春人参・カラフルにんじん・普通ニンジンを比較するとハッキリとした違いがあります。
普通のニンジンは一年を通して市場に流通していますが、季節によって違いがありますし、色は栄養内容を意味することが多いです。
いろいろな「人参」の効果を紹介します。
Contents
春人参は生で食べよう!カラフルにんじんは効能がプラスされる!
春一番に収穫される人参「春にんじん」は2月頃から出始め、3月下旬頃から旬に入ります。
春にんじんの特徴といえば、別名雪下にんじんとも言われ、寒い冬の間甘みを蓄えて、暖かい春を待って収穫され、煮物で多く使われる普通のにんじんよりも、非常に軟らかくて独特の甘みがあります。
生サラダや半生で火をあまり使わない料理・ジュースなどに適しています。
にんじんでもイメージしている色とは違って、新しい野菜が出回るようになりましたね。
子供の頃から馴染みのある野菜のひとつにキレイな橙色のにんじんがあると思いますが、赤・黄・紫・白といろいろな色のモノが続々と出回ってくるようになりました。
橙色はβカロテンが多さで濃さが変わり、カラフルなにんじんはそれぞれの効能が色素の割合で変わります。
- 赤色人参
トマトに多いリコピンが多く、血液サラサラに!
京人参とも言われていて、肉質がやわらかい割りに煮崩れしにくいのが特徴。
甘味があってにんじん臭さは少ないですが、特有の風味あります。 - 黄色人参
とうもろこしのキサントフィルが多い。
外側中身と中心部まで鮮やかな黄色なので、料理の彩りに使えます。
甘味が強く、加熱すると橙色より柔らかくなります。 - 紫色人参
ブルーベリーや赤ジソに含まれるアントシアニンが含まれています。
外側が紫色・中身はオレンジ色で、甘味が強く(糖度10~13度)です。
普通のにんじんのポリフェノールは約10倍・ビタミンCは約3倍含んでいます。 - 白色人参
大根のような綺麗な白色です。
にんじんの独特の臭いが少なく甘味も強いです。
歯ざわりが良く、皮が薄くて柔らかいので、皮ごとピクルスやスティックサラダに向いています。
蒸すような温野菜にすると甘みが増して美味しいです。
普通ニンジンの薬膳効果!人参はβ-カロテンの王様
英名の「キャロット」から「カロテン」という言葉の語源になってるほど、人参には、βカロテンが含まれています。
カロチンは体に吸収された一部が体内でビタミンAに変わり、粘膜を丈夫にする働きがあります。
喉や鼻の粘膜を丈夫にすることによって、ウイルスや細菌の侵入経路で食い止めることができるのです。
薬膳的解釈
[五味-甘味・五性-平性・帰経-肺・脾]
- 五味-甘辛味
甘味:緊張を緩めたり、味を中和する作用 - 五性-平性
温めも冷やしもしない - 帰経-肝肺
肺:呼吸・宣発と粛降・水のめぐりを司る
脾:運化・昇清・統血を司る
人参は橙色の濃さによっても栄養価が違います。
カラフルな人参も、それぞれちがった栄養によって効能が変わります。
人参の食材効果
● 心の機能を安定させる
● 抗酸化作用
● 細胞の老化防止
● 体内に入るとビタミンAに変化
● 風邪の抵抗力を高める
● 皮膚を丈夫にする
● 胃腸の粘膜の強化
● 目のトラブルの改善
● アンチエイジング
● 血行不良・冷え性改善
● サラサラの血液に改善
● 美白作用
● 乾燥肌の緩和
● 抗酸化作用
● 抗酸化作用
● 消化の働きを良くする働き など
β-カロテンは、油との相性がとても良いので、煮物よりも揚げ物や炒め物にすることで栄養を効率よく摂取することができます。
普通の人参は加熱や油でβ-カロテンが2倍・4倍・6倍とアップすることが知られ、調理法や切り方によって免疫力をつける力も大きさ差がでます。
姉妹サイトで紹介しています。
関連記事:にんじんの効果効能-栄養素をアップさせる調理方法とレシピ8選!酵素やβ-カロテンが2~8倍UP!
葉の部分にも、ビタミンCやカリウム、カルシウムが、根の部分よりも多く栄養価が含まれています。
葉付き人参がありましたら、和え物・おひたし・炒め物にしてみましょう。
にんじんの生食で注意したいのが、アスコルビナーゼという成分があり、ビタミンCの破壊酵素が含まれています。
アスコルビナーゼは熱や酸に弱いので、油で加熱するか、レモン汁のようなクエン酸などを同時に摂ることをおすすめ
しかし、サプリメントのβ-カロチン単体での摂取は危険ですので、注意してください。
にんじんりんごジュースは酵素倍増!レモンを入れましょう!
なぜジュースがいいのか!
野菜や果物ははすりおろすことで細胞の膜が破れて、中に閉じ込められていた細胞内の酵素があふれ出すので、酵素が活性化され、サラダにして食べるよりも、2倍!3倍!…と酵素を倍増させて体内に摂り入れる事が出来るのです。
我が家では、朝コップ1杯の「にんじんりんごジュース」などジュースをよく飲みますが、ジューサーではつくりません。
食物繊維を食べてしまいたいからですが、慣れてしまうと子供でも平気で飲んでしまいます。
にんじんを生で摂取する場合はレモンなどのクエン酸が必要なので、レモンを使います。
ミキサーに、にんじんとりんごを皮のまま入れて、レモンを絞ります。
水をいっぱいになるまで入れて、はちみつを入れてガーーーってやるだけ!
はちみつには抗菌作用もありますし、ちょっと甘くなる目的も含めてジュースに入れてます。
生の酵素を取り入れることは決して難しいことではありません。
子供から大人まで、簡単で生の酵素を効率よく摂取する方法は、「ジュース」にすることです。
グリーンスムージーなども簡単にできるので、ジュースを作るのが、面倒くさくありません。
様々なメディアで「ひとり暮らしをさらに豊かにする小型家電」として話題になっていますが、使用してみると、本当に使い勝手のよいミキサーで、作ってコップに入れ替えることなく、そのまま飲めるようになっているのですごく便利でした。
ミキサーがない場合は、無添加の市販のジュースでもいいと思います。
新鮮でないと効果がないとも言われていますが、現代の技術は進化しているので、こだわっているジュースであれば、よい効果が得られると思います。
できることなら、自家製が一番新鮮だと思うのですが、面倒くささによって新鮮なジュースから離れてしまうのであれば、簡単に飲むことができる方法もいいのかもしれないと、考えるようになりました。
腸活を意識すると、添加物が腸内を荒らしてしまうので、無添加のものにはこだわりたいと思います。
食べ物は従来、すべてを食べて栄養のバランスがとれると言われ、人参の根だけではなく葉も加えている「一物全体食」のジュースはおススメです。
無農薬にんじんと国産りんご・国産レモンと国産原料100%のストレートジュースで、楽天では連続1位です。
楽天では送料無料で3,980円ですが、3回の定期購入をすることで初回は半額になるというメーカー直からの購入がお得です。
お得な冷凍の袋タイプや瓶タイプなどを用意してくれています。
通販でなくても、街のスーパーでも無添加ジュースは売られていますので、ちょっと意識してみましょう。
すべての人がジュースにできるわけではない…買い物に行き無添加ジュースを探す時間がないという方に、おすすめの3点を紹介しました。
↓当ブログ:新型コロナウイルスのページ↓
↓今月の健康プログラム 目次ページ↓
東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
DNAフードゆるラボ 関連記事
最新記事 by TOMOIKU 京子 (全て見る)
- 7月文月「暮らしの歳時記365日」四季の流れで心と体を整える - 2022年6月24日
- 【6月・水無月】旬の食材を生かして、胃を休めて夏に耐えられる体の対策! - 2022年6月1日
- 6月水無月「暮らしの歳時記365日」四季の流れで心と体を整える - 2022年5月31日