細胞の力を強くする白の食品パワーとは?色と食材の七色健康食事法

七色健康食事法基本ページ

7色食事療法で細胞力を強くしよう!

一般的な5色である白・緑・赤・黄・茶色だけではないため、白に属されているもので“茶”を独立させています。

茶は免疫強化やガン予防が強い食材になっています。

白い食材は、野菜類でも大根や玉ねぎ・れんこんなどがあり、魚介類のいか・かき・ほたて・あさりとミネラルが多い食材になっています。

白色の食材は野菜でも多くありますが、鶏肉や豚肉は瞬発力に優れた筋肉が多いので、白の食品に属しています。

乳製品も白い食品です。

健康的な食事の中で白い食材は、よく使われる食材が多く、主食・主菜になるものが多いです。

健康のために野菜を1日300~350gを摂り、そのうち1/3は緑黄色野菜をとるように言われていますが、あとの1/3は白い野菜をとることが多いと思います。

いろいろな色のモノを食べてこそ、白い食材の栄養もアップするのです。

色とりどりの食事を食べるようにしましょう…と言われ、そして5色の野菜を食べましょうとも言いますが、7色を意識することで、とても効能的なバランスがよくなります。

 

白の食品パワーの食材と働き


よく食品で白いものは栄養部分を削り取っていて栄養が減っていると言われていますが、それらの皮を剥いてしまい栄養が落ちてしまう食品は“茶”に移行しています。

七色健康食事法の白い食材は、肉も含めていますが、純粋に丸ごと“白”であることを重視しています。

大根・玉ねぎやにんにくなどが代表になる白色野菜の特徴は、風邪の予防や疲労回復など、健康トラブルから身を守ってくれるような栄養素が多いです。

大豆などの豆類に多く含まれるポリフェノールの一種“イソフラボン”は、更年期障害の改善や乳がんなど、女性特有な悩みや体を守ってくれます。

ニンニクなどに含まれる“硫化アリル”は抗菌作用があり、ビタミンB1の吸収を助けるので疲労回復に貢献します。

そして、解毒作用や抗がん作用がある“スルフォラファン”などのアブラナ科の植物も白い食材に属しています。

【白の食材】

  • 大根…大根は辛いほど発がん物質を解毒する酵素を活性化し、解毒作用がある。
  • カブ…カブの辛味成分には血栓予防があり、根の部分は消化吸収を助ける。
  • カリフラワー…ビタミンCが豊富で熱を加えても6割残り、強い抗菌作用がある。
  • たまねぎ…血液サラサラ血栓予防と、辛味成分で動脈硬化予防。1日1/4で抗酸化効果が持続。
  • にんにく…強い匂いの成分で抗酸化作用とガン予防があり、神経細胞を活性化する。
  • 大豆…イソフラボンで女性特有の病気を予防し、体内の老廃物を排出し必須アミノ酸も備えている。
  • 白菜…食物繊維が豊富で、カリウムが余分な塩分を排出し高血圧予防になる。
  • しょうが…香り成分のショウガオールの抗酸化作用で細胞のガン化を防ぎ、血行促進をする。
  • ブロッコリースプラウト…スルフォラファンはガンを抑制し、解毒作用で発がん物質を排出。
  • いか…血圧やコレステロール低下作用があり、心臓や肝臓の機能強化作用がある。
  • 牡蠣…細胞の新生に不可欠な亜鉛の含有量が多く、免疫機能を活発にする。
  • ほたて…グリコーゲン様物質はがん細胞を消失させ、タウリンは腫瘍の数を減らす。
  • あさり…血液を守るビタミンB12と鉄が多く、血液サラサラにし、動脈硬化予防
  • 鶏肉…良質タンパク源で神経伝達物質の合成に不可欠で免疫機能を高める
  • 豚肉…豚のタンパク質には血管をしなやかにし、ビタミンB群が豊富
  • 白身魚…良質のたんぱく質を多く含む
  • 牛乳・乳製品…大腸菌などの繁殖を抑え、ビフィズス菌を増やす。
    …など

習慣化して食べる「白の食材」

白色の食材の特徴は、未病の体を活性化させてくれるような働きが多いということです。

食物繊維が多いことから便秘の予防・改善ができることから、便秘は万病のもとと言われるように、体の流れをスムーズにしてくれます。

鶏肉や豚肉を食べる時、添える野菜は赤・緑・黄色を意識するようにしましょう。

ブロッコリースプラウトは、1日1回のサラダや冷ややっこなどに添える習慣があるといいですよ。

玉ねぎは1日1/4個を目安に食べることも習慣化してしまいましょう。

冷えた体を温めるしょうがも、冬だけではなく夏も体の芯は冷えているので、食べるように心がけて体の代謝をよくしましょう。

 

この食材は紫色?…と悩むような食材

この食材は何色?と悩むような食材もあります。

鶏肉や豚肉など、肉類は赤に属するような気がしますが、効能を優先しています。

そうすることで、添える野菜が決めやすくなります。

魚には白身魚は白色に属していますが、白身魚の鮭・鯛や金目鯛は赤に属しています。

鮭の身のピンク色はアスタキサンチンが含まれていて、鯛や金目鯛の表皮の赤色も同様です。

魚は皮まで食べた方がいいのですが、鯛や金目鯛を白に属する大根で煮ることなどから、魚は赤に属しておいた方が栄養のバランスが良くなります。

他の青魚も、白に属した考え方でよいです。

青魚はEPAとDHAという魚独特の脂が血栓を防ぎ、コレステロール低下作用があることや、赤いトマトなどと料理すると相性がよいことから、白い魚にしています。

七色健康食事法は7食をバランスよく食べることで、効果を発揮します。

出来上がった食事を見て、何が足りないか…次の食事でその不足な色のものを食べるようにすると1日の食事がバランス良いものになります。

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【「和漢膳料理研究家」女子栄養大学にて食生活指導士・漢方養生士・中医薬膳士・防災士・ペット食育士】 生涯学習コーディネーターとして、学校支援地域本部事業や成人の学習支援に参加し、生涯学習の振興発展に寄与することを目的とする自治体に登録し、公共地域の活動に参加しています。講演内容は、子どもの食育・成人の療養食・防災食・動物の「食」について、企業相談や地方講演を行っています。

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“漢方養生士・中医薬膳師・女子栄養大学食生活指導士”として「薬膳・ローフード・スローフードの健康的な食事」
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