七色健康食事法基本ページ
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7色食事療法で細胞力を強くしよう!
赤の野菜ですぐに思いつくのは、鮮やかな赤い色が印象的なトマトなのではないでしょうか。
鮮やかなトマトに対して、赤系統の紫を七色健康食事法では別にして7色にしています。
食品の色の違いはファイトケミカルで、それぞれの色は、体内のどの組織でどのように健康維持に役立つのか…と、栄養素を見ていくと、赤に属すよりも紫はまた別の働きがあるからです。
紫も赤と同様、抗酸化作用があるのですが、紫のアントシアニン・ポリフェノール・ナスに含まれるナス人などは赤といっしょに考えない方が、栄養のバランスがとれます。
そして、鶏肉や豚肉の栄養素は“白”に属していますが、牛肉は美肌とアンチエイジングに必須のたんぱく質、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれ、紫外線などによって生まれる活性酸素を除去する酵素や鉄分が豊富なうえ、皮膚の健康に欠かせない亜鉛が含まれているなど、赤の食材に属した方がわかりやすいです。
白身魚の種類の鮭や鯛の皮・カニや海老などは、アスタキサンチンが含まれ、海老などは見た目は赤ではありませんが、茹でたり熱を加えると、赤くなるため赤い食品となります。
赤の食材は、主菜や副菜など、どのような料理にも使えます。
赤の食品パワーの食材と働き
トマトやスイカの鮮やかな赤には抗酸化作用が、リコピンには老化や生活習慣病の原因である活性酸素を除去する力があります。
紫外線から肌を守るので、美容効果が期待できるのです。
唐辛子や赤パプリカなどに含まれる“カプサイチン”は動脈硬化予防に食べる方もいます。
【赤の食材】
- トマト…赤い色素のリコピンは活性酸素を除去し、細胞のガン化を抑制する遺伝子を活発にする。
- 赤ピーマン…真っ赤な色素はカプサイチンで、体内の酸化を予防させ、辛味成分のカプサイシンの抗酸化力も強力。
- いちご…ビタミンCが豊富で、抗酸化作用をもつアントシアニンも多い。
- スイカ…抗酸化作用があるリコピンは、ガンや動脈硬化といった生活習慣病を予防。
- とうがらし…ホルモン分泌を促す効果や、新陳代謝を促進させ、体脂肪が分解されやすい。
- りんご…皮に赤い色素のアントシアニン、果肉には豊富なファイトケミカルで生活習慣病予防につながる。
- 鮭…白身魚ですが赤い色素のアスタキサンチンが含まれ、血管の若さを保ち動脈硬化予防になる。
- 海老…抗酸化成分があるアスタキサンチンで、余分な活性酸素を除去し老化を防ぐ。
…など
習慣化して食べる「赤の食材」
鮮やかな赤の色素で、β-カロテンなどの仲間のリコピンは、抗酸化作用が高く、同じく抗酸化作用を持つビタミンEの100倍以上もあります。
元々は私達の体に侵入する細菌などを退治したり、科学物質を無毒化する役割は持っていますが、その力が体内で活性酸素が過剰になると、体の正常な組織まで傷つけてしまいます。
リコピンはこの活性酸素を消去する作用が強いため、がんや老化予防に効果があると言われています。
β-カロテンには、ビタミンAの作用をするという働きがあります。
有害な活性酸素から、体を守る抗酸化作用・免疫を増強する働きがあることがわかってきています。
トマトなどに含まれているリコピンは、加熱料理をした方が吸収率がアップし、油といっしょにとると更に吸収がよくなります。
ビタミンCの含有量が多い赤ピーマンにおいても、油で炒めてもビタミンCとEとも損失しないため、抗酸化ビタミンの補給には加熱料理をして量を食べるようにした方が効果アップします。
白身魚なのに赤い鮭ですが、その赤い色のアスタキサンチンは紫外線による肌のシワ形成と表皮からの
水分蒸散が抑制されることを確認されています。
そしてアスタキサンチンの抗酸化力は、抗酸化力が極めて強く、代表的な抗酸化ビタミンであるビタミンEの約550〜1000倍に相当するといわれています。
フルーツであるイチゴやスイカは市場に出回る季節が短いこともあり、旬の時には気をつけて食べた方がよい果物です。
赤い野菜は、メインディッシュの飾りつけ野菜にするだけではなく、油を使用して大量に食べるように心がけ、抗酸化力の高いアスタキサンチンが豊富に含まれている魚介類も意識して食べるようにしましょう。
この食材が黄色?…と悩むような食材
この食材は何色?と悩むような食材があります。
食材の色は基本、食べる部分や大部分をしめる部分から判断するのですが、りんご場合、皮が赤で食べる部分は白ですが、赤い食材に属します。
りんごの皮に赤い色素のアントシアニンが含まれているので、できるだけ皮も食べるようにしましょう。
購入するときは赤とは思えない海老ですが、熱を加えると鮮やかな赤になり、その色素はアスタキサンチンなので、抗酸化力が非常に高い食材です。
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