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「木を見て森を見ず」健康法をしている人が多い現実
便秘に悩んだり、メタボ体型が気になるために、腸を整える目的で、ヨーグルトを多めに食べたり、様々な食品を食べ続けてみたけれど、なかなか良い結果が出ない…。
成人大学講座「健康を目的とした料理講座」開催したときに、そのような方があまりにも多いことに正直びっくりしました。
そのような悩みを抱えている方が、講座に出席されているので当たり前なのかもしれませんが、多くの情報から様々な努力をしている方がとても多いのです。
それなのに、便秘やメタボ改善ができない…健康であることに不安を感じる。
それは、「木を見て森を見ず」で、便秘を改善したい!メタボ改善!血糖値の急上昇を抑えたい!という、枝葉の目的を最優先し、短期的な結果を求めているのでなかなか改善されません。
痩せるためにひとつの食品を試して、それで2~3か月で結果が出ても、リバウンド…若しくは副作用が出る…。
健康補助食品を飲み続け、結果が出ても金銭的な負担があるために、継続不可…その健康補助食品を止めた途端に以前よりも悪化する…。
そのひとつの食品や健康補助食品がなければ、美容・健康を保てない体に育ててしまっているのです。
副作用がないと言われていても、継続することで「それがないと調整できない体」になっている…このことは「副作用」ではないのでしょうか?
そんな総合的な問題から、「食」に関しては「バランス」というキーワードがとても重要なのです。
腸を整えることが元気の源!
私たちの体は食べ物からできています。
「木を見て森を見ず」…体で気になるある部分だけを悩み改善しようとしても、基本となる食べ物のバランスが悪く、腸が整っていなければ、栄養が隅々まで行き渡りません。
生きている限り「食べる…出す」という行為は死ぬまで続けていきます。
腸が栄養を吸収し、元気に動けるように体にエネルギーを与える…不要な老廃物は体から出す!
…という、当たり前のことを心がけるだけです。
そして、長い人生の中で、長年蓄積されてきた悪循環体質を、数日や1か月で結果を得ようと考えることに無理があります。
でも、ちょっとの改善で1年後の自分が変化したと感じられるような、そんな無理なのない健康法は、未病状態の人におすすめしたいと思います。
現在、どこか患っている方は医師の指導のもとで食事相談をすることをおすすめしますが、当サイトでは昔ながらの食事をおすすめしているので、特別な食品のアレルギーや疾患がなければ大きな問題はないと思います。
まず、自分の腸の体質などを知ることも大切な健康管理です。
「腸を整える」ことは、すべての健康に繋がります。
薬の乱用や、添加物が多い食品を食べ続けることは、腸にとってデメリットしかありません。
腸を育てるために、何が必要か?
大きなポイントである「水溶性食物繊維」を意識する腸活や、腸内細菌を整える食べ物のこと…と、腸活と菌活は一体になって「腸を整える」ことで、健康的な体への道になります。
なぜ「水溶性食物繊維が多い食品」を知る必要があるのか?
便秘の解消のために…腸を整えるために乳酸菌を食べなくちゃ!…と多くの努力をしても改善されない方は、食物繊維の食べ方が違う方向に行ってしまっていたり、自分の体のDNAに合わない乳酸菌を摂っている場合があります。
たとえば、日本人にとってワカメは重要な栄養源ですし、便秘解消にもおすすめの食材ですが、それは海に囲まれた日本人だからこそで、欧米人はワカメの栄養を吸収することができないのです。
豆乳も同様、日本人と欧米人では吸収率は違いますし、日本人のように外国人がワカメや豆乳などを摂りすぎると下痢などの副作用を生み出します。
大豆イソフラボンを乳酸菌で発酵させた「エクオール」の効果の違いでお判りいただけると思います。
なかなか改善されない方への記事を用意しています。
●腸を整える上で、水溶性食物繊維が必要であるという記事
●ペラペラ腸から美腸へ意識する記事
●日本人の腸に合う植物性乳酸菌「ラブレ菌」京漬物の菌がヨーグルトに!
●オリゴ糖の種類と効果!腸内環境を整え善玉菌を増やす食品で菌活
●水溶性食物繊維が多い食品ランキング!総合評価「大麦」効果は腸の救世主
水溶性食物繊維が多い食品ランキング!
日本では身近な食材ではありませんが「エシャロット」などは、とても水溶性食物繊維が高いのですが、家庭の食卓にあがることは少ないと思います。
今回のランキングは、一般家庭でよく使われる食材を中心に、水溶性食物繊維を多く食べることができる食材を基準に考えています。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の摂るべき理想の比率は[2:1]です。
その基準を満たす食事は難しいですし、良質な食用油の摂り方や腸内細菌の状態で状況は変わります。
そのような様々な腸内を考えても、水溶性食物繊維がとても少ない食生活になっているのです。
私たちのDNAは、玄米や麦ごはん…お味噌汁に漬物…という、昔ながらの食事で体が整うようになっていることが、本当によくわかります。
総合評価「大麦」効果は腸の救世主
不溶性食物繊維のグラフの長さをカットしているので、見づらいかもしれませんが、水溶性食物繊維が不溶性食物繊維より多いのは、上記グラフによると大麦とにんにくだけです。
そして、100gあたりの含有量は多いけれど、一度の食事で大量に食べることができない「ニンニク」は多くても1日1片なので、大量に食べることができません。
ですから、食材に「ネバネバ食品」が必要になるのです。
「麦ごはんにとろろ」と、昔から整腸作用があるごはんとして代表されている食事が、現代の私たちの食生活の救世主になります。
誰もが手ごろに食べられる救世主は、総合評価「大麦」になります。
大麦効果は腸を整え、血糖値の上昇を抑制し、高コレステロール・メタボの改善をする食材です。
次のページは、腸の救世主の「大麦・もち麦の効果!腸を整え便秘・メタボ・生活習慣病改善と活用法」を紹介します。
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東洋人である日本人のDNAによる体質をいかした食事を心がけて…♪
日本人(東洋人)の体質を基本に、温活・腸活・菌活を意識して、生活習慣と食生活を心がけましょう。
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