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二十四節気の冬【大寒-だいかん】1/20~2/3頃
旧暦の最後は「大寒」です。
名の通り一年で最も寒い時期で、20日は「二十日正月」とされて、正月のごちそう類をこの日に食べつくす日です。
24日は「お地蔵様の縁日」で、初地蔵と呼ばれて参拝します。
昔から寒さが激しいこの時季は、無病息災や来福などを祈願する行事が行われています。
「寒詣」や冷水を浴びて滝に打たれる祈願する「寒ごり」、「寒中水泳」や空手などの「寒稽古」が行われるのも、厳しい寒さでも己に打ち克って心身を鍛えようという先人たちの考えから行われてきました。
しかし、今は体の抵抗力も弱まる季節です。
特別な思いがある方ではない普通の人は、体を冷やさないよにしましょう。
二十四節気の中で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を「節分」と言います。
特に春の節分に重きを置いているので、季節の変わり目の邪気や悪鬼を祓うために、豆まきをします。
そろそろ街に「恵方巻」の予約のポスターが目に付くようになりましたね。
恵方巻はその年の縁起の良い方角に向かって、丸かじりする習慣が定着してきましたね。
大寒でこころがけること-積極的に陽を浴びてスタート位置を決定させる
二十四節気は春からスタートします。
今から未来をイメージして、春のスタートのために心身の準備が必要です。
そのためにも、寒いからと外の空気やお日様を浴びないで過ごしていると、エネルギーを取り入れられません。
この寒い時期こそ、意識して太陽のエネルギーを取り込まないと、いざ春になった時、パワー不足になってしまうのです。
外に出られない場合は、窓越しの陽でもよく、足腰だけでも陽の当たるようにゆったりと過ごしましょう。
太陽の陽ざしで交感神経を働かせることで、副交感神経が働いてリラックスできます。
自然の世界では冬眠をしている動物達はエネルギーを溜め込んで、春からスタート!
…というように、人間社会でも、春がスタートするスケジュールですね。
健康的な笑顔で春を迎えることができるか…スタート位置を決定させます。
大寒での食事-冬の不養生に注意!
体が冷えて胃腸虚弱になりやすく、体質改善もなかなかできない時期です。
空気の乾燥が気になりますが、体は水太りしやすい時期なので、むくみを取る食事を摂って、温かい滋養強壮の食材を食べるように意識しましょう。
そして、春の花粉症の症状が厳しくなるのは、冬の不養生が原因とも言われています。
冬野菜をたくさん食べるようにしましょう。
そして、豚肉・高麗人参・うなぎなどの免疫食がアップするように心がけましょう。
里芋は体の滞りをなくしてくれるので、気分を明るくしてうつを改善し、肩こりや腫物なども改善されます。
そして…山芋!
この時季、山芋は薬膳料理にもっともふさわしい食材とも言われ、滋養強壮の効果が絶大です。
山芋と同じく長芋でもいいです。
栄養価に大きな違いはなく、どちらも胃粘膜を守るネバネバ成分を含んでいて、カリウムで体内の水分バランスを整えてくれます。
長芋は山芋より水分が多く粘り気が少なく淡白な味で、山芋は長芋より粘りが強く甘みがあります。
それぞれの特徴に合わせて料理してもいいですね。
弱った体にパワーをくれるので、是非すすんで食べてください。
寒さで血流が悪くなる体は体力が落ちていくので、体力だけではなく病気に対する抵抗力が弱まり、風邪もひきやすくなります。
栄養豊富で体をあたためる食材で「食事」を意識して、「十分な栄養と睡眠」が一番大切です。
わかっていても、なかなかできないことかもしれませんが、気持ちのよいスタートを切るためにも、心がけるようにしましょう。
東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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