体質診断「瘀血(おけつ)」血の巡りが悪い状態で新陳代謝が低下

体質のチェックシートで瘀血(おけつ)タイプが一番点数が多かった方のページです。

まだ体質チェックをされていない方は、ぜひチェックしてください。

瘀血タイプは血の巡りが悪くて血行不良

体が元気であることを保つために必要な「」「けつ」「すい」の要である「けつ」の巡りが悪い状態です。

気・血・水の3要素バランスとは…
関連記事:不調の原因-気・血・水の3要素バランス

血の巡りが悪いと様々な病気の発症がみられます。

体の末端に栄養が運ばれず、新陳代謝が低下して老廃物が体に溜まりやすい状態になるからです。

体にしこりができやすく、肩こりに悩まされたり、ガンなどの腫瘍もできやすい体です。

皮膚の色が浅黒く、手足の冷えが出やすくなり、そばかすが多いことや、便が黒っぽいのも特徴にあがります。

婦人系のトラブルが多いので、特に女性は気をつけましょう。

瘀血タイプは血の巡りが悪くなる原因・症状について

血の巡りがよくない状態は多くの病気を引き起こすので、早めの改善が必要です。

食べ物では、甘いモノや肉類を食べたい人が多く、血がドロドロな状態です。

症 状原 因
  • 関節炎
  • 動悸や不整脈
  • 毛細血管が浮き出る
  • 顔や唇の色が暗い
  • シミそばかすが多い
  • 下肢に静脈瘤
  • 血行不良が原因の病気 etc
  • 肉類が多い食事
  • 新陳代謝が低下
  • 運動不足
  • ストレス
  • 飲酒
  • 夜型生活 etc
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瘀血タイプの生活

どんな体質でも、疲労は先天的に持っている体質要素を悪化させてしまいますが、「血」の流れが悪いと、様々な病気を引き起こします。

仕事が忙しいのと、適度な運動は別物です。

適度な運動が必要な瘀血タイプの人は、同じ姿勢で長時間取り続けないようにして、デスク仕事でも1時間に一回は立って軽く体を動かしましょう。

体を冷やすことなく、夜はシャワーではなく温かい湯舟にゆっくりと体を温めることが大切です。

血の流れを良くするために、マッサージもおすすめです。

薄着も避けて、夜型生活と酒を飲む生活には気を付けることが瘀血解消につながります。

新陳代謝を高めましょう!

瘀血がよくなる食養生

瘀血タイプの人は、冷え性で四肢が冷えて、慢性疼痛に悩まされていることが多いです。

体を温める食材を意識しましょう。

参考ページ:【温活】冷えとり食べ物5つのルールと常備食5つ

体を温める「温熱性」「辛味」の食物で、発汗・利尿・解毒を促進させます。

  • 温熱性の食材…たまねぎ・にら・にんにく・山椒・シナモンなど
  • 辛味の食材…しょうが・ねぎ・しそなど

【瘀血の食養生】

  • 体を温めるようにする
  • 体を冷やすものは食べない
  • 脂肪の多い食品を食べない

【瘀血改善の食材と注意】

  • 温熱性・辛味の食材を使用
  • 辛味の熱性の強い食材を避ける
  • 活血作用のある食べ物を使用
  • 肉より青魚を食べる
  • クエン酸をとる
  • 菓子類の甘味のあるものを避ける

【瘀血タイプ:おすすめ食材】

  • 漢方食材:シナモン・紅花サフラン
  • 薬味:にんにく・ウコン
  • 穀類&豆類:黒豆・小豆・大豆
  • 野菜&きのこ:たまねぎ・ニラ・トウモロコシ・キャベツ・さといも・黒きくらげ
  • 果物&木の実:もも・ブルーベリー
  • 魚介&海藻:かつお・たら・カニ
  • 肉・卵&乳製品:————
  • 調味料:黒砂糖・お酢
  • 飲み物:ウーロン茶・ジャスミン茶

 

香り成分が多い野菜は、香りの精油成分に気の流れをよくしてストレスを解消するはたらきがあるので、長時間火にかけすぎないようにしましょう。

  • 青背の魚(いわし:温性/甘味・さんま:平性/苦味・あじ:温性/甘味)血液をサラサラにし、「気と血」を補う。
  • カニ(寒性/鹹味)血を活性化して「瘀血」を散らしてくれますが、「寒性」なのでお酢などで中和させる
  • にら(温性/甘味・辛味)体をあたため血行がよくなり、胃腸の調子を整えて疲労回復になる
  • にんにく(温性/辛味)循環器系疾患の改善予防になり、疲労回復作用・滋養強壮・解毒作用がある
  • 紅花・サフラン(寒性/甘味)鎮痛作用と血行をよくする作用があり、イライラ解消にもよい
  • たまねぎ(温性/辛味)体を温め血液をサラサラにし、血中脂肪や血糖を下げるはたらきがある
  • らっきょう(温性/苦味)心臓によく動悸や不整脈を改善し、血の流れをよくする
  • シナモン(熱性/辛味)脾胃をあたため、発汗作用があるので、冷え性によく、毛細血管を育てる
  • 黒きくらげ(平性/甘味)血液浄化作用があり、血を補い血行を促し、貧血や子宮出血などを改善する

何を食べたらいいのか?…と悩んだら、体を温める食材を中心に、よく噛んで食べましょう。

早寝早起きを習慣にして体内時計を整え、休息を十分にとって、適度な運動を心がけ、体のリズムと食のバランスに注意しましょう。

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DNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪

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【「和漢膳料理研究家」女子栄養大学にて食生活指導士・漢方養生士・中医薬膳士・防災士・ペット食育士】 生涯学習コーディネーターとして、学校支援地域本部事業や成人の学習支援に参加し、生涯学習の振興発展に寄与することを目的とする自治体に登録し、公共地域の活動に参加しています。講演内容は、子どもの食育・成人の療養食・防災食・動物の「食」について、企業相談や地方講演を行っています。

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“漢方養生士・中医薬膳師・女子栄養大学食生活指導士”として「薬膳・ローフード・スローフードの健康的な食事」
“LOHASライフスタイリスト”として「ロハスな生活」
“愛玩動物飼養管理士&ペット食育士”
として「犬・猫・うさぎの食事」
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として「子供の悩み相談」
“AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)”として、企業コンプライアンス・ライフプラン・金融、保険など6つの専門分野など、企業相談や地方講演と地域の活動を行っています。

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