黒きくらげの効果効能などは、別記事でも用意していますので、合わせてお読みいただくと、より深くご理解していただけると思います。
薬膳での“腎”を補う食材を使用しているので、寒い冬に体調が優れない方におすすめです。
Contents
「黒きくらげの佃煮」効能の薬膳的解説
佃煮というと昆布をつかうことが多いですが、食感が似ている黒きくらげでも、すごくおいしくできます。
【黒きくらげの効能】
- 血がサラサラの浄化作用と貧血
薬膳の解釈で、黒きくらげには、血をサラサラにする浄化作用や血の滞りが改善され、止血作用・不正出血や生理痛・更年期障害など、血と腎臓を補う力があるとされています。 - 食物繊維が多い
ゴボウの3倍の食物繊維で、整腸作用があり、便秘などの解消になる。 - 骨を丈夫にするカルシウムと吸収を促すビタミンDが豊富
太陽を浴びなければなかなか生成できないビタミンDと、カルシウムの両方が含まれているため、相乗効果がある。
【大豆と煮干しをプラスした効能】
- 大豆にも浄化作用があり、血中コレステロールを下げ、血管をしなやかにし、、黒きくらげとの相性がよく、高血圧予防。
- 大豆イソフラボンや大豆サポニンの抗酸化作用による抗がん効果や更年期障害改善を期待。
- 大豆には黒きくらげの食べ合せで相性がよいオリゴ糖が豊富で、風邪予防や美肌・粘膜の潤わす。
- 煮干しには脳卒中や動脈硬化、認知症やうつ病を予防する「DHA」や、花粉症やアトピー性皮膚炎の抑制、血栓、心筋梗塞の予防の「EPA」が豊富
- 煮干しはカルシウムが豊富で、黒きくらげや大豆との食べ合せにより、骨を強化する働きをアップさせる。
- 煮干しの鉄分によって、貧血予防し、黒きくらげの効果をアップさせる
- 煮干しに含まれている亜鉛によって、発育や生殖をコントロールする働きが弱っている“腎”を補う、新陳代謝に必要な酵素をつくる成分となる。免疫細胞を活性化し、生活習慣病から体を守る役割。
食べ合せによって、効果効能がアップします。
「黒きくらげの佃煮」腸活や貧血・骨の強化レシピ
昆布でつくられる佃煮ですが、黒きくらげで作る方がコリコリプリプリして、その食感が私は好きです。
腸活を意識している方や、骨の強化が必要なお子様や骨粗しょう症予防・血をサラサラにして整えるため、貧血気味の方や更年期障害・動脈硬化予防など血液に関係しているトラブルを抱えている方におすすめです。
■材料———
<具材>
- 黒きくらげ
- 大豆(水煮か蒸したもの)
- 煮干しなどの乾燥された小魚
黒きくらげ(乾燥)が10gと他の具材をプラスしたの場合の合わせ調味料なので、他の具材など量によって量は調整してください。
<合わせ調味料>
- てんさい糖…小さじ1
- みりん…大さじ2
- 料理酒…大さじ1
- しょうゆ…大さじ2
- 白すりごま…大さじ1
(私は見た目より栄養を考えすりごまにしています。見栄えが「いりごま」の方がいいです)
黒きくらげの食物繊維に「オリゴ糖」を含むものをプラスすることで、食物繊維の効果を発揮しやすくなるので、砂糖もオリゴ糖を含む「てんさい糖」を使用しています。
作り置きができるので、数回に分けて食べる予定でつくれます。
今回私は乾燥1袋(30g)を使用した上、具材も多めだったので、合せ調味料はの5倍量にしました。
●作り方-—————-
- 黒きくらげはパッケージの表記通りに戻して、好みの大きさに切っておきます。
(私は千切りにカットしてあるタイプの黒きくらげを使用しました) - フライパンにきくらげや他の具材と合わせ調味料、中火で加熱して煮立たせます。
- 味が馴染んできたら白いりごまを加え、強火で炒め合わせます。
- 汁気が少なくなり、全体に馴染んだら火から下ろして、器に盛り付けて完成です。
今回の黒きくらげは、街のお店でスライスされているタイプのものが売られていたので、それを使っています。
一般的に佃煮に使われる昆布もミネラルいっぱいで効能効果もスゴイですが、黒きくらげも同じような食感で、昆布に負けず栄養が豊富なので、海のものと山のものの両方を使うようにしています。
私が常にストックしている「黒きくらげ」は、タマチャンショップのものです。
国産自給率1%と、貴重な黒きくらげですが、プチプリしておいしく、国産なのに比較的リーズナブルです。
水に戻してから好みの大きさにカットできます。
貧血に悩んでいる方は、黒きくらげなどの黒い食材の黒豆や黒ごま・黒米・昆布・ワカメ、海苔、ひじき、黒砂糖、黒酢などを食べるようにしましょう。
便秘に悩んでいる方は、食物繊維がごぼうの3倍ある黒きくらげはおすすめ!
整腸作用をもっとアップさせるためにも、オリゴ糖を多く含む食材の大豆や砂糖でもてんさい糖などと合わせて食べるようにすると、吸収率がよくなります。
中華丼や五目麺等に1~2枚ぐらい入っているような脇役の食材で使うことが多いと思いますが、是非使う頻度を多くして、弱っている“腎”を補ってくださいね。
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東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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