体質のチェックシートで血虚(けっきょ)タイプが一番点数が多かった方のページです。
まだ体質チェックをされていない方は、ぜひチェックしてください。
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血虚タイプは血が不足して栄養不足
体が元気であることを保つために必要な「気」「血」「水」の要である「血」が不足している状態です。
気・血・水の3要素バランスとは…
関連記事:不調の原因-気・血・水の3要素バランス
体の様々な部位に栄養が行き渡らせる「血」が不足した体質ですが、西洋医学の「貧血」とは少々異なります。
健康診断で「貧血」と診断されなくても、血球細胞(赤血球・白血球など)が、形や働きが悪いなどの状況だった場合、貧血と同じ症状を引き起こします。
血虚は、西洋医学の「貧血」の一歩手前の予備軍の状態です。
血が不足しているということは、体に栄養を送る力がないことから、栄養不足になっています。
偏った食事や無理なダイエット・寝不足や過労によって、血が不足するという状況を引き起こします。
女性のトラブルは特に多く、生理不順や血虚の慢性化によって不妊症などの婦人病を起こしやすくなります。
血虚の体調不良は血が不足して栄養不足が原因・症状について
血の不足していることから栄養が体に行き届いていないため、体力も落ちて免疫力が低下しています。
その上冷え性も加わるために、疲労感や倦怠感を感じ、ますます回復しにくくなってしまうのです。
やや痩せ気味の人が多いですが、顔色が青白いので、不健康な顔つきです。
血虚タイプは、骨が弱いことが多いので、血を増やしカルシウムも意識するように食べましょう。
爪が欠けたり、こむら返りといった不調が起こりがちで、集中力の低下や不眠も重なり、精神的にも不安定になりやすいタイプです。
症 状 | 原 因 |
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血虚タイプの生活アドバイス
どんな体質でも、疲労は先天的に持っている体質要素を悪化させてしまいますが、「血」が不足していると、栄養が体に行き渡らないので、体力がなくなりさまざまな体調不良を起こし始めます。
血虚タイプの人は、無理なダイエットを避け、朝食をしっかりとるようにしましょう。
骨が弱い人が多いタイプなので、激しい運動でケガをする可能性が高いため、ウォーキングなどの軽い運動を楽しみましょう。
血行をよくするために、リンパに沿ってマッサージもおすすめです。
血虚がよくなる食養生
血虚タイプの人は、冷え性の改善と鉄分・カルシウムなどを意識した血を増やす食材を食べるようにしましょう。
参考ページ:【温活】冷えとり食べ物5つのルールと常備食5つ
【血虚の食養生】
- 血を補う食材を意識
- 無理なダイエットはしない
- 偏食を避ける
【血虚改善の食材と注意】
- 平性・温性の食材を火を通して使用する
- 血を補う食材(黒や赤い食べ物)
- 鉄分の多い食材を選ぶ
- 骨を強くするために、カルシウムを意識
- 冷たい食べ物(刺身などの生モノ)は避ける
- 消化の悪い脂っこいモノ・甘いモノ・刺激があるモノを取りすぎない。
【血虚タイプ:おすすめ食材】
- 漢方食材:なつめ・金針菜・クコの実
- 薬味:白ごま・黒ごま
- 穀類&豆類:黒米・黒豆・小豆
- 野菜&きのこ:えだまめ・ほうれん草・小松菜・チンゲン菜・にんじん・トマト・黒きくらげ など
- 果物&木の実:ぶどう・栗・プルーン・レーズン
- 魚介&海藻:いわし・かき・いか
- 肉・卵&乳製品:鶏肉・レバー・羊肉・卵・牛乳
- 調味料:黒砂糖
- 飲み物:紅茶・ほうじ茶
主食に黒米や黒豆などを加え、主菜には鶏肉やレバー・いかなどを使います。
副菜には緑や赤の濃い緑黄色野菜を毎日の料理に取り入れます。
- なつめ(微温性/甘味)気分を落ち着かせ、鉄分を補って血行をよくし、貧血を防ぎ血液をきれいにする
- 金針菜(涼性/甘味)鉄分・カルシウム・ビタミンB群が豊富で、精神安定作用が高い
- 鶏肉(平性/甘味)良質タンパク質を含み、消化機能を高めて造血作用がありスタミナをつけます(鶏卵含む)
- 牡蠣(かき)(平性/甘味)ビタミンやミネラル・アミノ酸が豊富で、肝機能を高めるので血液を増やす
- にんじん(温性/甘味)胃腸の機能を助け、肝臓に作用して「血」を養い、免疫力を高める
- トマト(微寒生/酸味)血液を増やし、肝臓のコレステロールを減らして血管を強化させる
- ほうれん草(涼性/甘味)鉄分が多くて吸収を促すビタミンCが多く含まれ、造血作用を強化して血液を増やす
- 黒きくらげ(平性/甘味)血液をきれいにする作用があり、「血」を補い血行促進し体調を整える
- 黒ごま(平性/甘味)たんぱく質・脂質・ビタミン類が豊富で、血行を良くして抗酸化作用・老化予防がある
何を食べたらいいのか?…と悩んだら、「血」を増やし血流をよくする「造血作用」がある食材を選び、体を温める食材を中心に、よく噛んで食べましょう。
早寝早起きを習慣にして体内時計を整え、休息を十分にとって、適度な運動を心がけ、体のリズムと食のバランスに注意しましょう。
DNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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