食べ物は命を未来に繋ぐ大切なものです。
クコの実はお酒が好きな方や肥満の方の脂肪肝を防ぐ効果や肝機能改善と、滋養強壮や疲労回復を期待している方には手軽でリーズナブルな食材です。
スーパーモデルのミランダ・カーさんやマドンナさんが美貌を保つために愛用しているということで、セレブ愛用のスーパーフードと世界的に美容健康によい食材とされるようになりました。
スーパーフードとは?
栄養面で優れていて、抗酸化作用が高く、老化防止や生活習慣病の予防とガンのリスクを遠ざけ、少量で栄養素と健康成分を効率的に摂れる低カロリーのものです。
日本の食材でスーパーフードとされているものは、豆類の納豆・味噌・豆腐、飲み物では甘酒・緑茶・抹茶などです。
Contents
不老長寿の実と呼ばれる薬膳食材「クコの実」
薬膳ではあらゆる食材を「五性」熱・温・平・涼・寒と五段階に表わしています。
漢字のイメージ通りに分けられています。
体を温める←どちらでもない→冷やす。
漢方や薬膳が何となく良いような気がするけど、良くわからないという方がいて、私は市民対象の学習センターで無料講習することがあります。
その時質問が多いのが、体にいい食材は何ですか?という漠然とした内容が多いのです。
基本体を温めましょう。という内容なのですが、体が冷えてしまう食材だけど、温める食材といっしょに食べることで体に良い食材というものが多くあります。
その代表的なものが「クコの実」です。
薬膳では「クコの実」はポピュラーな薬膳素材になります。
クコの実はナス科クコの果実で生薬名は「枸妃子(くこし)」で、基本ナス科の植物には体を冷やす作用があるので、クコの実を摂取することによって体が冷やされます。
しかし、摂取する量は添える程度の数粒で、イメージすると杏仁豆腐の上に乗っている赤い実程度の数粒で、薬膳としてお粥の具にも使用されています。
「不老不死・不老長寿の薬」と言われる食材なので、食べることの効能の利点を考えて、毎日私は5~10粒ほど料理に使用しています。
食材すべてに言えることなのですが、良いからといって大量に食べれば良いというものではありません。
良い」という食材は、決まった量以上摂取してしまうことで、副作用があります。
生薬「クコの実」効果効能-帰経する五臓「肝・腎・肺」
生薬とは、天然に存在する薬効を持つ産物から有効成分を精製することなく体質の改善を目的として用いる薬の総称。生薬の大半は植物由来のもの。
<ウィキペディア>
生薬って、苦くて食べにくいというイメージがありますが、クコの実はフルーツのようです。
調理をする必要もなく、甘いドライフルーツのような生薬なので、とても食べやすいのがいいですね。
そのクコの実の効果は、とても多くおすすめしたい生薬のひとつです。
大量に含まれているβ-カロテン・100種類以上のビタミン・ミネラルが多く、滋養強壮として肝と腎をサポートする作用がある食材です。
肉体の成長に欠かせないグルタミン酸・アルギニンなどの必須アミノ酸5種・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・ルチン・ニコチン酸なども含まれています。
温活として血行を改善し冷え性・むくみなどの改善に効果的なルチンや、リノール酸によってコレステロールを体外に排出し、ビタミンB2も含まれるので脂肪の燃焼を助けることによってダイエット効果でき、ベタインの作用により肝臓の働きを活発にして、肌や髪の健康を維持して肝脂肪を防ぎます。
クコの実は世界三大美女の1人である楊貴妃が美容健康のために摂っていて、日本では平安時代命を養う薬として紹介されていました。
数百年安定して滋養があり老化防止に効く不老長寿の妙薬とされていました。
アメリカの医師スティーブン・プラットの著書『スーパーフード処方箋〜あなたの人生を変える14の食品』で多くの人に知れ渡ることとなります。
- 滋養強壮
- 抗炎症などの効果
- 肝臓病の予防
- ガン予防
- 高血圧や低血圧・動脈硬化の改善
- 胃腸病の改善
- 血行促進、血圧や血糖値の安定・血管を丈夫にする
- 腰痛や膝痛などの老化防止効果
- 免疫調整効果
- 視力回復
- 多糖類と呼ばれる解毒効果
- 皮膚と粘膜の健康効果
- ダイエット効果
- 老化防止の効果
<参考:スーパーフード処方箋〜あなたの人生を変える14の食品>
資生堂、「枸杞(クコ)の実」エキスの経口摂取による新たな美白効果を発見
資生堂は、和漢生薬として有名な「枸杞(クコ)の実」のエキスを経口摂取すると、紫外線を浴びて
①肌が赤くなる紅斑や黒くなる黒化を抑制する
②黒化した肌の回復を早める
…という新たな作用メカニズムの美白効果があることを世界で初めて発見しました。
この発見により、「枸杞(クコ)の実」を経口摂取すると、お客さまが望んでいるシミのできにくい肌体質づくり
が実現でき、からだの内側から美白ケアを行うことができる可能性が大きく示唆されました。<参考 : 資生堂 資料>
薬膳で人気No1!クコの実の摂取量・副作用・使用方法
がん予防には一日5粒と言われています。
月経促進作用があるベタインが含有されているので、妊婦あるいは授乳中の摂取は避けたほうがよいとされています。
杏仁豆腐などに添えられているように、クコの実を大量に使用したレシピが薬膳では存在しないので、私は10粒以上は食べません。
私は、多くても20粒だと思っています。
よくドサッと使用している料理を見かけますが、クコの実は「薬用果実」です。
厚生労働省は、葉と実を非薬品・根皮を医薬品という区別をしているように、食べ過ぎは人によっては胃腸を痛めてしまいますが、効能があるからと1日数十粒も食べてしまえば「クコの実」に限らず腹痛を伴います。
何でも適量を継続することで、効果がみられるものです。
1日数円の健康食材!不老長寿の実と呼ばれる「クコの実」はリーズナブル!
いくら体によいとわかっても、購入できないような価格では継続はできませんね。
しかし、普通のドライフルーツのような価格であることから、身近に感じられる生薬だと思います。
1日◯円ぐらいでリーズナブル
このクコの実は毎日10粒食べるとすると、小袋(25g約200粒)を購入するとひとり約1日10円の健康法です。
私は大袋を購入するので、1日5円の健康法になっています。
乾燥されたドライフーズなので、賞味期限が約1~2年位と長期保存が可能なので大袋を購入しています。
そして、できることなら、農薬が使用されていないオーガニックが理想なのではないでしょうか
クコの実の使用方法
1年前の孫が作った七草粥にもクコの実が添えてあります。
サラダにちょっと乗せるだけでかわいいサラダになりますし、お菓子ではドライフルーツのような扱いで、パウンドケーキにも合います。
杏仁豆腐に赤い実が乗っているのが、みなさんは一番目にすることが多いのではないでしょうか。
数粒なんて、食べたかどうかわからないくらいですが、数円の健康法なので、試してみてはいかがでしょう。
クコの実はスーパーでも売られるようになりました。
ポリポリおやつとして食べたっていいのです♪
食事のちょっとした工夫で、効果を期待できる「クコの実」薬膳の食材をプラスしてみませんか?
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東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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