体質診断「痰湿(たんしつ)」水はけが悪い状態で老廃物が溜まっている

体質のチェックシートで痰湿(たんしつ)タイプが一番点数が多かった方のページです。

まだ体質チェックをされていない方は、ぜひチェックしてください。

痰湿タイプは水はけが悪い状態

体が元気であることを保つために必要な「」「けつ」「すい」の要である「すい」の巡りが悪い状態です。

気・血・水の3要素バランスとは…
関連記事:不調の原因-気・血・水の3要素バランス

新陳代謝が悪いため、余分な水分や脂肪が体にたまりやすくなっています。

体にたまった老廃物が外に出ようとするために、ニキビや吹き出物ができ、痰やおりものが増えていきます。

体脂肪率も高めで体格は肥満気味の人が多く、体に水分がたまっているので、水太りになっています。

糖尿病にもなりやすく、体がお重だるい感じが常にあります。

痰湿タイプの老廃物が溜まる原因・症状について

痰湿タイプでも、体が冷えている「寒タイプ」と、熱がこもっている「熱タイプ」に分かれます。

いずれにしても、水がたまり新陳代謝が悪いことには変わりなく、改善方法は、痰湿を体外に排出するしかありません。

そして胃腸の働きをしっかりさせることも大切です。

胃腸がしっかり働いていないと、余分な水分をしっかり排泄できません。

症 状原 因
  • 肥満もしくは水太り
  • 体が重だるい
  • 太っている
  • むくみやすい
  • ニキビ吹き出物が多い
  • 痰が多い
  • 肌が脂性
  • 体脂肪が高い
  • めまい・吐き気がある etc
  • 暴飲暴食
  • 脂っぽいモノが好き
  • 甘い菓子類が好き
  • 飲酒
  • 喫煙
  • 運動不足
  • 水分摂りすぎ etc
SPONSORED LINK



痰湿タイプの生活

どんな体質でも、疲労は先天的に持っている体質要素を悪化させてしまいますが、「水」の流れが悪いと、水太りになり心も体も重くなります。

暴飲暴食する人が多いのですが、生活習慣全般を見直す必要があります。

適度な運動も必要で、朝夜の生活リズムを正し、体内時計を正常化させましょう。

強い意志でいままでの悪習慣を改善する必要があります。

痰湿がよくなる食養生

痰湿タイプの人は、便通や排尿をよくする食物を意識するようにします。

脂肪や水分の排泄を促して、体にたまった「痰湿」を取り除くことが必須です。

食物繊維を食べて、腸内の老廃物や水分を吸収して、便として体外に排泄させるようにしましょう。

脂っぽいものや、肉類・卵黄・魚卵や味の濃いもの、炭酸飲料、冷たい飲み物は避けましょう。

【痰湿の食養生】

  • 水はけのよい食べ物を食べる
  • 老廃物を体外に排出させる
  • 水を飲みすぎる傾向なので注意

【痰湿改善の食材と注意】

  • 食物繊維を食べる
  • 脂っぽいモノを食べない
  • 水分摂取を控える
  • 肉より青魚を食べる
  • クエン酸をとる
  • 菓子類の甘味のあるものを避ける

【痰湿タイプ:おすすめ食材】

  • 漢方食材:葛
  • 薬味:セージ
  • 穀類&豆類:玄米・ハト麦・緑豆・豆腐
  • 野菜&きのこ:たけのこ・根菜類(ごぼう、大根など)・アスパラガス・かぼちゃ・苦瓜・冬瓜
  • 果物&木の実:いちご・バナナ
  • 魚介&海藻:海藻・あさり・カニ
  • 肉・卵&乳製品:鴨肉・チーズ
  • 調味料:醤油・塩・味噌
  • 飲み物:ウーロン茶・プーアル茶・ハト麦茶

 

食物繊維たっぷりの食材で、新陳代謝を促すようにします。

それと同時に、むくまないように水の摂取方法にも注意が必要です。

  • 青背の魚(いわし:温性/甘味・さんま:平性/苦味・あじ:温性/甘味)血液をサラサラにし、「気と血」を補う。
  • 貝類 (あさり:寒性/鹹味)(しじみ:寒性/甘味)余分な水分を排出させる利尿作用があり、脂肪を取り除く
  • 海藻(寒性/甘味・辛味)食物繊維やミネラルが鳳珠で余分な脂肪を吸着して排泄し、免疫力を高める
  • 根菜(涼性/甘味)たっぷりの食物繊維があり、脂肪吸収を抑えて老廃物や毒素を排出させる
  • 緑豆(涼性/甘味)解熱・解毒作用があり炎症をやわらげ、利尿作用がある
  • きのこ類(平性/甘味)滋養強壮・老化防止の長寿食で、新陳代謝を助け免疫力を高めて血中脂肪を減少させる
  • ハト麦(微涼性/甘味)美肌づくりの妙薬で、体の水分代謝を正常に戻す
  • バナナ(寒性/甘味)カリウム含有量が多いので、利尿作用・血圧降下作用があり細胞の潤いを保護する
  • こんにゃく(寒性/辛味)食物繊維が豊富で、体にたまった脂肪を排出させ、血行促進し血糖値を下げる

何を食べたらいいのか?…と悩んだら、食物繊維をたっぷりとれる食材を中心に、よく噛んで食べましょう。

早寝早起きを習慣にして体内時計を整え、休息を十分にとって、適度な運動を心がけ、体のリズムと食のバランスに注意しましょう。

SPONSORED LINK




ベルメゾンネット



DNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪

The following two tabs change content below.
【「和漢膳料理研究家」女子栄養大学にて食生活指導士・漢方養生士・中医薬膳士・防災士・ペット食育士】 生涯学習コーディネーターとして、学校支援地域本部事業や成人の学習支援に参加し、生涯学習の振興発展に寄与することを目的とする自治体に登録し、公共地域の活動に参加しています。講演内容は、子どもの食育・成人の療養食・防災食・動物の「食」について、企業相談や地方講演を行っています。

関連記事

  1. 不快な症状や変調を改善“陰陽五行”【漢方養生法と薬膳食養生】…

  2. 薬膳食養生“五臓六腑とは”食事を健康に生かす漢方養生法とチェ…

  3. 体質診断「気滞(きたい)」気の流れが停滞し自律神経バランスが…

  4. 不調の原因-気・血・水の3要素バランス【漢方養生法と薬膳食養…

  5. 体質診断「瘀血(おけつ)」血の巡りが悪い状態で新陳代謝が低下…

  6. 薬膳のチェックシートで健康確認!漢方の養生法“食養生”を学ぼ…

TOMOIKU総合サイト

「TOMOIKU総合サイト」は、自分らしい生き方や働き方、居心地のいいものに触れ、人生をプラスに変えて暮らしをデザインする生活情報サイトです。

子ども目線ではありませんが、同じ内容を社会の問題点として注目し、子どもの未来に関わるあらゆる情報をお届けしています。

http://tomoiku.com/

 

“漢方養生士・中医薬膳師・女子栄養大学食生活指導士”として「薬膳・ローフード・スローフードの健康的な食事」
“LOHASライフスタイリスト”として「ロハスな生活」
“愛玩動物飼養管理士&ペット食育士”
として「犬・猫・うさぎの食事」
“保育士”
として「子供の悩み相談」
“AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)”として、企業コンプライアンス・ライフプラン・金融、保険など6つの専門分野など、企業相談や地方講演と地域の活動を行っています。

ご質問の返答は管理人“TOMOIKU京子”個人の考えが含まれます。TOMOIKU記事にまとめてお答えしています。お問い合わせから気軽に質問してください♪

tomoiku21century-01

一般社団法人 日本共育ライフ協会内
(合)共育生活研究所

tomoiku21
サイトマップで情報を探せます!

  1. 2022.06.24

    7月文月「暮らしの歳時記365日」四季の流れで心と体を整…

  2. 2022.06.01

    【6月・水無月】旬の食材を生かして、胃を休めて夏に耐えら…

  3. 2022.05.31

    6月水無月「暮らしの歳時記365日」四季の流れで心と体を…

  4. 2022.05.26

    夏の養生法|食べておきたい旬のおいしい食材と薬膳ポイント…

  5. 2020.07.19

    納豆の栄養はスゴイ!夜食べるとパワーUP!+αで食材で効…

  6. 2020.07.18

    ホールフードWholeFoodの一物全体食は丁寧な暮らし…

  7. 2020.07.17

    雑穀は昔からの健康法!1食で30品目の栄養を手に入れる方…

  8. 2020.07.16

    「厚揚げ」大豆加工品でおすすめ!厚揚げ・木綿豆腐・絹豆腐…

  9. 2020.07.15

    小豆(あずき)効果は?薬膳「解毒のお薬」10日に1食は小…

  10. 2020.07.14

    大豆・黒豆・枝豆の違い「畑の肉」の栄養効能を適度に取り入…

  1. 2022.05.31

    6月水無月「暮らしの歳時記365日」四季の流れで心と体を…

  2. 2022.05.26

    夏の養生法|食べておきたい旬のおいしい食材と薬膳ポイント…

  3. 2020.07.19

    納豆の栄養はスゴイ!夜食べるとパワーUP!+αで食材で効…

  4. 2020.07.18

    ホールフードWholeFoodの一物全体食は丁寧な暮らし…

  5. 2020.07.17

    雑穀は昔からの健康法!1食で30品目の栄養を手に入れる方…

  6. 2020.07.16

    「厚揚げ」大豆加工品でおすすめ!厚揚げ・木綿豆腐・絹豆腐…

  7. 2020.07.15

    小豆(あずき)効果は?薬膳「解毒のお薬」10日に1食は小…

  8. 2020.07.14

    大豆・黒豆・枝豆の違い「畑の肉」の栄養効能を適度に取り入…

  9. 2020.07.13

    枝豆のスゴイ効果「栄養成分を凝縮させる下ごしらえ」ダイエ…

  10. 2020.07.12

    アーモンド・ナッツ類のメリットとコツ!1日食べる量は何粒…

  1. 2020.06.06

    【梅の効果】食中毒やピロリ菌の予防!2週間後に飲む梅酒と…

  2. 2020.06.05

    生活習慣病予防薬膳レシピ【ホタテの炊き込みごはん】帆立効…

  3. 2020.05.29

    腸内環境を改善して免疫力アップダイエットのポイント3つ【…

  4. 2020.05.17

    トウモロコシの皮・ヒゲは捨てない!利水作用「とうもろこし…

  5. 2020.05.17

    デトックス・免疫力UP・腸内環境を整えるメニューづくり3…

  6. 2020.05.13

    たんぱく質食材をマリネにする効果「豆と魚介マリネ料理」薬…

  7. 2020.05.12

    夏の養生法|注意すべき生活と食養生~食べたい食材と夏の薬…

  8. 2020.05.11

    ぬかづけの19倍の乳酸菌「水キムチ」効果!とぎ汁不要の安…

  9. 2020.05.10

    酵素が豊富なラディッシュ(二十日大根)効果!顆粒だしを使…

  10. 2020.05.07

    香辛料の山椒(サンショウ)と花椒(ホアジャオ)の違い・効…

ベルメゾンネット