エビは寒い夜に食べる3つの理由と効果倍増の食べ合せ「骨代謝・血行促進・ED薬膳」

長寿と幸せを願う縁起の良いエビ

おせち料理の中心にエビが盛られていて、大きな伊勢海老と、腰の曲がったエビがありますが、腰が曲がる歳まで…と、その姿の通り長寿を願ったもので、1年の幸せを願う、縁起の良い魚介とされています。

薬膳でも「長寿」の食材とされ、“腎”の機能を高め体内のエネルギーを上げる効果があることから、食欲不振の改善、体力回復に!

巡りが悪く、血行不良になりがちな人にもおすすめ。

薬膳理論の“腎”とは、普段使っている「腎臓」とは別のモノで、“腎”は体にいくつもの機能を総合した特別な医学用語です。

“腎”には生命活動のもととなる精気を蓄えて、生長・発育・生殖をコントロールする働きがあり、寒い冬は“腎”が弱ってしまうことを「冬の養生」の記事に書きました。

エビの効能:寒い夜に食べた方がよい3つの理由

体を温め、スタミナをつける強壮効果のあるエビは、高たんぱく質で低脂肪、コレステロールの吸収を抑え排泄するタウリンも含まれています。

エビには補腎壮陽という効能があり、「腎の機能を高めエネルギー補う」作用があります。

エビは秋から冬が旬であることから、寒い日に対応する栄養が豊富なので、「旬のモノ」として、食べた方がよい食材です。

冬に弱ってしまう“腎”の機能をアップしてくれるのです。

寒い夜に食べると効果がある、代表的な3つの理由について紹介します。

エビは血行促進に効果的

エビには血行促進効果があるので、体を温めてくれます。

冷え性の方や、血行が悪いことが原因の肩こりなどの改善につながります。

昼間に食べても、体が温まり腎の機能をアップしてくれるのであれば、それはそれで温活効果がありますが、相乗効果を狙って、夜食べた方がより効率的に効果を得ることができます。

エビはホルモン系機能を促進

エビには、成長や発育、生殖を促進するという機能があります。

漢方では、“腎”の働きをよくして精力を高めるので、体力、気力がアップします。

幼年期・青年期での成長促進や、成人では「子作り機能」を促進する作用もあり、男性のEDや女性の生殖機能のトラブル改善や、ホルモン関連の更年期障害などの改善にもつながります。

成長や発育、生殖を促進するという機能は、睡眠中に多く分泌されるため、夜に食べた方が効率的です。

エビの栄養を「骨代謝」に利用する

骨は皮膚と同じように「新陳代謝」が行われ、骨は昼に壊れて夜に作られています。

このことを「骨代謝」と言います。

1本の骨が新しい骨に入れ替わるには約3〜4ヶ月かかり、体のすべての骨が新しい骨に入れ替わるには、約3年・長い人で約5年もかかると言われています。

しかし、考え方を変えると、食事に気を付けていれば全身の骨を、3年から5年で丈夫な骨に入れ替えることができるということです。

夜に骨をつくるとき、古い骨のカルシウムやコラーゲンを溶かしてしまうので、一定量のカルシウムが体内に必要です。

エビにはカルシウムが多く含まれているので、成長期のお子さんや、骨粗しょう症予防などにおすすめの食材です。

女性は、閉経をむかえると女性ホルモンが少なくなっているため、骨や関節の障害が起こりやすくなります。

そのためにも、効率よくカルシウムを取り入れるようにすることが大切です。

食べ合せにも気を付けるようにして、カルシウムを多く含むエビを、メニューのひとつに加えてください。

エビの栄養

エビには、体を温め、幼年期・青年期での成長促進や性機能改善、骨を丈夫にするための“腎”働きを高める作用があることは前述で述べました。

他に、エビの赤い色素のアスタキサンチンには強い抗酸化作用があり、悪玉コレステロールが血管につくのを防ぎ、視力低下を防ぐ効果があります。

そして、殻には動脈硬化予防によいタウリン・キチンなどが含まれ、便秘の改善ができ生活習慣病や老化や認知症予防の効果があります。

効率よく吸収させるおすすめの食べ合せ

どんな食材も食べ合せによって、栄養を効率よく吸収させることができます。

エビも同様、食べ合せに気を付けるだけで効果がアップします。

【カルシウム吸収を助けるおすすめの食べ合せ食材】

マグネシウム、ビタミンD、ビタミンCと一緒に食べることで吸収率を上げることができます。

  • 効果:骨や歯を丈夫にする骨粗しょう症予防・ストレス緩和など
  • 食べ合せ:トマト・ブロッコリー・ピーマン・ほうれん草・キャベツ・柑橘類・干し椎茸など

【免疫力強化・コレステロール低下を助けるおすすめの食べ合せ食材】

β-カロテンやビタミンCが、エビのたんぱく質と合わさると免疫力強化になり、コレステロール低下につながります。
レンコンのように、タウリンを吸収コレステロール低下を下げる効果をアップさせる野菜もあります。

  • 効果:免疫力強化・動脈硬化予防・生活習慣病予防など
  • 食べ合せ:しそ・パセリ・バジル・れんこん・オクラ・モロヘイヤなど

【冷え性やホルモン系・ED(勃起障害)を助けるおすすめの食べ合せ食材】

香辛料を加えることで、体の内側から温め腎の働きを助ける作用がアップします。

  • 効果:冷え性・体のコリ・ホルモン系・ED(勃起障害)など
  • 食べ合せ:しょうが・とうがらし・にんにくなど



栄養素を引き出す料理法

高タンパク質で低カロリーのエビの殻には、カルシウムがとても豊富です。

その殻を食べるには、揚げ物が一番です。

エビに含まれるビタミンEは、油に合わせると吸収率が高まります。

そして、エビの唐揚げにビタミンCのレモン汁を絞る食べ方は、理にかなっているので、柑橘類のビタミンCは添えるようにしましょう。

そして、殻を剥いて炒める場合は、食べ合せの良い野菜を加えるようにします。

注意が必要なのは、生のエビと柑橘類の果汁を合わせると、毒性が出ると言われています。

刺身で食べる場合はレモンなどの柑橘類ではなく、抗菌作用がある“わさび”を使うようにしましょう。

そして、カルシウムをより多く取るには、殻ごと食べられるような「干しエビ」や「稚魚の釜揚げ」なども、食材として加えていくのもおすすめです。

私は、売り場で写真のような「エビの稚魚の釜揚げ」を見つけたら、必ず購入しています。

両手で乗せきれないほどの量があり、栄養満点でリーズナブルです。

ごま油と青葉で炒めてふりかけのようにして食べたり、かき揚げなどを作ります。

寒い冬の夜…弱った“腎”を助けてくれる…エビ。

唐揚げにレモンを添えたり、ブロッコリーと共に炒めたり、小さな乾燥エビをかき揚げにしたりして、免疫力をアップや温活・骨粗しょう症予防に…。

夕食に、子供が大好きなエビフライにもレモンを添えて、骨を丈夫にして成長を促進させる…と、食べる季節や時間と食べ合せによって、同じ食材でも効率よく体に吸収されるように、メニューを考えてみましょう。

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【「和漢膳料理研究家」女子栄養大学にて食生活指導士・漢方養生士・中医薬膳士・防災士・ペット食育士】 生涯学習コーディネーターとして、学校支援地域本部事業や成人の学習支援に参加し、生涯学習の振興発展に寄与することを目的とする自治体に登録し、公共地域の活動に参加しています。講演内容は、子どもの食育・成人の療養食・防災食・動物の「食」について、企業相談や地方講演を行っています。

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“漢方養生士・中医薬膳師・女子栄養大学食生活指導士”として「薬膳・ローフード・スローフードの健康的な食事」
“LOHASライフスタイリスト”として「ロハスな生活」
“愛玩動物飼養管理士&ペット食育士”
として「犬・猫・うさぎの食事」
“保育士”
として「子供の悩み相談」
“AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)”として、企業コンプライアンス・ライフプラン・金融、保険など6つの専門分野など、企業相談や地方講演と地域の活動を行っています。

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