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腸が健康を左右する!?
最近話題となることが多い「腸内フローラ」
腸内フローラとは、腸管における腸内細菌の様相で、「腸内細菌叢/ちょうないさいきんそう」と言い、健康に生きていくために重要な働きがあります。
顕微鏡で腸の中を覗くと「フローラ=花畑」のように見えることから、腸内フローラと呼ばれるようになったのです。
腸の長さは6mで広げることでテニスコート1面分・重さは1~1.5kgです。
腸内細菌のバランスが悪くなると便秘になり、免疫力が低下したり、脳内ホルモンのバランスが崩れるといったことが起こるなど、体内の免疫システムの大半が腸に由来しています。
腸内環境が悪くなると身体全体の免疫力も低下・免疫力が落ちると風邪を引きやすくなる…など、病気にかかるリスクが上がるというしくみです。
つまり、腸内環境を整えることが健康を維持するためにはとても大切なことなのです。
腸内環境を整える情報は多くありますが、腸内フローラは国や地域によって同じ傾向にありますが、1人1人違うことから、同じ健康法を例にしても意味のないことや、若しくは害になることがわかっています。
日本人が海外で長期間滞在していると、日本食が食べたくなるのは、生活習慣と食が変わったため、腸内環境が急に変わってしまうからです。
腸内細菌には元に戻そうという本能があり、脳と腸とは迷走神経でつながっていることから、日本食を食べたくなるのではないか…という説があります。
その「腸」は、脳にも密接にかかわっていて、脳の司令なしでも動いています。
脳の司令なしに働ける第二の脳「腸」
腸の主な役割は、体内に取り込んだ食物を消化、栄養分を吸収し、便として排出する。
それが一般的に知られている腸のはたらきですが、実は腸は「第二の脳」とも呼ばれている重要な臓器です。
人は脳の司令によって動いているので、腸も脳に支配されていると思われがちです。
しかし、最近の研究で、腸は脳の司令なしに働くことができことから、どちらかというと「腸が脳を支配している」と言えます。
第二の脳「腸」があなたの思考や感情をコントロール
昔から「腹をくくる」「断腸の思い」「腸(はらわた)が煮えくりかえる」「腹の中を探る」など、「腸」が「脳」に似た何らかの働きをしていることを先人たちは経験的に知っていたのかもしれません。
精神状態を安定させ、ポジティブな気持ちや精神的な安らぎを作り出す幸せホルモンの「セロトニン」や「ドーパミン」。
その神経伝達物質である「セロトニン」や「ドーパミン」の95%は腸で作られています。
「腸」には脊髄に匹敵する数の神経細胞が存在し、体内に有害な物質が入ってくると、「脳」の判断を待たずに大量の分泌液を出して下痢を引き起こし体内から排出しようとする働きをします。
腸は脳から独立して働くことができる唯一の臓器で、腸が第二の脳と呼ばれる理由はそこにあります。
このように、人の体には頭脳以外の”脳腸”が存在し、頭脳にも負けない…それ以上に重要な役割を担っていることが分かってきました。
どうしたら「腸」を育てられるのか?
脳と同じ…それ以上の働きをするのであれば、「腸」をきれいに掃除したくなりますね。
そして、善玉菌が元気に働いてくれる環境を維持したくなります。
では…どうしたらいいのか?
東京医科歯科大学名誉教授の腸のパイオニア 藤田 紘一郎氏は「簡単だ!」と言います。
「日本の伝統食への回帰、これを実行すること」で腸内細菌を増やすことができるとのこと。
欧米の食文化で肉などを中心にファーストフード系の食事が増えた日本。
腸が乱れている現代人は、伝統的な和食の材料であるイモ、ニンジン、ゴボウ、大豆などを使用し、ぬか漬けなどで腸を整え、日本食には腸内細菌が好む食物繊維をたっぷりとることが必須のようです。
日本食とはいえ、味付けなどは自由なのですから、食材を意識することが一番!
食物繊維・こうした食材をたくさん食べることで、腸が作りだす「幸せ物質」を増やすことができるのです。
「乱腸食品」を食べるのをやめて、「整腸食品」を家庭料理に取り入れる
体に溜まった毒素を排出させる
そして、旬のモノのエネルギー力を取り入れることです。
腸は心と体の健康を司っていることを4編に渡って紹介してきました。
私たちが住む日本には、四季があり旬のものは普段食べる栄養以上のパワーがあります。
当サイトでは1年365項目を意識・実践することで、1年後の心と体を元気になるように綴っていきます。
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東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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