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ていねいに暮らす-6月1日は昔から生活の節目-氷の朔日と衣替え
旧暦の6月は酷暑の最中で、水も枯れ尽きる様子から「水無月-みなづき」と呼ばれていました。
現代のようにエアコンがない時代、昔の人は工夫がつまっている生活をしていたのだな…と感じる6月1日
氷の朔日の行事を行い、衣替えをする「夏」の準備をする日なんです。
「氷の朔日-こおりのついたち」の日って何?
昔むかーしの6月1日、暑さに負けないように保存していた氷を食べる「氷室の節会-ひむろのせちえ」という行事があって、氷や氷餅などを神様にお供えして、その後に食べるという風習がありました。
清少納言の『枕草子』
「あてなるもの。削り氷にあまづら入れて、新しき金まりにいれたる。水晶の数珠。藤の花。梅の花に雪の降りかかりたる。」
—訳—
上品な物。削った氷に甘葛の蜜を入れて、新しい金属のお椀に入れたもの。水晶の数珠。藤の花。梅の花に雪が降りかかっているよう。」
平安時代、冷蔵庫がない時代に「かき氷」を食べていたなんて…すごい貴重なものだったでしょうね。
私は、氷餅を食べたことがありません。
記事にしていると、食べたくなります。
どうやって食べるのか調べてみました。
氷餅(こおりもち)とは、餅を水に浸して凍らせたものを寒風に晒して乾燥させた保存食。
特に炊飯には向かない屑米を粉末状にして牛蒡などの野菜の粉とまぜて餅を作ってそれを氷餅とする場合もある。伝統的に小正月前後に搗いた餅や残った餅を氷餅として加工して田植えの時期やむけ節句(6月1日)の際に食する地方が多い。
糒と同じように水で戻して餅として食する他、炒って食したり、細かく砕いて和菓子の原料とする場合もある。<参考:ウィキペディア>
私の大好きなお店、和菓子の材料の専門店「あんこの内藤」さんで調べてみました。
写真を見て、食べたことがあることがわかりました。
和菓子にまぶされたキラキラ光った白い粉のようなもので、雪・霜・氷に見たてて使われていて、花鳥風月を表現するために必要な材料なのだそうです。
和菓子屋さんで作られたもので、たまにキラキラ光っているもの!
味があるようなないような…そんな記憶です。
自分で使用したことがないので、今度挑戦してみます。
「衣替えの日」ポイントは?
スッキリしない空を見ていると気分が滅入ってしまいそうになりますが、道端のあじさいが雨の雫で輝いているといい感じ♪…なんて思ったりもします。
6月1日は衣替えの日ですね。
学校や職場の制服が夏服に替わる目安の日。
和服だった頃、着物に裏地を付けた袷から裏地のない単衣に替えた風習の名残なのだそうです。
4月1日は「綿貫-わたぬき」という衣替えをしていて、綿入りの衣類から綿を抜いて春の着物にしたそうです。
現代の洋服でも、コートの内側に取り外しができる暖かいボアがボタンで取り外せることができるアイディアは、遠い昔から行われていたことだったんですね。
衣替えは今ではクローゼットの使用方法の工夫によって、昔ほど大変な作業ではなくなりましたが、家の管理をする方にとっては湿気も気にしながら収納していく作業は大変ですね。
昔の人って、どうやって防虫消臭をしていたのでしょうね…気になります。
昨日、防虫消臭効果として【無印良品】レッドシダーブロックを買い足しました♪
衣替えは四季がはっきりしている日本ならではの風習なんですよ♪
- 一度でも袖を通した衣類は、そのまま収納してしまうとシミ・黄ばみ・虫食いの原因になるので、洗濯するかクリーニングに出しましょう
- 湿気がこもるとカビの原因になるので、クリーニングから戻ってきたら、ビニールのまま収納をせず不織布でできているカバーをしておくと通気性がよくて洋服がいたまないでしょう。
- シワや型崩れを防ぐために、収納ケースの8割り程度に収め、スーツやコートのハンガーは細いタイプではなく、肩はしっかり落ち着くものにした方がいいですね。
スーツやコートの型崩れ防止・防虫消臭もできるハンガーです。
大切な洋服は幅のあるハンガーを使用した方が生地の変形がないので、洋服がいたみません。
レッドシダー薄型ハンガー・3本組
約幅41cmありますし、薄型ですがしっかりしています。
1組(3本入) 1,000円
他にも無印良品には素敵なアイテムがありますよ♪
そして、衣替えだからこそ、不要な服を整理しやすいですね。
数回袖を通しただけ…子供服ってすぐに着られなくなっちゃう!など…
洋服のない世界の人たちに寄付をしませんか?
「NPO法人もったいないジャパン」日用品・衣類など様々なものを、被災地や海外の孤児院の為に役立ててくれます。
ジメジメした生活だからこそ、お部屋はスッキリさせて、ゆったりとした時間をつくりましょう。
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