙間に氷水を注ぐのですが、水の量はあさりの隙間がうまる程度。
お水が溢れないように冷凍されるまではタッパーなどをジップロックの下に置いておくといいですよ。
冷凍した方が旨みをアップする食材で代表的なものは「キノコ類」ですが、あさりも冷凍することで本当に美味しくなります!
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