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寒く感じる日のメニューは温活を意識する
寒く感じる日は、お鍋が美味しいですね。
今日はお鍋ができない家族の帰宅時間がバラバラとか、作り置きしておきたい…とか、お鍋以外のメニューの温活効果があるレシピの紹介です。
体を温める野菜を意識することも大切ですが、メインにお肉を使いたい!…という方に、スパイスと調味料で温活メニューを作ります。
ウイルスから身を守るスパイスと香味野菜!血行不良や疲労回復・免疫力UP
体を温めてくれるのは、カレーに使用するようなスパイスは想像できますね。
今回はお肉料理で和風調味料を使うので、「八角」を使います。
八角はかなりの万能スパイスです。
ウイルスや細菌から守る効果があるので、風邪やインフルエンザ予防にもおすすめです。
詳細は関連記事を用意しています。
そして、温活で代表的なしょうが・ねぎ・にんにくと、好みでですが唐辛子の香味野菜を使います。
体を温める香味野菜などの食材を紹介している関連記事です。
乾燥肌対策のお肉とビタミンC
肌のハリ、ツヤ、弾力に欠かせないコラーゲンは、タンパク質の一種です。
しかし、そのコラーゲンを最大に生かすのは、ビタミンC。
コラーゲンの多い食べ物と合わせて、レモンやオレンジなどの柑橘類や野菜類など、ビタミンCの豊富な食材と一緒に摂るようにします。
私は今回、副菜として「ポテトサラダ」を作りました。
ジャガイモのビタミンCは加熱調理しても野菜類の中で比較的損失が少なく,一回に食べる量も多いため大切なビタミンC供給源となるからです。
メインのお肉は鶏肉!
鶏肉はコラーゲンが豊富です。
高タンパク質で低脂肪なので、ダイエットを検討しいている方にとっては効果が期待されるお肉です。
手羽先や手羽元は、体部分よりも肉が少なく皮が多く、煮たものを冷やしておけば「煮こごり」ができます。
ドロドロと気持ち悪く感じるかもしれませんが、これが実はコラーゲンのカタマリです。
大根などで、煮汁(煮こごり)を同時に食べるのもいいですね。
私は、残った「煮こごり」で野菜の煮物を翌日作るなどして、余すことなく食べるようにしています。
腸を整える発酵調味料効果
日本の調味料は、ほとんど発酵食品なので、腸を整えたり、体の中の善玉菌を増やす役目をしています。
腸内を整えるためには、添加物が使用されている調味料は体を冷してしまうので、本物の調味料を使ってください。
安価な偽物の調味料は、「○○風味」や「新式醸造○○」というような商品名になっているので、調味料のラベルの原材料を確認するようにしましょう。
合成調味料を使い続けてきた方が、調味料の見直しだけで体の不調が改善された例は、今では珍しくありません。
添加物の蓄積は、解毒していきたいですね。
では今回使用する調味料の効果を紹介します。
<発酵調味料>
- 醤油
血糖値の上昇を抑制する効果や整腸作用・免疫力のアップ・解毒作用・強力な抗酸化作用(がん予防・アンチエイジングなど)、発酵食品としての効果 - みりん
代謝を上げ、健康が肉体をつくり貧血などの予防 - お酒
整腸作用がある糀が2倍の「純米酒」がおすすめで、食材(肉や魚など)の臭いを消し風味が豊かになります。 - お酢
酢酸には、胃液や唾液の分泌を促進させて食欲を増進させる効果や、血液をサラサラにします。
食欲が無くてもエネルギーのもとになるお肉を食べやすくして血行を良くするので温活効果が高いメニューです。
八角や良質な調味料による、風邪などのウイルスや細菌の抗菌になることも意識しました。
副菜も温活を意識しよう
体を温める野菜は、根菜です。
地面の下に埋もれているものは、体を温める性質をもっているのです。
ねぎ、ゴボウ、ニンジン、レンコンなどの根菜類や、カボチャなどのイモ類は自分に熱があるので、熱い太陽から逃れようとして、地面の下へ深く伸びようとします。
きんぴらごぼうや、かぼちゃと小豆を煮合わせたものなどを副菜にするようにしましょう。
根菜は食物繊維が多いため、便秘も解消できる野菜です。
温活の肉料理レシピ「鶏のさっぱり煮」
お酢を使った煮込み料理の定番とも言える、鶏の手羽元のさっぱり煮ですが、今回は抗菌作用と体を温める力をアップさせるために、「八角」を使います。
始めに鶏手羽を香ばしく焼き、うま味を閉じ込めてから煮ます。濃いめの味付けですが、お酢の効果でさっぱりとした後味に仕上がります。ニンニクやしょうがを加えることで風味が増し、ご飯が進むおいしさです!
<材料>2人分
- 鶏手羽元…10本ぐらい
- ねぎ(青い部分)10㎝
- ねぎ(白い部分)
- 青菜は好み:スナップエンドウ(アスパラガス・チンゲン菜や生の豆苗など)
- しょうが…1/2片
- ニンニク…1片
- 八角…1~2個
- 塩コショウ…少々
- 酢…80㎖
- 醤油…50㎖
- みりん…50㎖
- 酒…50㎖
- 砂糖…大さじ3
(砂糖はオリゴ糖が多く体を温める「てんさい糖」がおすすめ) - 塩コショウ…少々
肉の大きさで調味料の量が前後します。肉がかぶるほどの量は必要ありません。
照りがほしい場合など、調味料がシタシタぐらいの方が美味しくできます。
<作り方>
- 添えるモノを作る。
写真のネギ…油をスプレーし、トースターで焼きました。
写真スナップエンドウ…熱湯でさっと茹でています。 - 鶏手羽元に塩コショウをふっておきます。
- しょうがは薄切りにし、ニンニクは半分に切って芯を取り除き切ります。
ネギは大きいままでOK! - フライパンに油少々(分量外)をひいて、10分ぐらいニンニクの香りづけをしておきます。
- フライパンを中火で熱し、鶏手羽元を皮目から焼き、全体に焼き色をつけます。
- フライパンに青ネギ1本と、酢・醤油・酒・砂糖としょうがと八角を加えます。
- 蓋をして弱めの中火で10分ほど煮てできあがりです。
煮る時に「ゆで卵」も同時に煮込んでも美味しいです。
我家のメニューは、「鶏のさっぱり煮」に「ポテトサラダ」と「ぬか漬け」と「豚汁」でしたので、卵を添えるとたんぱく質が多すぎるので、添えませんでした。
副菜とのバランスで、調味料を増やして大根などもいっしょに煮込んでも美味しいです。
そして、ガツン!とパンチが欲しい場合、豚バラで唐辛子をプラスしてもいいですね。
私は、プラス細唐辛子も加えて豚バラと大根を煮込むときがあります。
写真は…卵を煮込み忘れてしまい、失敗作ですヾ(^o^;)
でも、お肉と大根が軟らかくおいしくできたのでよしとしました。
体を温める効果があるスパイスや香味野菜に、腸活によい様々な日本の発酵調味料を最大限に生かして、ウイルスや細菌に負けない力…免疫力をアップして、お肌トラブルや便秘などの改善をしていきましょう。
体が温かく、腸が整っていないと、風邪などの体調不良になりやすいです。
温活・腸活・菌活は、別々のものではなく、体の仕組みはすべてひとつになっています。
体は食べ物でできているので、自分の体調や世の流行っているウイルスに負けない体づくりをしていきましょう。
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